サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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三大勢力と最後の王 Ⅳ

三大勢力の会議。

 

その会話の内容に関して、俺はほとんど口を出す事はなかった。

 

周囲は、俺というよりもギルガメッシュ王の方に警戒をしながらも話をしていた。

 

「それじゃ、せっかくだ、太郎君、君の意見を聞きたいが」

 

そう、俺の方へと話題を向けられた。

 

「まぁ、正直な意見として、戦争を行わないのは良い事だと思いますよ。ただ、それが俺達に向けられているのかどうかですけどまぁ」

 

そうしていると、これまで黙っていたギルガメッシュ王が呟く。

 

「神がいなくても世界は回る。当たり前の事をなぜ今更話す」

 

そうして、ギルガメッシュ王は呆れたように言う。

 

「それは、一体どういう事でしょうか?」

 

「そのままの意味だ、既に神は、我の時代によって既に別れている。以降の歴史において貴様らが存在関係なくな」

 

その言葉に対して、周囲の空気が変わる。

 

「それでは、我々が存在している意味は?」

 

「それが理解できないならば、何故に未だに生きておられる?何よりも、貴様らが死んでいない理由は、ただの人間の信仰心による物だけだろう」

 

「つまり?」

 

「もしも信仰がなくなれば滅びるのならば、その時点で貴様らは滅びてもおかしくはない。それなのに、貴様らは滅びていない。貴様ら自身が必要な存在だと判断したのではないか?」

 

そうして、ギルガメッシュ王は皮肉る。

 

「神が死んだ後の世界でも、貴様らは存続している。それは神が不要になったと言う証拠だろう」

 

それを聞いて、一部の人間が黙り込む。

 

「さて、三大勢力よ。貴様らはどうする?」

 

それを聞きながら、会議は終わりを迎える。

 

だが。

 

「ギルガメッシュ王、俺の意見としては、貴方は彼らをどう思う?」

 

「ふんっ、あの程度の雑種に興味はない。それに、その雑種達が滅びようともどうでも良い」

 

ギルガメッシュ王は呆れたように呟く。

 

「それでも、三大勢力は人間と関わる事を選択するだろう」

 

その言葉に、ギルガメッシュ王が睨む。

 

「それがマスターの意志と?」

 

「まぁね。何よりも、俺は人間だけがいても良いとは言わない。何よりも、ギルガメッシュ王、俺はあの言葉を忘れていない」

 

そうして、俺は、続ける。

 

「王は民のために生きるにあらず、しかし、民は王のために生きるもの。

 

では王はなんのために生きるのか?言うまでもない。王が良しとする喜びのためだ。

 

しいて言うのなら、我は我を喜ばせるもののために、このウルクを治めてきた」

 

「・・・随分と懐かしい言葉を言う」

 

「だからこそ、俺が、ギルガメッシュ王。いずれあなたを越える王となる。そうしなければ、王になる理由はない。そこに、人間だけでは到達出来ないからだ」

 

「故に、三大勢力を生かすと」

 

「そうだ」

 

それと共に、俺は断言する。

 

「だからこそ、俺は和平を望む」

 

「ふんっ。まぁいい」

 

ギルガメッシュ王はそう言って、踵を返す。

 

「神とは決別した。だが、雑種と決別をした訳ではない。貴様が道化として、どのように進むか、見届けようか」

 

「まぁ、死んだ後、俺って、どこに行くか分からんが」

 

「ははぁ、それを見るのも楽しみではあるがな」

 

完全に俺とギルガメッシュ王の2人だけの会話になってしまった。

 

「なるほどな、どういう奴なのか、さっぱり分からなかったが、唯我太郎。お前、一体どんな事を成し遂げたんだ?」

 

「俺自身は何も成し遂げていないさ。話す程の事でもないからな」

 

あの出来事に関して、それこそ。

 

そう考えていると。

 

「・・・全く、面倒な事になりそうだな」

 

その一言に、俺もどこか納得した。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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