サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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英雄派・激突

男の案内の元、俺たちは京都の裏道を進みながら八坂が捕らわれていると思われる神社へと向かった。

 

日はすっかり落ちて、辺りは薄暗い闇に包まれている。街灯の光だけが頼りだが、それでも京都の街並みは美しく見えるものだ。

 

「あの神社だ」

 

男が指差した先には古びた神社があった。

 

しかし、その周囲には明らかに異様な雰囲気が漂っていた。結界のようなものが張られているようだ。

 

「あそこか……」

 

俺は眉をひそめる。どうやら簡単には中に入れそうにない。

 

「どうするんだ?」

 

キンジが尋ねてきた。

 

「決まってるだろ」

 

俺は不敵な笑みを浮かべながら言った。

 

「タイムマジーンだ!」

 

事前に呼んでいたタイムマジーンを呼び出す。

 

「行くぞ!」

 

俺の合図と共に皆がタイムマジーンに乗り込み、神社の結界へと向かって突入する。

 

結界に衝突した瞬間、大きな衝撃が走ったが、タイムマジーンはそれを簡単に突破した。

 

神社の内部に入ると、そこには既に英雄派の連中が待ち構えていた。

 

「なっ……!何だあの機械は!?」

 

タイムマジーンの出現に対して、大半の連中は、驚きを隠せない様子。

 

そして。

 

「ほぅ、まさか、ジオウか。こんなに早く来ていたとはね」

 

「お前、ジオウが来る事も知っていたのか」

 

どうやら、既に兵藤達も事件に介入している様子だ。

 

「それはそうだろ。なんだって、彼もまた英雄派に入れるつもりで行動していた。最も、スカウトは失敗したがな」

 

「待て、その言葉では、ジオウは人間なのか」

 

すると、彼らはその事に驚きを隠せない様子だ。

 

「あぁ、彼は今でも人間さ。つまりは、俺達の強さを証明する意味もあるさ」

 

そうしていると、巨漢の男、ヘラクレスが既にこちらに向けて、ミサイルを放っていた。

 

けれど。

 

「とりあえず、あいつは頼んだ、オカルン!」

 

「怠いけど、やりますか」『フォーゼ』

 

それと共に、俺はオカルンにフォーゼライドウォッチを渡す。

 

フォーゼライドウォッチの力を受けて、オカルンの背中にはロケットが現れ、そのまま空を飛びだす。

 

「はぁぁっ!」

 

オカルンは空を舞い、フォーゼの力を纏った足でヘラクレスを蹴り飛ばす。強烈な一撃が炸裂し、巨漢のヘラクレスが悲鳴を上げながら吹き飛ばされた。

 

「キンジ!茅森!準備はいいか!」

 

「任せろ!」

 

キンジはWライドウォッチを受け取ると、緑と青の二色に彩られた制服は、夜の闇に鮮やかに浮かび上がる。

 

「よっしゃー!私も行くよ!」

 

茅森も響鬼ライドウォッチを使って変身し、赤と金色の装束を纏った戦士となった。その手には音撃棒烈火が握られている。

 

「音楽と共に敵を倒す!行くぞー!」

 

一方、俺と男は神社の奥へと進み、そこには英雄派のボスが待ち構えていた。長身の男で、全身から黒いオーラを放っている。

 

「ほう……お前がジオウか。噂には聞いていたが、まさか本当に来るとはな」

 

男は不敵な笑みを浮かべながら言った。

 

「俺はジオウ。お前が曹操か」

 

俺は冷静に名乗る。その瞬間、空気が凍りついたような緊張感が走った。

 

「お見事だ。私は曹操。英雄派を率いる者だ」

 

曹操は余裕の笑みを浮かべながら答えた。彼の瞳には計算高さが見え隠れしている。

 

「お前達の目的はなんだ?なぜ京都でこんなことをする?」

 

「今回の目的は、そうだなここでとある存在と戦うつもりだ。だけど、その為にはあなたの協力が必要だ」

 

「残念だが、俺には用事がある。それだけだ」

 

その返答を聞いた曹操は少し残念そうな表情を浮かべた。

 

「そうか……それは実に残念だ。君のような才能があれば英雄派はもっと強くなれただろうに」

 

彼はゆっくりと手を伸ばし、ある物体を取り出した。それは普通のライドウォッチとは異なり、禍々しい赤黒い光を放っている。

 

「これが何かわかるかい?」

 

「……アナザーライドウォッチか」

 

「さすがジオウ。察しが良いね」

 

曹操はそのウォッチを手に取り、八坂へと投げる。

 

虚ろな彼女が、そのライドウォッチを無理矢理埋め込まれると共に。

 

『ギーツ』

 

「っ!」

 

そこに現れたのは、新たなアナザーライダー。

 

その名は、アナザーギーツ。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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