サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
レーティング・ゲームが行われる。
その中で、何か手掛かりがあるか。
そう考えていた時だった。
「あれは、まさか禍の団の」
「・・・向こうはとっくに繋がっていたという事か」
その事に対して、俺は呆れていると。
「へぇ、巫山戯ている趣味をしているじゃないの」
ジャンヌ・オルタは怒りの表情を見せている。
それは当然だ。
「アヴェンジャー」
「マスター。これを見て怒らない方が狂っているに決まっているでしょ」
そうして、ジャンヌ・オルタは言う。
けれど。
「無駄に魔力を使うな、これから奴らをぶっ潰すんだったら」
その言葉を聞くと。
「・・・そうね、だったら、早くしなさいよ」
「まぁ、それはアルターエゴに任せないと」
「えぇ、本当に面倒な事を」
「まったく、なんで私が働かなきゃならないの?」
徐福が頬を膨らませながら霊符を広げる。
「だってお前しかいないじゃん」
「うぅ~!マスターの鬼畜!悪魔!」
徐福が飛び跳ねるように抗議するが、結局は札を地面に並べ始めた。
「転移先は会場の上空。そこに空間の歪みがあるわ」
ジャンヌ・オルタが低く呟く。
「了解。アルターエゴ、急いでくれ」
「はいはい!まったくもう……」
徐福が詠唱を始める。古の文字が空間に浮かび上がり、床が青白く輝き始めた。
「うわっ!なんか眩しい!」
「太郎!私を離さないで!」
背後からジャンヌ・オルタが飛びついてきた。腰に両腕を回され、胸が押し付けられる。柔らかい感触に思わずドキッとする。
「ちょっ、アヴェンジャー!?」
「安心して!私のことを絶対に守ってくださいね!」
甘えた声で耳元で囁かれ、思考が乱れる。
「うわぁぁぁっ!」
視界が真っ白に染まり──次の瞬間、俺たちは会場の上空にいた。
その中心でディオドラと禍の団が対峙していた。
「成功ね」
徐福がふぅっと息を吐く。同時に周囲が安定し始める。
「さて、アヴェンジャー。準備は?」
俺が問いかけると、ジャンヌ・オルタは不敵な笑みを浮かべた。
「もちろんですわ、マスター。あいつら全員燃やし尽くしてやるわ」
金色の瞳が怒りに燃えている。
「はぁ……まったく」
ジャンヌ・オルタが溜息と共に左手を掲げる。紅蓮の炎が螺旋を描きながら渦巻き始め、まるで生き物のように蠢く。
「マスターのご命令通り――灰にしてあげるわ」
瞬間、眼下の会場が鮮烈な朱に染まった。
業火の柱が禍の団兵士たちを貫く。
鉄塔のような炎が建物ごと敵集団を溶かし尽くす。焼け焦げた金属の匂いが鼻を突く。
「先程のは、まさか」
「全く、面倒な事になっているわね」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王