サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
アザゼル先生からの誘いもあり、俺達はリアス先輩達のレーティング・ゲームを見学する事になった。
レーティング・ゲームの対戦相手であるディオドラ・アスタロトには、怪しい噂がつきまとっている。どうやら彼はアーシアに執着しているようで、今回のゲームでも何か企んでいる可能性が高い。俺達が会場に到着すると、指定された席にはすでにアザゼル先生の姿があった。
「来たか」
アザゼル先生は椅子に深く腰掛けていた。
「それで、そっちの嬢ちゃんは」
「ふんっ、別に良いでしょ」
そう、俺の隣にいるジャンヌ・オルタは不機嫌な様子だった。
今回の1件を聞いたジャンヌ・オルタは、すぐに駆けつけた。
最も、かなり不機嫌な為か徐福が俺の後ろに隠れていたが。
「そうか?俺の話によると」
「あぁ」
そうして、俺はジャンヌ・オルタを見つめる。
「お前はアーシアさんの過去の被害者だろ。だからこそ、こうして来ると思ってはいたさ」
「・・・まぁね」
そうして、ジャンヌ・オルタは目を閉じた。
「けれど、それだけで私が来ると思うの?」
「思っていませんよ」
俺はその言葉に笑みを浮かべる。
「ただ単純にあなたがここに来た理由があるはずですから」
「まぁ、確かにそうだけどね」
彼女は少し困ったように眉を寄せる。
「でも、ここには来て欲しくなかったんじゃないのか?」
「いや?別に構わないよ。むしろ歓迎するぜ」
アザゼル先生が笑みを浮かべながらこちらを見てくる。
「だってさ。もしもの時に備えておけるからな」
そう言いながら彼はニヤリと笑う。
「まぁ、そんなに警戒しなくても大丈夫だと思うけどな」
「そうですね」
俺は苦笑いしながら答える。
「お前のことだからどうせ何か企んでるんだろうけどな」
そうしていると、こちらを見ていた2人がいた。
「それで、こちらの人は?」
すると、その内の老人は面白そうにこちらを見る。
「なるほど、そちらにいるのが噂の英雄を召喚する少年か」
「あぁそうだな」
アザゼル先生は頷く。
「それじゃ、自己紹介だな」
すると、俺はその2人を見る。
「それでは、自己紹介を、オーディン。北欧の神と言えば分かるな」
その言葉に対して、俺は。
「へぇ、ロボットじゃなかったんだ」
「なぜ、ロボットになるんじゃ」
そうして、呆れられている。
「なっなんというか、噂以上にとんでもない人ですね」
「まぁね、そっちの人は?」
「アースガルズの主神・オーディンのお供を務めていたヴァルキリーを務めているロスヴァイセです」
「へぇー」
そうして俺は挨拶をする。
「それにしても、まさかここまで若いとは思わなかったな」
オーディンさんはそう呟きながら俺を見ていた。
「いやいや、普通ですよ」
俺は慌てて否定する。
「そうですか?」
ロスヴァイセさんが不思議そうな顔をする。
「いやいや普通じゃないわよ、この馬鹿は」
「そうですね、マスターは普通じゃないですね」
そんな2人に言われながらも、レーティング・ゲームが始まろうとした。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王