サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「ドラコー? 」
その名だけを聞いたオカルト研究部の面々は疑問に思って、ドラコーを見つめる。
今のドラコーの格好は赤いドレスを身に纏っており、あまり目立たないようにしている。
だが、その名だけでは知らないのは当然かもしれない。
「ふんっ、悪魔と聞いたが、なるほどな。向こうの魔術師に比べたらあまりにも悪魔らしくない奴らばかりだな」
「なっ、いきなり何を言っているんだ」
ドラコーは呆れたような言葉と共に、リアス達を見渡した後の一言。
それに対して兵藤は怒っているようだが。
「まぁ、この場合は貶しているんじゃなくて、むしろ良い方面だけど」
「どういう事なの、それは?」
「向こうの世界の魔術師の大半は外道ばかり。俺が知り合った魔術師はその大半の中の例外のような人達だったから」
そう考えたら、カルデアのスタッフやライネス師匠達との出会いは本当に幸運かもしれない。
「・・・なんというか、少し複雑だけど、そのドラコーという子もその魔術師なの」
「違うな、まぁ、あえて名乗る名があるとしたら、バビロンの大淫婦だな」
「バッ」
そこで、リアス達が絶句した。
「知っているのか?」
「知ってるというか、バビロンの大淫婦とは多くの人々を狂わした邪教の母みたいな扱いですけど」
アーシアちゃんの言葉はともかくとして。
「赤い竜などと呼ばれる、キリスト教にとっての最大悪と言えるべき存在」
それに続くようにゼノヴィアが言う。
「・・・えっと、そんな凄い存在が」
「おい、今、見た目が子供だと思っているだろ」
「そっそんな事はないぞ」
「まぁ良い、それよりも、まさかクリプターが現れるとはな」
「それで私を呼んだ訳、教えてくれる?」
それと共に、先輩はこちらに問いかける。
「たぶん、向こうはこちらの手をほとんど知っている。現状のサーヴァントや他の勢力の力を借りた場合を既に想定していると思います」
「まぁ、普通に考えたらね」
「だとしたら、それをひっくり返す程の切札も必要となる」
「ひっくり返す程の切札って」
そうして、俺は自分の中にある王の駒を取り出す。
「俺の神器を禁手させる」
「禁手、一つだけで本当になれるのか」
「まぁ、ここ最近、可笑しくなっているが、本来、ある領域に至った者が発揮する神器の最終到達点とされる現象だからな。けれど」
アザゼル先生は、そのまま俺の駒を見る。
「お前のは本当に予想なんて出来ない。俺ですら、本当に未知の領域だ」
「だからこそ、誰も知らないその先に切札があると思えるんだ。その為にも」
そうすると、白野先輩は親指を立てる。
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王