サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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死の真相と道術 Ⅸ

「爆発するけど問題ないよー?」

 

徐福が呑気に言い放つ。

 

「待て待て待て!」

 

俺が叫んだ時には既に遅かった。

 

「はいどーん!」

 

軽快な掛け声と共に徐福が鎖に触れ――破裂音と緑色の光が弾け飛ぶ!

 

「きゃっ!」

 

アーシアが悲鳴を上げる。しかし奇妙なことに痛みはない。

 

代わりに――

 

「ぐああああっ!?」

 

地獄のような絶叫が礼拝堂を震わせた。

 

視線の先でディオドラが悶絶している。

 

「これは……」

 

ジャンヌ・オルタが眉をひそめる。

 

「呪詛返し。この子にかけようとした呪いが全部逆流してるのよ」

 

「つまり自業自得ってことか」

 

俺が腕組みで呟く。兵藤やリアスたちは恐怖に固まっていたが、一人だけ違った。

 

「ディオドラさん……!」

 

解放されたばかりのアーシアが血まみれのディオドラに駆け寄ろうとする。

 

「アーシアなんで、あいつは酷い事をしたんだぞ」

 

「ゼノヴィアさん、確かに分かっています。けれど、傷ついた人を放っておくのは」

 

そう、アーシアが言うとゼノヴィアは呆れてしまう。

 

「・・・そう言えばあなたはそんな人間でしたね」

 

「アーシアちゃんマジ天使」

 

徐福が茶化すも空気は重い。

 

だが次の瞬間――

 

パシッ!

 

ジャンヌ・オルタがアーシアの肩を掴んだ。

 

「放っておきなさい。それ以上近づいたら貴方も汚れるわ」

 

金の瞳が冷たく輝く。

 

「でも……」

 

「どうでも良いわマスター。このクズどうする?」

 

ジャンヌ・オルタが親指でディオドラを指す。

 

「・・・情報を聞き出す。だからこそ、アヴェンジャー」

 

「何かしら?」

 

俺はそのままゆっくりと眼を向ける。

 

「こちらを狙っている奴を殲滅するぞ。アヴェンジャー」

 

「えっ?」

 

その場にいた徐福とジャンヌ・オルタ以外は困惑している様子。

 

「えぇ、了解したわ!」

 

その叫びと共にジャンヌ・オルタは、その手に持つ旗を構える。

 

その旗は、真っ直ぐと向かった先から現れたのは、1人の男。

 

「ぐっ、なぜ」

 

「さっきからこっちを狙う殺気があれば、マスターちゃんから見たらバレバレなのよ」

 

そうしながら、ジャンヌ・オルタは、ゆっくりと歩く。

 

「ふんっ、そこにいる元シスターを庇うとはな、そこまでなぜ拘る」

 

「さぁね、ただ、私が一番嫌いな奴にそっくりなのよ。けどまぁ、羨ましい所でもあるからね」

 

「羨ましいだと?」

 

すると、ジャンヌ・オルタは、アーシアを睨む。

 

「こいつには助けてくれた白馬の王子様がいる事よ、まぁけれど」

 

そうして、ジャンヌ・オルタは、俺の方を見る。

 

「信頼出来る王がいるだけマシになったけどね」

 

そうしながらも、ジャンヌ・オルタは笑みを浮かべる。

 

「だから、マスターちゃんの為にも、あんたを燃やさせて貰うわ」

 

そう、ジャンヌ・オルタは宣戦布告をする。

 

その最中。

 

「マスター、マスター」

 

「なんだ?」

 

「今回、ほとんど出番取られたけど」

 

「まぁ、そういう時もあるさ」

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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