サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「・・・さて、絶花」
「・・・どうしたの、太郎」
剣崎さんから無事にブレイドライドウォッチを受け取る事が出来た。
その後、剣崎さんは俺達とは別に出したオーロラカーテンを通じて、そのまま帰って行った。
僅かな出会い。
それでも、俺達にとっては大きな一歩をくれた人との別れはとても辛かった。
だが、それ以上に、俺達は彼に感謝していた。
しかし、それ以上に今は、俺達は目の前にある現実を直視しなければならない。
「どうやって、帰ろう」
先程から、ディケイドライドウォッチがまるで反応しなかった。
この世界がどこなのか、俺達はまるで知らない。
頼りになるディケイドライドウォッチはまるで動く様子はない。
「・・・とっとにかく、何か手掛かりがあるかもしれない!幸い、ここは」
そうして、俺達が見渡した。
先程は夢中になっていたが分からないが。
「「確実に日本じゃない」」
その光景に、俺達は思わず呟く。
「海外では、色々と危険だからな、とりあえずどうする?」
「森で野宿する?まぁ、一ヶ月程度だったら」
そうして、俺達が話していると。
「どうやら、お困りのようだにゃ」
後ろから声をかけられた。
振り返ってみると、そこに立っていたのは、黒の着物を身に纏った女性。
まるで花魁のような格好をしている彼女は俺達を見ており。
「ねぇ」
「私かい?私はただの通りすがりの親切なお姉さんだにゃ、何やら困っているのならば「いや、何をやっているんだ、黒歌」にゃっ」
俺の言葉に、黒歌は反応した。
「にゃっにゃにを言っているんだにゃ!」
「えっ、だって、その猫耳もそうだけど、尻尾。明らかに黒歌じゃない」
「いや、普通、これを見て、判断するにゃ!」
「そう言われても、俺、さっきから予知でお前が黒歌だって言っているのを見てるし」
「気配で一発で分かったし」
「あぁ、もぅこのカップルはっ」
何やら悪態をついているが、間違いなく黒猫である。
「あぁ、とにかく!あんた達には礼があるから、冥界から人間界に返すにゃ」
「冥界?」
「そうにゃ」
「・・・いや、待てよ、そう言えば、すっかりと忘れていた」
「えっ?」
黒歌を見て、何か忘れていると思ったが。
「という事でドラット!合体だ!」
「あっ」
すると、俺は、ずっと張り付いていたドラット達に呼びかける。
同時にドラット達は合体すると共に、そのままメカキングギドラへと久し振りに合体変身した。
「・・・えぇ、あの不思議ペットの正体がもしかして黄金龍だった訳にゃ」
「とりあえず、黒歌!ありがとうな!」
「黒歌は、どうする?」
「・・・止めとくにゃ。私はこれから用事があるから」
そう言った黒歌は冥界に残る事になった。
「そっか、まぁ何時でも遊びに来いよ」「じゃあね」
そうして、俺達は冥界から帰還した。
それと共に、夏の終わり頃。
次の最大の戦いに備えて。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王