サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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三大勢力と最後の王 Ⅱ

「それにしても、キャスターは真名を隠さないのか?」

 

俺は、その日、キャスターことギルガメッシュ王に頼まれて、とある場所に向かっていた。

 

「他の奴らがどうかは知らんが、我がなぜ隠す必要がある。何よりも、マスター。貴様はこれから交渉する奴らに対しては名を知らせる方が効果的だと考えないのか」

 

「まぁね、というよりもギルガメッシュ王」

 

「なんだ?」

 

俺は先程から気になった事を問いかける。

 

「三大勢力、気に食わない感じ」

 

「当たり前の事を今更、なぜ聞く」

 

「そもそもだ。この時代の超常存在どもが人間なくして生きられないという前提からして滑稽ではないか」

 

ギルガメッシュは鼻で笑いながら前髪をかきあげた。

 

「堕天使、天使、悪魔――いずれも信仰心や恐怖といった『認識』を糧に存在している。つまり人間がいなければ力どころか存在自体が揺らぐのだ。にもかかわらず、『我々こそ上位種族である』などと宣う姿は、あまりにも浅薄で滑稽というものよ」

 

歩きながら豪奢な服の袖を翻す。

 

「つまり……『寄生虫の分際で王様ヅラしてる』ってこと?」

 

「ふん、お前のような凡夫でも理解できる理屈だな。人間がいなければ成り立たぬくせに、人間を管理し搾取しようと企てる。この矛盾に気づかぬ愚かさが気に食わん」

 

「まぁ、それを言われたら、俺は皆がいなければ、王様にもならないから似たような感じか?」

 

「かもしれないな。だが、少なくとも貴様はそれに気付いているからこそ、民と協力して国を造り上げたのではないか?」

 

「まぁそうかもな」

 

「だからこそ、ギルガメッシュ王。三大勢力の意見次第では」

 

「貴様とも敵対する事になるな、マスター」

 

それと共に、王の財宝が太郎に向ける。

 

だが、太郎はその剣を受け止める。

 

「だからと言って、ギルガメッシュ王が決めた事なら尊重するさ。それと同時にお互い敵対したとしても構わないけどな」

 

「はっ」

 

ギルガメッシュは高らかに笑ってしまう。

 

「ふんっ。まぁ、貴様は確かに契約者ではあるが、所詮は凡人と変わらん」

 

それと共に太郎を見る。

 

「だがな。マスターよ」

 

その目は太郎の実力を認めつつも。

 

「貴様と敵対する事があれば、我は容赦せん」

 

「分かってるさ」

 

太郎はそう言いながらも、答えた。

 

「俺だって負けるつもりはないよ、何よりも、ギルガメッシュ王。俺はあの時、バビロニアの時にも言ったはずだ。俺はいずれ王になる。だからこそ、その王道を見てくれと」

 

「ふっ、我の前で王になるという宣言をした以上、貴様が王になるまでは」

 

それと共に見せる黄金の宝物庫。

 

「貴様と共に在ろう」

 

「ありがとうな」

 

太郎は笑顔で答えてしまう。

 

そんな太郎の笑顔を見て、ギルガメッシュは微笑む。

 

「さて、三大勢力会議、果たして、どのような結末になるか」

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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