サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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三大勢力と最後の王 Ⅸ

兵藤とヴァーリとの戦い。

 

その戦いに関して、俺達はそれを見守る事にした。

 

「まぁ、この戦いがどのようになるのか」

 

「全く、ギルガメッシュ王は相変わらずだな」

 

「構わんだろ、マスター。それに、この戦いも後には必要な事だからな」

 

そうしながら、眼前の戦いを見る。

 

その戦いを見ながらも、俺は。

 

「それで、本当に話すのか?」

 

「白い奴が勝った場合だがな」

 

ギルガメッシュがそれを言うのは、単純に勝つと思っていないからなのだろう。

 

だが、勝っても、負けても、ヴァーリは知りたいはずなのだ。

 

本当の意味での、俺という存在を。

 

だが。

 

「はぁぁぁ!!」

 

そうして、2人の戦い。

 

それは、ヴァーリの圧倒的な才能により、兵藤の攻撃は受け流されていく。

 

兵藤の攻撃が当たらないどころか、ヴァーリは余裕の表情を浮かべていた。

 

「そんな攻撃しかできないのか?」

 

「まだだ!」

 

兵藤はさらに加速するが、ヴァーリは冷静にその攻撃を避ける。

 

「無駄だよ。君は才能が無いんだから」

 

その言葉に兵藤は歯噛みするが、諦めずに再び挑む。

 

だが何度やっても結果は同じだった。

 

そんな中でも、兵藤は必死に戦っていた。

 

そして、それは。

 

白龍皇の力を取り込んで、パワーアップする荒技を行う程。

 

憤怒する兵藤とは対照的に、ヴァーリは嬉々とした笑みを浮かべていた。

 

「…おもしろい。本当におもしろい、これが凡人の可能性という物か」

 

ヴァーリの笑い声に呼応するかのように空間に亀裂が走る。

 

しかし彼の興奮は最高潮に達していた。

 

「もっと来い!」

 

「うおぉぉぉっ!!」

 

両者は激突する。

 

兵藤が全力で放った一撃は見事命中したものの、ヴァーリにはかすり傷一つ与えられなかった。

 

だがそれでも兵藤は諦めない。何度も立ち上がり何度も挑む。

 

やがて彼の執念と情熱が奇跡を呼び寄せたのか、ついに兵藤の一撃が決定打となった。

 

ふらふらとしながら、ヴァーリは後ろへと倒れそうになりながらも。

 

「なるほどな、ギルガメッシュ王の言っていたのは、本当のようだな」

 

笑みを浮かべていた。

 

「才能のある奴は、この可能性を捨てただろう。無謀だからな。そして、それを行う動機も」

 

ヴァーリは狂気的な笑みを浮かべながらも。

 

「さて、勝負は決したようだな」

 

すると、兵藤とヴァーリの2人の間を放ったのは雷。

 

それを放ったのはギルガメッシュだった。

 

「ギルガメッシュ王、まだ勝負はついていないぞ」

 

「だろうな、だが、我から見た戦いは終わった。この場では赤の勝利とした。それだけだ」

 

そうして、ギルガメッシュは、その戦いを強制的に終わらせる。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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