サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
先日の会合が終わってから、俺と卑弥呼は、冥界の観光を行う事になった。
「いやぁ、にしても、あの時は本当に面倒だったね」
「けれど、どうするか。あの時の出来事で、上層部はかなり怒っていたからなぁ」
それは、少し前から、俺を睨む悪魔の数が多くなった事だ。
先日の1件もあり、悪魔達の中には俺に対して、敵意を向けている奴らが多くいた。
おそらくは、あの時の発言が気にいらなかった者達が多くいたのだろう。
「えぇ、それだったら、未来クンは、あの発言をそのままにしておけば良かったの?」
「・・・いいや、俺もあの時、間違いじゃないと思う。特に夢を馬鹿にした発言は、特にな」
「そっか、それだったら、良かった」
笑みを浮かべる卑弥呼に対して、俺も頷く。
「さて、これからどうするか」
そう考えていると、卑弥呼は突然寝てしまう。
「あれ、お告げ?」
「ふがぁ、そうみたい。どうやら、これから会う人に会った方が良いって?」
「これから会う人?」
「うぅん、なんだろう?なんか、大きな出来事が起きるみたいで、悲劇を止める事が出来るって?」
「はぁ、それは一体」
そう考えていると。
「君達が、噂の2人でしょうか?」
「「んっ?」」
俺達は、後ろから話しかけられた相手に振り返る。
端正な顔立ちに灰色の髪と瞳をした男性が、そこに立っていたが。
「んっ、あなたは?」
「そうだね、自己紹介をしなければね。俺はディハウザー・ベリアル。ベリアル家の当主だ」
そうしながら、彼はこちらに問いかけてきた。
悪魔の中で、ベリアルというのは有名な悪魔という事で理解した。
だけど、気になるのは。
「・・・そのベリアル当主様が、わざわざ俺に何の用でしょうか?まぁ、悪魔を馬鹿にするような事を言ったから、粛正でしょうか?」
「未来クン、そういう風に挑発するのは、どうかと思うよ。だって、その気は全然ないのは、気配で丸わかりだからね」
「そう言って貰えると幸いだ。君達とは、少し話をしたくてね」
「話ねぇ、どんな話だ?」
「・・・そうだね、あえて言えば、個人的な契約だね」
そうして、悪魔からの契約を聞きながらも、俺達は見つめる。
「内容次第だけどね、断る事もある」
「構わない、その内容を口外しないのならばね」
そう、ディハウザーさんは頷いた。
先程の卑弥呼の言葉の1件もあり、これから起きる出来事に彼が何か大きく関わっている可能性がある。
それを考えれば、彼の話を聞くのは大事な事かもしれない。
「分かりました。まぁ、とりあえず、他の奴らに聞かれたらマズイけど、どこでします?」
「ならば、少し近くに良い店がある。そこで食事をしながら、話そう」
次回の王は
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