サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
残り3日となった修業の中で、俺達にとって最大の難関が待ち構えていた。
「さぁ諸君!いよいよ実戦形式で模擬戦だ!」
師匠の高らかな声が森に響く。彼女の目はまるで新しい玩具を見つけた子供のようにキラキラと輝いている。
「模擬戦?それは良いのだけど、ライダーに一つ質問なのだけど、良いかしら?」
リアス先輩が困惑した表情で尋ねる。
「何かな?時間は有限だからすぐにでも始めたいのだけど?」
「これまで、私達と合同で訓練を行わなかったのに、今、合わせると言われても」
「いやぁ、それはすまないね。なんだって、こちらとしても急に行う事になったのだからね。確実に勝利をする為に必要な準備に忙しかったのでね」
「準備?」
各々が疑う最中、師匠はその手にある試験官を見せる。
既に彼らも、それが師匠の操るトリムマウというのは理解しているだろう。
だが。
「そう、これのね」
それと共に、いつものように試験官を地面に垂らす。
同時に試験官から出てきた水銀は、そのままゆっくりと動き始める。
そしてその姿は。
「あれは」
リアス達の驚愕の声が漏れる。
そこにいたのはライザー眷属の1人であるミラだった。
「さすがに驚いてくれたかな?」
「どうやって?」
「簡単さ。これまでのライザーのレーティングゲームを調べていた結果。まぁ当然のことだが」
その言葉と共に、更に出てくる。
「これまで調べられる限りのライザー眷属の戦闘スタイルを徹底的に解析し、限りなく本人に近い再現を行った。現状の彼らに関しては分からないが、限りなく近い戦い方をするように再現したのでね」
その言葉に対して、リアス達は半信半疑の様子で見つめていた。
「その上で、彼らとの訓練を通じて、戦い方を模索する」
「・・・私達と訓練をしなかった理由は?」
「あぁ、当然だろう?君達が今から戦う相手は私達ではないからね」
「つまり」
「そう。その相手との対策を行えばいいというものだよ。少なくとも私と我が弟子は模擬戦の相手にはなれないからね」
その言葉は間違い無い。
なぜならば。
「そう言えば、太郎。貴方は今何をしているのかしら?」
「あぁ。私はこの模擬戦は参加出来ませんから。その代わりに作戦成功の為に重要な役割がある」
「役割?」
「不死への対抗策だ」
「っ」
それに対して、全員が驚きを隠せない。
「あぁ、勿論、殺す気など一切ない。最も、それを行う為に我々は戦闘には参加出来ないがね」
「・・・あなた達は、本当に何を企んでいるの。このレーティング・ゲーム。あなた達には何の利もないはずなのに」
疑うように見つめるリアスに対して、師匠の返答は決まっている。
「そうだね、今後も良い付き合いを続けたら、答えるかもしれないね」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王