サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「ぐっここまでなのか」
そうしながらも、兵藤は見つめる。
現状、コカビエルが戦争を引き起こす為に起こした騒動。
それを阻止する為に、駒王学園で戦っていた、
既に、計画の要とされるエクスカリバーの破壊も成功していた。
あとは、全ての元凶であるコカビエルを倒すだけ。
だが、その一歩が届かない。
「やはり、お前達だけでは止められないか。まぁ、その為に奴らをわざわざ遠い場所に転移させたのだからな」
「やっぱり、太郎君達がいなくなったのは、お前の仕業なのね」
それと共に、ここまでの騒動が起きていながら、未だに姿を現さない太郎。
彼らの居場所を知っているのが、コカビエルだと、リアスは察する事が出来た。
「あぁ、そうだな。あのセイバー。この場にいる全員が戦ったとしても、勝つ事は出来ない。それ程の力を感じた。そして、あの太郎の元にはセイバー以外にも強者がいると聞いた!ならば、戦争での楽しみには十分過ぎるだろ!」
「まさか、その為に!」
「あぁ、そうさ。戦争で楽しむ為には、お前達程度の弱者は必要ない」
そうして、コカビエルは手を翳す。
その光景に、兵藤は目を見開く。
「止めろ!!」
コカビエルを止めるように手を伸ばす。
間に合わない。
そう考えていた。
その時。
「とりあえず、隙だらけの背中にエクスカリバー!」「ぎゃぁぁぁ!!」
「・・・・へっ」
コカビエルが宣言すると同時に、背中からいきなり現れた影。
その影によって、コカビエルの背中の翼は切り落とされた。
突然のコカビエルの絶叫に対して、その場にいた全員が驚きを隠せなかった。
「いやぁ、悪い、遅れた遅れた」
「遅れたって、太郎?という事はさっきのは」
「あぁ、アサシンだ」
そうして、露わになったアサシンと呼ばれた少女。
だが。
「マスター、言ったはずだ!私はセイバーだと!」
「・・・えっと、あの」
そこに立っていた彼女は、青いジャージにマフラーを身に纏い、青い帽子を被る少女。
衣装は違いはあるが、確かにセイバーだった。
「お前っなんでここに!」
「なんでって、普通にここまで飛んで来たんですよ」
「飛んで来たって」
そうして、太郎が指を向けた場所には、よくSF映画で見られるような宇宙船があった。
「・・・宇宙船?」
「結構、苦労したからな」
そうして、呟いていると。
「ぐっ、まさか、ここまで来るとはな、だが不意打ちをした程度で!」
そうして、コカビエルがセイバーに向けて、攻撃を仕掛けようとした時。
「クラスチェンジ、ランサー・オルタ」
その言葉と共に、コカビエルに迫る攻撃。
だが、それよりも早くコカビエルを吹き飛ばしたのは、槍による一撃。
「なっ」
見つめた先、そこに立っていたのは、先程の青ジャージの少女ではなく、漆黒の鎧、さらには馬に乗りし女性。
その容姿は明らかに成長していた。
何よりも、見つめてしまうのは、その巨大な槍。
「ふんっ」「ぐっ」
先程とは違う強すぎる力。
それにより、コカビエルはそのまま吹き飛ばされてしまう。
幸い、体勢を整える事は出来たが、同時に構えていた。
「なんだっそれは」
困惑を隠せないコカビエルを余所に、太郎は。
「やっぱり、連続でやるのは体力がいるな」
ゆっくりと構えていた。
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王