サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
兵藤とヴァーリとの戦い。
その戦いに関して、俺達はそれを見守る事にした。
「まぁ、この戦いがどのようになるのか」
「全く、ギルガメッシュ王は相変わらずだな」
「構わんだろ、マスター。それに、この戦いも後には必要な事だからな」
そうしながら、眼前の戦いを見る。
その戦いを見ながらも、俺は。
「それで、本当に話すのか?」
「白い奴が勝った場合だがな」
ギルガメッシュがそれを言うのは、単純に勝つと思っていないからなのだろう。
だが、勝っても、負けても、ヴァーリは知りたいはずなのだ。
本当の意味での、俺という存在を。
だが。
「はぁぁぁ!!」
そうして、2人の戦い。
それは、ヴァーリの圧倒的な才能により、兵藤の攻撃は受け流されていく。
兵藤の攻撃が当たらないどころか、ヴァーリは余裕の表情を浮かべていた。
「そんな攻撃しかできないのか?」
「まだだ!」
兵藤はさらに加速するが、ヴァーリは冷静にその攻撃を避ける。
「無駄だよ。君は才能が無いんだから」
その言葉に兵藤は歯噛みするが、諦めずに再び挑む。
だが何度やっても結果は同じだった。
そんな中でも、兵藤は必死に戦っていた。
そして、それは。
白龍皇の力を取り込んで、パワーアップする荒技を行う程。
憤怒する兵藤とは対照的に、ヴァーリは嬉々とした笑みを浮かべていた。
「…おもしろい。本当におもしろい、これが凡人の可能性という物か」
ヴァーリの笑い声に呼応するかのように空間に亀裂が走る。
しかし彼の興奮は最高潮に達していた。
「もっと来い!」
「うおぉぉぉっ!!」
両者は激突する。
兵藤が全力で放った一撃は見事命中したものの、ヴァーリにはかすり傷一つ与えられなかった。
だがそれでも兵藤は諦めない。何度も立ち上がり何度も挑む。
やがて彼の執念と情熱が奇跡を呼び寄せたのか、ついに兵藤の一撃が決定打となった。
ふらふらとしながら、ヴァーリは後ろへと倒れそうになりながらも。
「なるほどな、ギルガメッシュ王の言っていたのは、本当のようだな」
笑みを浮かべていた。
「才能のある奴は、この可能性を捨てただろう。無謀だからな。そして、それを行う動機も」
ヴァーリは狂気的な笑みを浮かべながらも。
「さて、勝負は決したようだな」
すると、兵藤とヴァーリの2人の間を放ったのは雷。
それを放ったのはギルガメッシュだった。
「ギルガメッシュ王、まだ勝負はついていないぞ」
「だろうな、だが、我から見た戦いは終わった。この場では赤の勝利とした。それだけだ」
そうして、ギルガメッシュは、その戦いを強制的に終わらせる。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王