サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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三大勢力と最後の王 Ⅷ

ヴァーリは、ギルガメッシュの言葉を聞いた時。

 

「戦う気はない。それは俺には戦う価値がないという事か」

 

「いいや、確かに貴様は面白い。貴様のような存在だと、我が知る限りでは、おそらくはカルナと互角に戦えるかもしれん」

 

「カルナ・・・・・インド神話に出てくる英雄」

 

「そうだ。だが、今は貴様と遊ぶ時間はないと言っている」

 

ギルガメッシュの言葉に対して不満げにヴァーリは見せる。しかし。

 

そんな彼らの前に現れた。

 

その歪んだ場所から出てきたのは赤龍帝の鎧を纏った兵藤。

 

「お前!ヴァーリ!」

 

その声には怒りと焦燥が混じり合っていた。

 

ヴァーリは一瞬だけ兵藤に目をやり、すぐに逸らす。

 

「・・・・・・」

 

まるで眼中にないという態度だ。

 

ギルガメッシュが肩をすくめた。

 

「ふむ。赤と白の宿命の決着を邪魔するほど我は野暮ではないぞ」

 

しかしヴァーリは首を振った。

 

「興味ないな。兵藤一誠はただの凡人だ」

 

その言葉にギルガメッシュがニヤリと笑う。

 

「凡人だと?それは些か早計ではないか?」

 

「凡人って確かに俺は、こういうのには興味ないが、お前が部長達を苦しめたのならば話は別だ」

 

一誠が拳を構える。

 

一方ヴァーリは興味なさげに腕を組んだまま立っている。

 

「俺にとってお前は脅威じゃない。時間を浪費する価値もない」

 

ギルガメッシュが愉快そうに笑みを深める。

 

「ふふふ・・・・・・この期に及んで逃げるのか?それとも本当に侮りすぎているのか?」

 

「どちらでも構わないさ。俺は強い相手と戦いたいだけだ」

 

「ならばなおさら残念だな。この少年は凡人ではあるが」

 

ギルガメッシュがこちらを見る。

 

「凡人だからこそ、時には世界を救う事すらあるのだからな。我がマスターのように」

 

その言葉にヴァーリが初めて僅かに反応した。

 

「・・・・・・マスター、つまりは唯我太郎か」

 

それに、始めて反応した。

 

すると、ヴァーリの視線は俺の方へと向けていた。

 

「以前から、本当に不思議だった。唯我太郎。ギルガメッシュ王にアーサー王など、多くの英霊を従えている人物。だが、この裏の世界ではその名を聞く事になったのは最近。だが、あなたがそこまで言うとは、気になるな」

 

それと共に。

 

「だからこそ、せっかくだ。赤と白の宿命に、俺が勝利した場合、話して貰おう。彼の偉業はどのような物なのか」

 

「勝てればの話だがな」

 

「そうか、ならば、兵藤一誠、お前の相手となろう」

 

それと共に、ヴァーリも力を解放する。

 

「いや、ギルガメッシュさん、そのこれって、俺、ヤバいんじゃ」

 

それを見た兵藤が思わずギルガメッシュを見るが。

 

「さっさと励め、雑種」

 

笑みを浮かべながら、ただそれだけを言う。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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