サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「おお!なんか力がみなぎってくるぞ!」
ジオウトリニティとなった俺は、右手にジカンギレードと左手にはジカンザックスを持つ。
そして、その後ろには宙を浮かぶようにジカンデスピアも浮いている。
「まさか、こんな力があるなんて」
右肩からゲイツの声が聞こえる。
「だけど、なんていうか、動きにくいような」
左肩からウォズの声も聞こえる。
「そうだな!けど、これはこれで面白い!
アナザーリバイスは怒りの声を上げながら再び襲いかかってきた。巨大な尻尾を振り回し、地面を砕きながら突進してくる。
「よし!いくぞ!」
俺はジカンギレードを振りかざし、アナザーリバイスの攻撃を受け止めた。通常のジオウでは耐えられなかったその一撃にびくともしない。
「凄い!力が増してる!」
「俺たちの力が一つになったからな!」
ゲイツが言い終えると同時に、左腕にあるジカンザックスがアナザーリバイスの腹部に鋭い一撃を与えた。
「ギャオオオッ!」
アナザーリバイスが悲鳴を上げて後退する。
「すごいぞ!これなら勝てる!」
右肩のゲイツが興奮気味に叫ぶ。
「でも油断は禁物だ。まだ本領を発揮していない」
左肩のウォズが冷静に警告する。
「分かってる!行くぞ!」
アナザーリバイスは怒りに任せて口から炎を吐き出してきた。巨大な火柱が俺たちを飲み込もうとする。
すぐに両腕の武器を離し、空中に飛んでいたジカンデスピアを掴み、そのまま走り出す。
炎が迫る直前に、ジカンデスピアをまるで棒高跳びのように使い、高く跳躍する。
空中で回転しながら炎を避け、アナザーリバイスの背後に着地した。
「よし!」
そしてすぐにジカンギレードとジカンザックスを手に取り直す。
「ハァァッ!」
二つの武器を同時に振るい、アナザーリバイスの背中に十字の傷をつけた。
「ガアアッ!」
痛みに悶えるアナザーリバイスだったが、すぐに体勢を立て直し、尻尾で反撃してきた。
しかし、今度はジカンザックスで受け止め、ジカンギレードを銃モードにして発射。
「喰らえ!」
アナザーリバイスの肩に命中し、その巨体がよろめいた。
「よし!チャンスだ!」
それと同時に、ジカンザックスにバイスライドウォッチを、ジカンギレードにリバイライドウォッチを装填する。
『フィニッシュタイム!リバイ!ギリギリスラッシュ!』『フィニッシュタイム!バイス!ギワギワシュート!』
それと共に、ジカンザックスを弓のように構えて、放った。
放たれた先には、スタンプが現れ、そのままアナザーリバイスを抑えつける。
そして、そのままジカンギレードを使い、5の字に切り裂いた。
それによって、刻み込まれたのは50という文字。
それと同時に、アナザーリバイスは咆哮と悲鳴の混じった声を上げる。
「ガッアアッ!?」
50の数字はアナザーリバイスを締め付けながら吸収していく。
「やったか?」
「いや、まだだ!」
「あれを見ろ!」
ウォズの言葉に、アナザーリバイスの目を見ると、そこに宿るのは憎悪と怒り。
そして……
「これは……!?」
アナザーリバイスから、現れた2体。
そいつらは。
「ギフの力を手に入れたはずっ」「だがっまだだ!」
金色と銀色の歪な生命体。
おそらくは、アナザーリバイスの正体ではある。
その正体は、分からない。
だが。
「ここでトドメだぁ!」
「「えっ」」
『フィニッシュタイム!ジオウ!ゲイツ!ウォズ!』
「トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョン!」
俺の叫びと共に、ジオウトリニティの体が光に包まれた。
金色と銀色の生命体が姿を現した瞬間、俺は地面を蹴って空高く舞い上がった。体が浮遊し、その場で停止したとき、俺の体が分身するように三つの影が現れた。
「行くぞ!」
最初の一撃は俺の姿をした分身が金色の生命体に向かって放った。空中で逆さまになり、両足で鋭いキックを放つ。生命体の胸に命中し、衝撃波が駒王学園の校庭に広がった。
「まず一発!」
続いて現れたのはゲイツの姿をした分身。その分身が銀色の生命体に向かって高速回転しながら突進し、両足で鋭い蹴りを放つ。生命体の脇腹に命中し、激しい火花と共に生命体がよろめいた。
「これが俺たちの力だ!」
そして最後はウォズの姿をした分身。空中で静止したまま、生命体の頭上から落下するように強烈な蹴りを放った。その衝撃で生命体の頭部が歪み、悲鳴を上げる。
「まだまだ行くぞ!」
俺たちは今度は三方向から同時に襲いかかった。俺とゲイツの分身が金色の生命体の左右から同時にキックを放ち、ウォズの分身が正面から強烈な一撃を浴びせた。三つのキックが同時に命中し、生命体の体が激しく震えた。
「今だ!」
空中で俺たちは円を描くように旋回し始めた。その周りを「ジオウ」「ゲイツ」「ウォズ」という文字が次々と現れ、俺たちの動きに合わせて回転する。そして俺たちの動きが加速するにつれ、文字たちも光を放ちながら回転速度を上げていった。
「これで終わりだ!」
俺たちの体が光に包まれ、最終的な一撃を放つ準備が整った。三つの分身が再び合体し、一つの巨大な光の塊となって生命体に向かって突進した。
その光の中から、「TRINITY TIME BREAK BURST EXPLOSION」の文字が浮かび上がり、生命体の体に次々と突き刺さっていく。
「うわあああああっ!」
「ぐあああああっ!」
二体の生命体が同時に悲鳴を上げたその瞬間、俺たちの最後の一撃が決まった。両足を伸ばし、全ての力を込めたライダーキックが二体の生命体を貫いた。激しい閃光と共に生命体の体が内側から爆発し、黒い霧となって四散した。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王