サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「爆発するけど問題ないよー?」
徐福が呑気に言い放つ。
「待て待て待て!」
俺が叫んだ時には既に遅かった。
「はいどーん!」
軽快な掛け声と共に徐福が鎖に触れ――破裂音と緑色の光が弾け飛ぶ!
「きゃっ!」
アーシアが悲鳴を上げる。しかし奇妙なことに痛みはない。
代わりに――
「ぐああああっ!?」
地獄のような絶叫が礼拝堂を震わせた。
視線の先でディオドラが悶絶している。
「これは……」
ジャンヌ・オルタが眉をひそめる。
「呪詛返し。この子にかけようとした呪いが全部逆流してるのよ」
「つまり自業自得ってことか」
俺が腕組みで呟く。兵藤やリアスたちは恐怖に固まっていたが、一人だけ違った。
「ディオドラさん……!」
解放されたばかりのアーシアが血まみれのディオドラに駆け寄ろうとする。
「アーシアなんで、あいつは酷い事をしたんだぞ」
「ゼノヴィアさん、確かに分かっています。けれど、傷ついた人を放っておくのは」
そう、アーシアが言うとゼノヴィアは呆れてしまう。
「・・・そう言えばあなたはそんな人間でしたね」
「アーシアちゃんマジ天使」
徐福が茶化すも空気は重い。
だが次の瞬間――
パシッ!
ジャンヌ・オルタがアーシアの肩を掴んだ。
「放っておきなさい。それ以上近づいたら貴方も汚れるわ」
金の瞳が冷たく輝く。
「でも……」
「どうでも良いわマスター。このクズどうする?」
ジャンヌ・オルタが親指でディオドラを指す。
「・・・情報を聞き出す。だからこそ、アヴェンジャー」
「何かしら?」
俺はそのままゆっくりと眼を向ける。
「こちらを狙っている奴を殲滅するぞ。アヴェンジャー」
「えっ?」
その場にいた徐福とジャンヌ・オルタ以外は困惑している様子。
「えぇ、了解したわ!」
その叫びと共にジャンヌ・オルタは、その手に持つ旗を構える。
その旗は、真っ直ぐと向かった先から現れたのは、1人の男。
「ぐっ、なぜ」
「さっきからこっちを狙う殺気があれば、マスターちゃんから見たらバレバレなのよ」
そうしながら、ジャンヌ・オルタは、ゆっくりと歩く。
「ふんっ、そこにいる元シスターを庇うとはな、そこまでなぜ拘る」
「さぁね、ただ、私が一番嫌いな奴にそっくりなのよ。けどまぁ、羨ましい所でもあるからね」
「羨ましいだと?」
すると、ジャンヌ・オルタは、アーシアを睨む。
「こいつには助けてくれた白馬の王子様がいる事よ、まぁけれど」
そうして、ジャンヌ・オルタは、俺の方を見る。
「信頼出来る王がいるだけマシになったけどね」
そうしながらも、ジャンヌ・オルタは笑みを浮かべる。
「だから、マスターちゃんの為にも、あんたを燃やさせて貰うわ」
そう、ジャンヌ・オルタは宣戦布告をする。
その最中。
「マスター、マスター」
「なんだ?」
「今回、ほとんど出番取られたけど」
「まぁ、そういう時もあるさ」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王