サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「さて、ここまでの間は、かなり圧倒的に感じるが、本番というのは、これからなのかい」
その問いに対して、俺は頷く。
「あぁ、作戦というのは、どちらかと言うと、魔力には詳しくない。だが、炎の性質は単純に知っている」
「炎の?」
そう言っている間にも、結界は形成される。
だが、その隙間に、木場はとある魔剣を造りだし、投げる。
「あれは一体?」
「油の剣だ」
「油?なぜ」
そうしていると、滅はそのまま新たなプログライズギーを起動させて、そのままアタッシュアローに装填する。
疑問に思っているサーゼクスさん。
だが、放たれたのは、炎の矢。
そのまま結界の中に放たれた。
それによって、起きたのは、結界の中に炎で蔓延した。
「炎を、なぜ放って?」
「まぁ見ていてくださいよ」
そう呟いている間にも、その光景はまさしくテロだろう。
新校舎の中は炎によって、包み込まれる。
普通に災害と言えるような光景であり、次々とライザーの眷属達はリタイアしていく。
「確かにこれは凄まじいな。だけど、フェニックス家に果たしてこの手は有効なのか」
「かなり有効ですよ、なんだって」
すると、炎の中から現れたライザー。
彼はその身体ですぐに再生をさせる。
だが。
『がはぁっどうなっているんだ』
そのまま地面に倒れている。
その身体には傷はない。
ライザー自身のフェニックスの再生能力によって、傷一つない状態ではあった。
だが。
『息がっ出来ないっ』
「これは一体」
その疑問が出てきた。
「まぁ、俺自身も分からないですけど、フェニックスの再生能力は、自分自身を燃やして、再生する。
だけど、その際には、勿論、燃やす物は必要なはず」
「燃やす物?」
「一つは自分の身体もう一つは酸素」
「まさか」
「あの結界は密封状態になっています。その状況で、再生する為の炎を出せば、さらに酸素は減らす。やがて、減った酸素の代わりに増えるのは二酸化炭素」
「・・・なるほど、人間だろうと、悪魔だろうと関係ない。生きる為に酸素が必要なのは変わりない」
「不死身であるのは変わりないけど、それは生きる為に必要な物が揃ってこそ。それを考えれば」
「・・・ライザー様の不死身を利用した方法とは、そういう事」
そうしながら、悪夢のような光景を目にしている。
再生を行う為の炎。
それは、ライザー自身の生存に必要な酸素を奪う行為。
すぐにそれを再生させる為に、自身の力である再生。
それに伴う炎を出す為にさらに酸素を減らす。
「ある意味、こんな方法があるとはな」
「不死身な奴を相手をするのは、下手に戦うよりも封印するのが一番ですからね」
だが、その最中、封印に使われている木にも炎が燃え移る。
徐々に炎は燃え広がる。
「これは、結界が燃えて無くなるのか?」
「さぁ、けどこれはある意味、我慢比べですね」
そうしながら、レーティングゲームはクライマックスに迫っていた。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王