サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
目の前に迫る禍の団の構成員たち。数十人もの兵士が迫って来る。
悪魔、堕天使。
さらには人間。
その種族はバラバラだ。
さすがは、テロ組織という事だけはある。
「来るぞ!」
そう、俺にゲイツは声をかけてくれる。
だが、俺は落ち着いてグランドジオウの装甲を見渡す。身体の各部19人の仮面ライダーのレリーフが刻まれている。その中の一つに手を伸ばす。
「まずは、これだ!」『クウガ!』
俺の叫びと共に、クウガのレリーフに触れる。次の瞬間、俺の前方の空間が歪み、赤いアーマーを纏った仮面ライダークウガが実体化した。
実体化と共に、突進してくる敵に向けて強烈なパンチを放った。その一撃で三人の兵士が吹き飛ぶ。
「あれは、確か」
「クウガだな。もしかして、グランドジオウって」
「次はこいつだな」『ビルド』
それと共に告ぎに現れたのは赤と青の二色が特徴のビルドが姿を現した。
ビルドは、そのまま目の前にいる前者は相手の周囲を跳ね回って翻弄した後、ボルテックフィニッシュを繰り出して消滅させる。
「すげぇ」
「まだまだ!」
次々とレリーフに触れていく。
『鎧武』
鎧武が現れ、無双セイバーを振るい、サクラハリケーンに乗って突進していく。
その斬撃は敵を切り裂き、その疾走は敵陣を突破していく。
『フォーゼ』
フォーゼが現れ、スペースモジュールを使い宇宙空間から流星群のように降り注ぐエネルギー弾を放つ。
その弾幕は敵の進行を止め、退却を余儀なくさせる。
『オーズ』
オーズが現れ、タジャドルコンボに変身し炎の翼を広げて空中からタジャスピナーによる火炎放射で敵を焼き払う。
さらにグラビティショックウェーブで地面から砂柱を巻き上げて敵を吹き飛ばす。
『ウィザード』
ウィザードが現れ、フレイムドラゴンに変身し、ドラゴタイマーを使って四人に分身。それぞれが必殺技を繰り出す。
炎の竜巻、水の爆発、風の刃、大地の圧力が敵を四方から攻撃する。
グランドジオウの力は圧倒的だった。次々と召喚されるライダー達が敵を打ち破っていく様子に、ゲイツとウォズは言葉を失っていた。
「これは……単なる変身ではないな」
ゲイツの声が震えている。
「これまで手に入れたライダー達の力を具現化するとは」
ウォズが驚きを隠せない。
「これが、グランドジオウの力なのか」
彼らの疑問をよそに、俺はさらにライダー達を召喚し続けた。
しかし、これだけの戦力があっても敵の数は減らない。まるで底なし沼のようだった。その時だった。
「まさか、お前達の方が来るとはな」
奥から響き渡る声。廊下の向こうから姿を現したのは、曹操だった。
「お前がアナザーオーマジオウか」
俺は問いかけた。だが曹操は首を傾げる。
「何を言っているのですか?私がオーマジオウ?冗談もほどほどに」
その瞬間、槍から出てきたのは煙。
「なっ、これは一体」
「・・・そうか、黄昏の聖槍には神の遺志が宿っていると言われている」
「ジオウの強さを、最初に知ったのは、神だ。だからこそ」
『まさか、全てを吸収する前に、この力を露わにしなくてはならないとはな』
そうして、槍から出てきたのは、聖書の神。
いや、あえて、こう呼ぼう。
「お前がアナザーオーマジオウだったのか」
「いや、今はまだ不完全な、アナザーグランドジオウだな」
次回の王は
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妖怪王
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怪獣王
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幻想王