サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
ディケイドから、未来の。
アナザーオーマジオウの正体を聞いた。
「・・・まさか、そんな正体があるのかよ」
「あぁ、誰もが予想外かもしれない。けれど、その力を手に入れようとする理由は分かるだろ」
「だとしたら、奴がいそうな場所は、あそこしかないか」
「太郎」
そうしながらも、俺は、そのまま新たな力であるグランドジオウライドウォッチを見つめる。
「・・・絶花、悪いが、ここから一緒に」「行くよ、でないと太郎も死ぬんでしょ」
俺は絶花に尋ねる。
すると、絶花もまるで分かっていたように笑みを浮かべる。
「あぁ」
「だったら、向こうまでは送ってやる。最も、その先はお前が決着をつけろ。この世界の結末は、お前しか決められないからな」
それと共にディケイドが、オーロラカーテンを展開。
俺達はそのままその中に足を踏み入れる。
その先には、禍の団の本部があった。
「どうやら、ここみたいだな」
「うん」
俺と絶花は互いに頷き合う。
ここに来る前に、ディケイドから様々な情報をもらっていた。
オーマジオウの正体だけでなく、この建物の内部構造や警備体制についても詳細に教えてもらった。
特に印象的だったのは、「時間を操る者」という言葉。それが今回の敵の正体を示唆していた。
「この中には何人いるんだろう?」
「わからない。だけど、必ず奴がいるはずだ」
絶花は少し不安そうな表情を浮かべる。
「大丈夫。二人でいれば何とかなる」
俺はそう言って彼女の肩に手を置く。
「そうだね。一緒なら」
絶花の笑顔を見て少しだけ安心できた。しかし、この先に待ち受ける戦いは容易なものではないだろう。
「・・・いや、二人で盛り上がっている所悪いが」「ずっと、僕達がいるの、忘れていません」
「あっ、ゲイツにウォズ」
そこにはジオウトリニティに変身した際に、共に居た二人がいた。
「すまんな」
「全くです」
そう俺が謝罪するとウォズが溜息を漏らした。
だが、その時だった。
警報が鳴り響き始めた。
それは、既に奴らが俺達の存在を感知した事を意味する。
「まぁ、どちらにしても、こいつらをなんとかしなければならないが」
「果たして、たったこれだけで勝てるか」
「いいや、勝てるさ、なんか行ける気がするから」
それと共に、俺はグランドジオウライドウォッチを起動させる。
『グランドジオウ!』
警報が鳴り響く中、俺の手にあるグランドジオウライドウォッチが眩い光を放ち始めた。
「来るぞ!」
ゲイツの声が背後から響く。
俺はライドウォッチを掲げ、ジクウドライバーのスロットに挿入する。金属音と共にドライバーが起動し、時計の針が高速回転を始める。
『~!~!アドベント!COMPLETE!ターンアップ!~!CHANGE_BEETLE!ソードフォーム!ウェイクアップ!カメンライド!サイクロン! ジョーカー!タカ・トラ・バッタ!3・2・1!シャバドゥビタッチヘンシーン!ソイヤッ!ドライブ!カイガン!レベルアップ!ベストマッチ!ライダータイム!』
音声が鳴り響くと同時に、俺の周りに複数の仮面ライダーの幻影が現れ始めた。それぞれのライダーの姿が重なり合い、一つの形へと収束していく。
俺は深呼吸をしてからジクウドライバーを勢いよく回転させた。
『グランドタイム!』
その瞬間、世界が一瞬静止したような錯覚に陥る。周囲の空気が凍りつき、ライドウォッチから放たれる光が強烈な輝きを増す。光の粒子が俺の身体を包み込み始める。
『クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイド!響鬼!カブト!電王!キバ!ディケイド!ダブル!オーズ!フォーゼ!ウィザード!鎧武!ドライブ!ゴースト!エグゼイド!ビルド!』
声が高らかに響く中、俺はゆっくりと変わっていく。
光の中で俺の体が変化していく。骨格が強化され、筋肉が引き締まり、全身が黄金色に輝き始める。その輝きは単なる光ではなく、時を超越した力の具現化だ。
最初に感じるのは重量感。ジオウの装甲が徐々に厚みを増し、質感が変わる。通常の装甲の上に、金色のレイヤーが重ねられていくのがわかる。その感覚は温かく、まるで太陽の光を直接浴びているかのようだ。
それと共に、俺の身体に次々と刻み込まれたのは、19人の仮面ライダーが刻み込まれたレリーフ。
そうして、俺は。
「『祝え!!仮面ライダー!! グランドジオウ!!』」
「・・・えっ、何時の間に!」「あれ、マーリン!」
俺がグランドジオウへと変身を終えると共に、まるでタイミングを見計らったようにマーリンがその姿を現した。
「お前は、本当にいつも、タイミングが良いな」
「まぁね、だが、最早言葉は不要。ただこの瞬間を味わってくれ、我が王」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王