サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「朱音さん!」
「知り合いなのか?」
朱音が現れた事に対して、また知らない奴らが騒いでいる。
未だに情況は理解出来ないが、周囲の状況を見ている限りで、敵と味方。
それを簡単に理解すると共に、見つめた先には。
「・・・ロキ、久し振りと言うべきか、それともお前からしたら俺に会うのはかなり久し振りか?」
「唯我太郎っやはり生きていたか」
見ると、ロキはその身に纏っている鎧。
その特性を見る限りでも、奴の操る自慢のフェンリルである事は理解出来た。
「生きていたか、まぁ、これは嬉しい誤算というべきか」
「誤算だと?」
「あぁ、なぜならば、お前が消滅する瞬間を見られるからな」
「何?」
その意味を知る為に向けた先。
その光景に、俺は見覚えがあった。
「次元の向こうから、こっちを見ているのか」
『ほぅ、やはり、理解出来たが、唯我太郎』
向こう側からしか声は聞こえないが、そいつはこちらに向けている。
それも、かなり凄まじい威力を。
「・・・念のためにと思っていたが、まさかこれ程の事態だとはな」
『油断は出来ない奴だとは思っていたが、まさか時空を越える英霊までいるとはな。だが、それもここで終わりだ』
「あぁ、一応聞くけど、あんた、誰?」
『ふっ、冥土の土産という奴で教えておこう。ルマ・イドゥラだ』
「そうか、それじゃ、ルマ・イドゥラ、俺もお前に冥土の土産に一つ、言う事がある」
『なんだ?』
未だに傲慢な態度を見せる奴に対して、俺は、一言。
「選択を誤ったな」
「選択だと?」
「俺の事を十分に脅威だと知り、排除しようとした。それは分かった。そして、俺が行った事も知っているのならば、分かるはずだろ」
「だから、何を」
そう、奴らが戸惑う最中。
『まさかっ』
「お前は俺に十分に時間を与えすぎたという事だ」
俺は、これから行う出来事を分かりやすくする為に手を拳銃のように構える。
そして、その狙いは、真っ直ぐと時間の裂け目の向こうから見つめるルマ・イドゥラに向ける。
そして。
「放て」
たった一言。
それを合図に放たれたのは、星の一撃。
星は、時間を、次元の先にいるだろう奴の向かって行き、そして貫かれる。
奴の絶叫は聞こえずに、確かに次元の向こうにいる奴は消えた。
「今のは、まさか」
「未来の奴らだったら、知っているかもしれないけど、俺達は初見だから説明して欲しいが」
「俺達も話でしか聞いた事がありません。けれど、あの人が共に戦う16人の英霊の中で最も頼りにしている英霊にして、最初のサーヴァント、それが」
そうしていると共に、隣を見る。
「先輩、お待たせしました」
「あぁ、時間通りだな、マシュ」
そう、白銀の鎧を身に纏ったマシュが、その場に降り立つ。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王