サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「なるほど、確かに結界というのは面白い手だ。だが、木である事がどうやら敗因だったようだ」
その言葉と共に見れば、そこには、木の一部が崩れた。
強固な結界の役割をしていた木。
その木が一部崩れた事によって、結界は不完全となった。
「結界が、このまま保つ事が出来れば、勝利は出来たはず。既にライザー様以外に眷属は、僧侶のみ。ですが」
「あぁ、けどな」
同時に、その場にいた全員が木場の作りだした巨大な剣の後ろに隠れる。
そして。
「酸素が急速に入れば、それは燃える材料を作り出すだけだからな」
その場は凄まじい爆発が起きる。
酸素がこれまでなかった。
だけど、一部が崩壊し、そこから急激に酸素が入った。
それによって、起きた爆発は凄まじく、結界を形成していた木を破壊した。
「これはまた」
「しかし」
『負けるかぁ、こんなのでぇ』
そう、ライザーは立ち上がった。
おそらく、彼が立ち上がらせたのは、既にプライドだろう。
身体はボロボロで再生はして、無傷だろう。
だけど、そんなライザーに向かって行くのは、兵藤先輩だった。
「彼は確か、リアスの眷属の竜の手の」
真っ直ぐと突っ込む。
その姿は、無謀に見えるだろう。
同時に、既に余裕のないライザーは、そのまま炎を放つ。
必死な様子で、炎を兵藤先輩に向かって。
だが。
『負けてたまるかぁぁぁぁ!!』
それに合わせるように、兵藤先輩の籠手の形が変わる。
単純な形だった竜の手が、より進化したように。
そして、進む度に、変わっていく。
「まさか、あれは!」
「んっ、サーゼクスさん?」
それを見て、目を見開いて驚いた。
「まさかとは思った。思えば、竜の手ではあり得ないのを発動していた!だが、まさか」
「あぁ、兵藤先輩には、最後の仕上げをして貰った」
俺はそう呟く。
正直に言えば、これは誰でも良かったかもしれない。
けど、おそらくは、他の誰でも務まらない。
ライザーが最も見下していたのは、間違いなく兵藤先輩だ。
そして、今のライザーは、未知の攻撃、最も知る方法で死にかけた。
それらが、多くの精神的なダメージを受けていた。
そして、最も見下していた存在が、自分自身以上の力を持っていた。
「不死身を殺すのは難しい。だけど、人間は古来から不死身と戦う術を知っていた。俺はそれを少しだけ利用しただけだ」
「本当に、人間であるはずの君が恐ろしいよ、だけど、そんな君に問いたい」
ここまでのレーティングゲームを見て、サーゼクスさんは、俺に対して問いかける。
「君は一体何の為に王になる?」
「決まっています。俺は、絶花が普通に友達を作れる国を目指す」「ちょっ」
そう、俺が言うと、絶花は顔を赤くした。
「ほほぅ、これはこれは」「なるほど、そういう感じですか」
サーゼクスさんは何か、面白い物を見るように、グレイフィアさんはこちらを観察するように。
「もぅ、太郎!!」「なんだよ、本当の事だろ」
そう、何時ものような雑談をしながら、俺達は、その場から去る事にした。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王