サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「ようやく取り返す事が出来たわ
その日、レイナーレは、翼を広げながら、現在の自分達が潜伏している教会へと戻っていた。
この駒王街では、「至高の堕天使」になることを目指し、アーシア・アルジェントの神器『聖母の微笑』を欲していた。
その準備を行っていた。
「っ」
「ふふっ、あなたもようやく役に立てるわねぇ」
つい先日、とあるミスでアーシアが、レイナーレにとっては因縁深い唯我太郎に奪われてしまった。
一年前に、組織からの命令で、当時、目の上のたんこぶというべき上司と共に、彼の抹殺を行おうとした。
結果は、失敗に終わってしまった。
だが、直前で、自らが助かる為の身代わりとして、その上司を消した事で、彼女の欲望はさらに加速させていた。
「これでアザゼル様やシェムハザ様により愛される!そして!」
そうして、やがて来るだろう自分自身の願いが叶う。
そうしている間にも、レイナーレが基地にしている教会へと近づく。
凶悪な悪魔のような笑みを浮かべている時だった。
「んっ?」
ふと、教会の上に何かいるのに気づいた。
そこにあったのは、土管。
だが、問題なのは、土管の近くには二つの丸い球体。
「なっなによ、あの卑猥な物はぁ!?」
そう呟いたのが最後だった。
土管の入り口部分が光初め、そのまま白い光が真っ直ぐと放たれた。
その威力は凄まじく、そのままレイナーレの翼は貫かれた。
「そっそんな、きゃぁぁぁ!」「ぅ!」
そう、レイナーレは、翼を貫かれ、そのまま地面へと落ちる。
アーシアは、思わず悲鳴をあげそうになるが。
「ぶるぅ」「えっ?」
アーシアが落ちそうになった時、炎蹄が、彼女を救った。
「なっあれはがふぅ!?」
そのまま、レイナーレは、地面に落ちてしまった。
「おぉ、やっぱすげぇな、あれ」
「でしょ、こっちとしてはかなりおすすめの商品なんだけどな、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲」
「名前が長すぎるからじゃないの?というよりも、あれのせいで絶花、すぐに帰っちゃったけど」
「刺激が強かったのかなぁ?別に卑猥じゃないのに」
「なっ、お前は!?」
そこに立っていたのは、レイナーレにとっては、因縁深い相手である唯我太郎。
「なぜ、お前がここにっ!」
「なぜって、お前達をぶっ潰す為に決まっているだろ。まったく、余所の領地で迷惑をかけて」
「ぐっ」
そうしながら、太郎はレイナーレを睨む。
「ぐっ」
「あぁ、ついでにお前の仲間に関しては」
太郎は後ろを振り向く。
そこには、レイナーレ以外の堕天使が氷漬けになっている。
「なぁ」
「さて、お前に対して言う事は多くあるが、あえて一つだけ」
そのまま、睨み付ける。
「さっさとここから出て行け。そして、2度と悪事を働かない事だ」
「なっ何よ、たかが人間如きに」
「人間如きか」
その一言に対して、俺はため息を吐く。
同時に。
「高杉、そっちの子は気絶しているか?」
「あぁ、結構ショックだったからね、寝ているよ」
「そうか、だったら問題ないな」
「えっ」
その瞬間、なぜか太郎はアーシアが気絶しているかどうか、確認する。
進作は、それに対して、笑みを浮かべる。
「なっなにを」
「んっ、安心しろ、別に死ぬ訳じゃないよまぁ」
俺はそれだけ言う。
「何をするつもりなのよ!?」
「迷惑をかけたら、その分の賠償金を払う必要があるだろう。こいつはそういう伝手を知っている」
「知っているって、私達に、何をさせるつもりだ」
「人間如きでも出来る働きをして貰うだけだよ」
俺はそのまま、奴らを見下ろす。
「マグロ漁船に、臓器を売り払う。あっ堕天使だから翼も裏ルートで売れるかもしれないねぇ」
「ひっひぃ」
「お前達が見下していただろ、人間を。だったら、その方法で金を稼いで貰うだけだ」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王