サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「・・・さっきのは、一体」
先程の状況に対して、疑問の声を出したのは兵藤だった。
それと共にアザゼル先生がマシュの方を見る。
「おいおい、幾ら何でもさっきのは予想外過ぎるだろ。というよりも、そこにいる嬢ちゃん達は」
そうして、マシュの方を見る。
ここにいる中で、ほとんどの面々がマシュとは初対面という事もあって驚きを隠せないのは分かる。
まぁ、けれど。
「こうして一緒に戦うのは、久し振りだな、マシュ」
「はい、しばらくは絶花さんと一緒に戦っていましたが。けれど、私も」
「分かっている」
俺は、ロキと向き合う。
「あんたも可哀想だな、今回の件でルマ・イドゥラに唆されて利用された。それにあんたが動いているのは予想外ではあったけど、今回の件でもお前にとっては利益はない」
「利益などはどうでもいい。どちらにしても貴様を殺せれば俺にとっては十分だが。しかし、まさかここまでやるとはな。さすがは唯我太郎と言ったところだな」
そう言っている間に時間が来た。
「いやいや、かなり置いてかれたけど、あれって一体何なんだ?」
一誠が汗を拭いながら尋ねてくる。
フェンリルとの戦いで疲れ切っているようだ。
「そうだな……簡潔に言えば『間違いを修正する銃』だ」
俺は指で銃の形を作って見せる。
「時空の穴を撃ち抜いて、バグみたいなやつを消した」
「バグって……」
「もっと詳しく説明してくれないか!」
「え~? なんか色々あって便利な銃だよ。間違って出来ちゃったものを直せる的な」
「まったく分かりませんわ」
マシュが申し訳なさそうにしていた。
「・・・本当に相変わらずだね」
「そうか、その相変わらずを聞けて、結構安心したよ」
どうやら、未来でも俺は変わらない事に安堵した。
けれど。
「だが、まだロキは」
「あぁ、そうだったな、確かにまだいるな」
そうしている間にも、再びロキの方を見る。
未だに戦いが終わっていない状況で、放置をしておくのは危険だ。
「確かに、驚きはした。だが、まだ十分に「なるほど、あんたが散々悪さをした奴って事ね」なっ」
そうしていると、青子がかなり怒っている様子で手を鳴らしていた。
「こっちはまだ暴れたりないから、こっからはあんたをサンドバック代わりに使わせて貰うわよ」
「えっ、この人も英雄なのか?」
「青崎青子よ」
「クラスじゃ、さすがに違うけど、聞いた事ない名前なんだけど」
「まぁ、今回の出来事では適任と言える人物だからな」
「いや、それってどういう事なんだ?」
そうしている間にも、既に準備を終えた様子。
「さて、さすがに神と神殺しの狼。それが両方、合わさっている以上、こっちも多少は本気でやらせて貰うわよ」
それと同時に。
「告げる。秩序を示す銘において――全ては正しく――秩序は、此処に崩れ落ちた」
ゆっくりと告げるその言葉。
それは、青子を中心に景色を変えている。
あまりにも一瞬で。
それが何を起きたのか、その場にいる多くの者は一瞬、戸惑う。
だが。
「・・・これが、最新の魔法使いの力」
その力が顕現した瞬間でもあった。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王