サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
特訓は終わりを迎えた。
ついに、レーティングゲームの本番を迎えた。
「さて、俺はここで観戦という訳か」
そうしながら、俺は事前に連絡を受けて、案内された観戦室に辿り着く。
「……」
「……絶花。お前、相変わらず緊張し過ぎだろ」
二学期頃。
絶花が駒王街に引っ越す事が決まった。
なので、絶花を案内する事も兼ねて、今回の護衛を任せた。
だけど、ここに辿り着くと共に、絶花はあまりの豪華さに緊張して、身体が震えていた。
そこに待っていた人物は。
「やぁ、君が唯我太郎君かい?」
そんな俺を待ち構えていた人物。
その人物は、以前見かけたグレイフィアさんと、そんなグレイフィアさんを従えているのはリアス先輩の髪の色が同じ人物がそこに立っていた。
「えっと、あなたは?」
「あぁ、そうだね、まずは自己紹介をしないとね。
私は、サーゼクス・ルシファー。君の知っているリアスの兄だよ」
「リアスさんの兄ですか、今回は招待してくれて、ありがとうございます」
「ははぁ、そうかしこまらなくても良いよ。何よりも私としても君とは1度、話したかったから」
「話したかった?」
その言葉に対して、俺は思わず首を傾げてしまう。
「俺にですか?」
それと共に、サーゼクスさんは笑みを浮かべる。
「君の事は、アジュカの奴から聞いているからね。たった1人、眷属を断った男であり、友人だって」
「そうですか、元気ですか?」
アジュカという共通の知人の話題が上がって俺は思わず笑みを浮かべる。
するとサーゼクスさんも笑みを浮かべた。
「元気も元気、様々な技術を造っているよ。それで君にはお礼を言いたくてね。君の周囲に集まる家臣には刺激されるって」
サーゼクスさんは嬉しそうに話してくれる。
それは恐らく、魔王であるサーゼクスさんだからこその感覚なのだろう。
その気持ちはなんとなくわかる気がする。
「だからこそ、君に聞きたい。今回のレーティングゲーム。リアスに勝ち目はあると思うかい?」
そう、サーゼクスさんは確認するように言う。
リアスさんとライザー・フェニックスとのレーティングゲーム。
その勝敗がリアスさんの今後を大きく左右する大事な戦い。
それをこのサーゼクスさんは気になっているのだろう。
そう思う中、俺は絶花に目をやる。
すると絶花は緊張で震えながら俺の顔を見る。
というよりも。
「……そもそも、リアス先輩って、誰?」
「まぁ、とりあえず」
そして俺は大きく息を吸い込んだ後。
口を開いた。
「勝ちますよ」
その言葉を聞いたサーゼクスさんは驚いた表情を浮かべる。
しかし、俺の答えは変わらない。
「それはなぜだい?」
「自分の同盟を結んでいるリアス先輩、そして、俺の家臣が力を合わせているんだ。勝てないと信じない方が可笑しいだろ」
俺は堂々と宣言する。その様子に絶花が驚きの声を上げるが、俺は気にしない。
俺はこのレーティングゲームに勝ちたいのだ。
「君は本当に面白いな。そんな事を言える者ただの学生で、しかも人間であるとはね。けど」
そのまま試合の光景を見る。
それは、すぐに試合が始まる事を告げるように。
「見届けるとしようか、その試合を」
次回の王は
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妖怪王
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怪獣王
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幻想王