サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
結局、グレモリー家とフェニックス家との婚姻は破棄された。
今回のレーティングゲームの結果によって、リアスさんの今後を期待する形で、それを見守る方針に変わったらしい。
「それにしても、あなたの家臣は個性的過ぎないかしら?」
「そうでしょうか?」
そうしながら、俺はリアスさんと雑談を行っていた。
正式に婚約が破棄された事。
そして、これからの方針についても。
「あなたには、近く、紹介したい人達がいるの。簡単に言えば、私と一緒でこの土地を管理している悪魔よ」
「なるほど」
確かにリアスさん以外に土地を管理している人物とは会ってみたい。
「彼女も気になっていたしね」
笑みを浮かべるリアスさん。
「そして、何よりも、今回は助けてくれて、本当にありがとう」
そう頭を下げてくれた。
「俺は何もやっていませんよ。リアスさん達を助けたのは、紛れもなく俺の家臣達だから」
今回の1件で貢献してくれた滅、言峰、友奈の3人のおかげである。
「だとしても、あなたが動いてくれたおかげで、私はこうして生きているわ。改めて、あの時、私を助けてくれて、本当にありがとう」
「……どういたしまして」
少し照れくさかった。
「そして、あなたのおかげでイッセーも成長したわ」
「そうなんですか?」
「えぇ、皮肉にも言峰のおかげでね」
そういえば、さっきもそんな事を言っていたような気がする。
「私は、今回のレーティングゲームで、自分の無力さと甘さを知ったわ。もし私がもっと強くなれば、こんな事にはならなかった」
リアスさんは真剣な表情で語った。
「私は、まだ未熟だったわ。今回のレーティングゲームに勝っても、それで何かが変わるわけじゃない。私達がやらなければならない事はもっと多くある」
その言葉には、確かな決意を感じた。
「だから、私は強くなるわ。そして今回の事で得た教訓を生かして、この土地を、民を、そして領地を守る為、私はよりいっそうの力をつける」
リアスさんは顔を上げると、決意を込めた目でこちらを見た。
「だから、あなたが王を目指すならば、今後とも付き合ってもらうわ。同盟相手としてね」
リアスさんは手を差し伸べてくれた。
「……分かりました」
俺はそれに応じて、握手を交わした。
これから先、色々と面倒事が起こる予感がする。
だが、まぁなんとかなるだろう。
それにしても──
「絶花の奴、結局すぐに帰ったな」
リアスさん達に紹介する前に、帰ってしまったから。
「けどまぁ、またの機会としてようか」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王