サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
クレーリアの死に関しては未だに謎が多すぎる。
一つの真実を追っていくと、更なる疑問が生まれていく。
「さてと、次はどうやって探るかな」
そう俺が考えていると。
「そうね、とりあえずは情報を得るべきかな」
そうして徐福はため息を吐きながらも立ち上がり、俺を見る。
「そう思うのならば、まずはそのアザゼル先生に会いに行くべきかな」
「まぁ、そうだな」
そうして俺達は歩き出す。
そうして歩いている中、今回の一件でより情報が安全に手に入るのはアザゼル先生の所だと予想している。
三大勢力の内、関わりがない堕天使のトップであるアザゼル先生ならば、客観的に物事を判断できるはず。
その上で、彼に聞けば何らかの手がかりが掴めるかもしれない。
「さてと行きますか」
俺はそう言ってから立ち上がる。
「そうだね」
そして俺達は教室から出て廊下に出た時だった。
廊下を歩いていると見知った後ろ姿が見える。
「あっアザゼル先生」
そこにいたのはアザゼル本人であった。
「ん?あぁ唯我か」
そうして俺が呼びかけるとアザゼルはこちらを見てきた。
そしてそのままこちらへと歩いてくる。
「どうしたこんな時間に?」
アザゼルが尋ねてくる。
俺はそのままアザゼルに質問をする。
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど……いいかな?」
「あぁ構わんよ」
アザゼルがそう答える。
そこで俺は単刀直入に質問をぶつけた。
「クレーリアさんについて教えて欲しいんだ」
「…………」
俺の質問に対して、アザゼルは一瞬目を見開いて驚いたような表情をする。
しかしすぐに表情を戻して腕を組んだまま壁に寄りかかる。
そしてゆっくりと口を開いた。
「何故だ?」
低い声で問うてくる。
だが俺は怯まない。
「頼まれたから、彼女の真実を知りたいと」
「なるほどな……」
アザゼルは一度大きく溜め息を吐いてから再び話し始める。
「まず最初に言っておく。お前に教えたところで何も変わらないぞ」
「わかっているよ」
俺は即座に答えた。
するとアザゼルは少しだけ嬉しそうな顔になり「ふむ」と呟いたあと続けて言った。
「お前が関わっている事はだいたい想像できるが、こっちもあんまり詳しくないぞ」
「それでも知りたいです。お願いします」
俺は頭を下げた。
アザゼルは俺の必死さを感じ取ってくれたのか再度溜息をつく。
そして重々しく口を開いた。
「……わかった教えよう」
その言葉を聞いて思わずほっと胸を撫で下ろす。
やっと真実に近づけるかもしれないと思ったからだ。
「まぁ、俺もこの土地に来て、ある程度調べたから分かるがおそらくは下らない権力関係だろうな」
次回の王は
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