サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「っく!」
「やはりな、オーマジオウの力を感じる」
剣同士が交差した瞬間、聖書の神は小さく微笑んだ。
互いの武器が火花を散らし、俺は力任せに押し返す。
プリズムビッカーとゲムデウスの剣がぶつかり合い、甲高い金属音が廊下に響き渡る。
連続的な剣戟が繰り広げられ、プリズムビッカーの青白い光とゲムデウスの黒い瘴気が混ざり合う。
聖書の神は盾で俺の攻撃を受け流しながら、剣で鋭い突きを繰り出してくる。
盾と剣が交錯する度に、火花が舞い散り、金属の軋む音が耳を劈く。
俺は素早く身を翻し、相手の懐に飛び込む。
だが次の瞬間、互いの武器が弾かれるように後方に押しやられ、即座に新しい武器を召喚した。
『龍騎!』
『グレムリン!』
俺の手に握られたドラグバイザーツバイと、聖書の神のグレムリンが持つハーメルケインが同時に現れる。
それを合図に再び戦闘が始まった。
ドラグバイザーツバイから放たれる青の光線と、ハーメルケインから噴出する漆黒の毒霧がぶつかり合い、化学反応を起こして紫色の煙を生み出す。
剣同士の激しいぶつかり合いが続く中、聖書の神は冷酷な笑みを浮かべながら言った。
「この程度では終わらせんぞ」
「それは、こちらの台詞だ」
ドラグバイザーツバイの鼻先に当たる部分から刀身が出現し、炎の刃が伸びる。同時に聖書の神のハーメルケインを構える。
剣と剣が擦れ合う度に発生する熱気と衝撃波が、周囲の空間を歪ませる。
聖書の神は盾で俺の攻撃を防ぎながらも、同時にハーメルケインによる猛攻を繰り出してくる。
金属と金属がぶつかり合う鈍い音が連続的に響き渡る。剣風が髪を揺らし、頬に小さな傷を作る。
「なかなかやるな。だが……」
聖書の神がそう呟いた瞬間、突如として足元から黒い影が広がり始める。
「っ」
「お前はライダーの力しかないが、この俺には、創世記から積み重ねた力がある」
「ぐっ」『鎧武』
俺は瞬時に、火縄大橙DJ銃を大剣モードを召喚した。
けれど、それよりも早く、聖書の神が俺に向けて、衝撃波を放った。
「っ」
それにより、俺の手から、武器が離れてしまう。
それと共に、聖書の神の攻撃が、まさしく俺に迫ってくる。
聖書の神の手から放たれた漆黒の衝撃波が、俺の目の前に迫る。
「避けろ!」
ゲイツの叫びが耳に届いた時には、もう遅かった。
その瞬間。
「させない!」
凛とした声と共に、目の前に白い影が割り込んだ。
絶花だった。
地面に落ちていた火縄大橙DJ銃を素早く拾い上げた。
『天聖』
その言葉と共に彼女の手に、絶花は両腕を交差させるように構えた。
「はぁっ!」
彼女の気合いと共に、二刀が聖書の神の衝撃波を受け止めた。
二つの力が激しくぶつかり合い、爆発的な閃光が周囲を包み込む。空気が震え、床がひび割れる。
その瞬間。
世界が凍りついた。
周囲のすべてが動きを止めたのだ。
まるでカメラのシャッターが切られたような静寂。
俺と聖書の神、絶花の動きが静止し、飛んでいた瓦礫さえ空中で停止していた。
「何だ……これは?」
混乱しながらも俺は辺りを見回す。
時計の針は動かない。遠くから聞こえていた戦闘の音も消え去っていた。
ただ俺だけが動ける空間。
「・・・これが、最後の問いだ」
「あんたは」
見つめた先にいたのは。
「お前は」
「こうして会うのは、初めてだな、異なるジオウ」
直感で理解した。
眼前にいるのは、オーマジオウ。
俺が手に入れようとした力だと。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王