サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
カルナの正体がバレ、今後の方針が決まった頃。
深夜、俺達はひっそりと会っていた。
「それで、結局はこれからどうするつもりにゃ?」
黒歌は、そう話してきた。
今回、ヴァーリが合流したのは、実は黒歌からの提案のおかげでもあった。
今後の活動において、彼らがどのような立ち位置になるのか。
それが未だに不明な事もあった。
以前、会った時に、ヴァーリが言っていた三大勢力を裏切った理由としては、強者と戦いたい。
「そう言われてもな、結局の所、あいつは世界征服とかそういうのは本当に興味ないだろ」
「まぁ、そうだにゃ。ヴァーリもそうだけど、私が所属している奴らはそういうのには興味ないにゃ。むしろ、他の奴らから疎まれているぐらいだにゃぁ」
「なるほどねぇ」
それを聞いて、俺はなんとなくだが、組織の全体図が見えた気がする。
これまで、俺達が相手をしてきた団員もそうだが、基本的に戦ったのは旧魔王派と呼ばれる奴ら。
同時に高水準の兵力を持っていたが、それ以上に纏まりがない。
「それに、最近は面倒な事になっているからにゃぁ」
「面倒な?」
その言葉に対して、俺は思わず聞いてしまう。
「オーフィスの奴、この前の戦いで太郎を見て、興味を持ったみたいにゃ」
「オーフィスって、禍の団の?」
そう尋ねると、黒歌は頷く。
「そうにゃ、どうも、太郎が弱いのに、英霊達が従うのはとんでもないし、何よりも太郎の繋がりが、何やらとんでもないドラゴンと繋がっているようだけど、覚えは」
その言葉を聞いて、俺は。
「・・・そう言われてもなぁ」
「覚えはないかにゃ」
「いや、むしろありすぎて、どれか分からない」
「あるのかにゃ、いや、ありそうだとは思ったけど」
そうしながら、俺はオーフィスが感じたという気配に関してを思い出す。
思い出すのだが。
「どっちなんだ?」
こちらの世界に来た際に、ドラゴン。
それに該当する英霊は、2人。
だが、その性質は明らかに正反対と言える。
というよりも、どちらもかなりヤバいと言える。
「そっそんなに悩む程かにゃ」
「はっきり言って、片方だけでも世界を滅ぼせる可能性は十分にある」
というよりも、実際に世界を滅ぼしかけたからな、片方は。
もう片方も、あと少しの所で阻止出来たが。
「いや、太郎の家臣はどうなっているんだにゃ、世界を救える英雄だけじゃなくて、世界を滅ぼす存在が一緒に従っているんだにゃ!?」
そう言われても。
「世界を救うのも、世界を滅ぼすのも、どちらも同じ力。だったら、どちらにしても力の使い方次第だからな」
「・・・なんというか、とんでもない存在にゃ」
次回の王は
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