サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「よし……ここだ」
旧校舎の屋上。
そこで俺が呟く。
「まさか、レーティング・ゲームの会場とは聞いたが、まさかこんな擬似的な空間を創り出すとはなだ」
そうやって話しながら俺が作っている魔方陣を眺める師匠。
「ライザー側も侮れない相手だけど……」
そう言いながら俺は最後の仕上げを済ませる。
「ゲーム・スタート」
ライザー眷属との激突が始まる。
序盤こそ苦戦を強いられたもののリアス先輩達グレモリー眷属の猛攻により次第に流れが変わってきていた。
特に一誠の成長は凄まじい威力を発揮し二人を一蹴する。
さらに祐斗や小猫も強烈な攻撃で撃退していく。
そして最後に残ったライザー。
彼は依然として余裕そうに見えた。
だがここからが本当の勝負だ。
「これで終わりか?」
ライザーの嘲りに対しリアス先輩が毅然と言い返す。
「いいえ……まだよ」
そして全員が最後の力を振り絞った攻撃を仕掛ける。
ライザーも負けじと必死に抵抗し続けていた。
だが体力面で差が出てきたのか少しずつ押されていく。
そして遂に……
「これで終わりだっ!!」
一誠の拳が決まりライザーは吹き飛ばされるが、不死身の特性で耐え抜こうとする。
その時だった。
「さぁ……こっちも仕上げと行こうか」
師匠の声が響き渡る。
「今まで動かなかった小娘がっ!だが、お前達に何が出来る」
「何が出来るって?何の為の準備だと思っているんだい?」
それと共に師匠は笑みを浮かべる。
同時に用意していた魔方陣が師匠を包み込む。
「何をっ」
「事前の準備、そして事前の確認。それらは全てを行っている。故に、これから行われる事は反則ギリギリの裏技だが、まぁそちらの不死身も似たような感じだからね、マスター!」
「令呪を持って、命ずる。ライダー、その身に一時的に盟友の器とせよ」
同時に、師匠の姿は光に包まれる。
「何……だと!?」
ライザーが声を詰まらせたのも無理はない。
さっきまで目の前にいたライネスの姿が―――
フードを深くかぶった灰色の髪の小柄な少女へと変わっていたのだ。
「なっ……!?」
「ライダー……さん?」
リアス達が驚愕の眼差しを向ける中、その少女――グレイが静かに頭を下げた。
「拙はアサシン。マスターとライダーさんより託され、参上しました」
「何が起きたというの」
一瞬での出来事で、驚きを隠せい一同。
だが、ライザーは。
「はっ、何やら策を考えていたらしいが、まさか、そんな少女が秘策なのか!」
「あぁ、勿論。何よりも」
それと共に、グレイは既に動き出していた。
それこそ、既にライザーの背後に立っており。
「お前の天敵だ」
ライザーは、片腕が切られていた。
「なっ、ぐぅっ!!」
それに驚きを隠せないライザーはすぐに腕を押さえ込む。
しかし、再生しようとしたが、それは出来なかった。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王