サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

407 / 705
姫君と婚約騒動 Ⅶ

「よし……ここだ」

 

旧校舎の屋上。

 

そこで俺が呟く。

 

「まさか、レーティング・ゲームの会場とは聞いたが、まさかこんな擬似的な空間を創り出すとはなだ」

 

そうやって話しながら俺が作っている魔方陣を眺める師匠。

 

「ライザー側も侮れない相手だけど……」

 

そう言いながら俺は最後の仕上げを済ませる。

 

「ゲーム・スタート」

 

ライザー眷属との激突が始まる。

 

序盤こそ苦戦を強いられたもののリアス先輩達グレモリー眷属の猛攻により次第に流れが変わってきていた。

 

特に一誠の成長は凄まじい威力を発揮し二人を一蹴する。

 

さらに祐斗や小猫も強烈な攻撃で撃退していく。

 

そして最後に残ったライザー。

 

彼は依然として余裕そうに見えた。

 

だがここからが本当の勝負だ。

 

「これで終わりか?」

 

ライザーの嘲りに対しリアス先輩が毅然と言い返す。

 

「いいえ……まだよ」

 

そして全員が最後の力を振り絞った攻撃を仕掛ける。

 

ライザーも負けじと必死に抵抗し続けていた。

 

だが体力面で差が出てきたのか少しずつ押されていく。

 

そして遂に……

 

「これで終わりだっ!!」

 

一誠の拳が決まりライザーは吹き飛ばされるが、不死身の特性で耐え抜こうとする。

 

その時だった。

 

「さぁ……こっちも仕上げと行こうか」

 

師匠の声が響き渡る。

 

「今まで動かなかった小娘がっ!だが、お前達に何が出来る」

 

「何が出来るって?何の為の準備だと思っているんだい?」

 

それと共に師匠は笑みを浮かべる。

 

同時に用意していた魔方陣が師匠を包み込む。

 

「何をっ」

 

「事前の準備、そして事前の確認。それらは全てを行っている。故に、これから行われる事は反則ギリギリの裏技だが、まぁそちらの不死身も似たような感じだからね、マスター!」

 

「令呪を持って、命ずる。ライダー、その身に一時的に盟友の器とせよ」

 

同時に、師匠の姿は光に包まれる。

 

「何……だと!?」

 

ライザーが声を詰まらせたのも無理はない。

 

さっきまで目の前にいたライネスの姿が―――

 

フードを深くかぶった灰色の髪の小柄な少女へと変わっていたのだ。

 

「なっ……!?」

 

「ライダー……さん?」

 

リアス達が驚愕の眼差しを向ける中、その少女――グレイが静かに頭を下げた。

 

「拙はアサシン。マスターとライダーさんより託され、参上しました」

 

「何が起きたというの」

 

一瞬での出来事で、驚きを隠せい一同。

 

だが、ライザーは。

 

「はっ、何やら策を考えていたらしいが、まさか、そんな少女が秘策なのか!」

 

「あぁ、勿論。何よりも」

 

それと共に、グレイは既に動き出していた。

 

それこそ、既にライザーの背後に立っており。

 

「お前の天敵だ」

 

ライザーは、片腕が切られていた。

 

「なっ、ぐぅっ!!」

 

それに驚きを隠せないライザーはすぐに腕を押さえ込む。

 

しかし、再生しようとしたが、それは出来なかった。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。