サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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三大勢力と最後の王 Ⅶ

「ならば見せてあげましょう!私の真の力を!」

 

レヴィアタンが両手を広げると、周囲に魔方陣が現れる。

 

その魔方陣から、次々と光の槍が放たれる。

 

それらは、魔法だろう。

 

だが、それらに対して、ギルガメッシュは。

 

「この程度が魔法か、笑えない冗談だな」

 

ギルガメッシュ王の手には、既に次の武器が握られている。

 

王の財宝から取り出されたそれは――杖。

 

杖の先端にある宝石が眩い光を放つ。

 

次の瞬間、空気が震えた。

 

杖から放たれたのは魔法の嵐。

 

それはレヴィアタンの放つ光の槍を全て打ち消しただけでなく、さらに攻撃を加えていった。

 

「うあああっ!」

 

レヴィアタンが悲鳴を上げる。

 

その声は苦痛に満ちている。

 

「こんなはずじゃない……こんなはず……」

 

彼女の体からは血液が吹き出し始める。

 

しかし、ギルガメッシュは容赦しない。

 

「これが貴様の本気か?」

 

「まだだ!」

 

レヴィアタンが全身を魔力で包む。

 

水柱のような形となりながら突進してくる。

 

だが――。

 

「無駄だ」

 

ギルガメッシュの杖から新たな魔法が放たれる。

 

それは水柱ごとレヴィアタンの体を包み込んだ。

 

「こんな所で終わるのか……」

 

レヴィアタンの瞳から涙が零れ落ちる。

 

その姿を見ながらギルガメッシュは冷笑する。

 

「貴様は、自身の力で欲望を満たす事は出来なかった。他人の力でそれを満たそうとした末路でしかなかっただけだ」

 

杖の宝石が一層強く輝く。

 

次の瞬間――轟音と共に閃光が迸った。

 

レヴィアタンの体は跡形もなく消失していた。

 

残されたのは荒廃した大地だけ。

 

「ふん……やはり手応えがないな」

 

ギルガメッシュは退屈そうに杖をしまう。

 

「さて、それでさっきからこちらに殺気を向けている雑種。貴様もまた我と戦いたいのか」

 

「・・・やっぱり、視線に気づいていたか、さすがはギルガメッシュ王」

 

戦いを終えた後、ギルガメッシュは、殺気を向けていた相手に向かって、呟く。

 

その相手は、コカビエルの1件の時にいた白い鎧を纏っていた人物であるヴァーリ。

 

だが、その発言からして。

 

「・・・ふむ、なるほどな、なかなかどうして面白い雑種ではないか」

 

そうしていると、ヴァーリの正体を見破ったようにギルガメッシュは笑みを浮かべていた。

 

「ふむ、見られただけでバレてしまうとは、俺もまだまだだな」

 

「そう言っている割には、その笑みはなんだ」

 

ヴァーリの、その表情は、自分の裏切りがバレた事。

 

それを悲観している様子はなかった。

 

「なぜ俺の正体が分かった?」

 

「我の前で雑種はただの雑種にすぎん。だが貴様は違う。貴様の目には野心がある」

 

ギルガメッシュ王の指摘にヴァーリはニヤリと笑った。

 

「よく分かるな」

 

「当たり前だ。その程度の小細工など通用しない」

 

ギルガメッシュは鼻で笑う。

 

「まぁ、今は貴様と戦う気はないがな」

 

「それは、俺も戦うに値しない相手だからかい?」

 

「いいや、貴様には宿命のような物があるだろう」

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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