サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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龍同士の繋がり Ⅴ

俺達に襲撃を仕掛けた集団。

 

その集団の正体もすぐに分かった。

 

「曹操という事は英雄派か」

 

「久しいな、このような場ではやはりいたな、唯我太郎」

 

それと共に俺の隣にいるテュフォンへと眼を向ける。

 

「テュフォン、事前に手に入れる事が出来た情報で、その名を知れたのは良かった」

 

「良かったねぇ、それはどういう意味だ?」

 

俺の言葉に対して、曹操は笑みを浮かべる。

 

「君の所の家臣である英雄達は誰もがまさしく英雄に相応しい者達だ。だが、同時に弱点を知る事も確かに容易い。何よりも、その最も大きな弱点となるのは、君だね」

 

「何を今更」

 

それと共に、曹操は、その言葉と共にその背後に見えたのは、召喚陣。

 

「オーフィス、彼女がそちらに行った事も知っている。ならば」

 

曹操が召喚した存在。

 

それはサマエル。サマエルの容姿は上半身が堕天使、下半身が東洋の龍のような細長い姿をした堕天使ドラゴン。サマエルの召喚は、周囲に新たな強敵が現れる予兆を思わせる緊迫感のある描写で書いてください。

 

「サマエル……だと?」

 

言葉が喉に引っかかる。曹操の背後で展開される召喚陣が紫色の光を放ち始めた。

 

「ご存知でしょうな。元「天使」であり、アダムとイブに「知恵の実」を食べさせたエデンの蛇の正体。その行為が「聖書の神」の怒りに触れた結果、堕天され存在を抹消された」

 

曹操が得意げに手を広げると同時に、空間が歪み始めた。肉眼で見ても分かるほど濃厚な瘴気が噴き出してくる。

 

「マスター!この気配は……!」

 

テュフォンの声が震えている。オーフィスですらわずかに目を見開いた。

 

「蛇とドラゴンに対する本来存在しないはずの神の悪意や毒、呪いを一身に受けたことにより、強力な龍殺し」

 

俺は舌打ちしながら一歩前に出る。だがその瞬間——

 

ゴオォォォンッ!!

 

轟音と共に出現した巨躯にホテル全体が揺れ動く。

 

上半身は悪魔の形相をした堕天使。黄金の羽根が不吉に脈打ち、六枚の翼からは青白い稲妻が迸っている。一方で下半身は鱗に覆われた東洋風の竜体。尾の先端が鋭く尖り、まるで槍のように床を貫いていた。

 

『グルルルルゥ……』

 

爬虫類のような口腔から漏れる唸り声が空気を震わせる。その喉元には宝石のような赤い核が怪しく輝いていた。

 

「サマエルか」

 

思わず息を飲む。文献でしか見たことのない究極のドラゴン殺し。まさか本当に復活させるとは。

 

「さぁどうする」

 

曹操の挑発とも言える言葉。

 

だが、それは。

 

「面白いじゃないの」

 

テュフォンは凶暴な笑みを浮かべる。

 

それと共にテュフォンの背後から出てきたのは黒い炎。

 

炎の中から飛び出たのは三つの龍の首。

 

だが、その龍は漆黒であり、機械を思わせる。

 

それこそが、テュフォンの龍としての姿。

 

そのまま眼前にいるサマエルに体当たりしながら、そのまま外へと飛び出す。

 

「マスター!」「あぁ!」

 

テュフォンの言葉に合わせて、俺はそのままテュフォンに乗り込んで、

 

「さぁ、ドラゴン最強対決と行こうじゃない!」

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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