サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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月の先輩と最初の獣 Ⅵ

リゼヴィムがニヤリと笑いながら手を掲げる。

 

「さあ初代魔王諸君!あの生意気な小娘を吹き飛ばせ!」

 

赤いドレスの女が扇子を翻し、老練な男が銃口を向け、鎧の男が斧を構え、銀髪の男が氷のような眼光を放つ。

 

四方向からの同時攻撃。

 

炎・弾丸・斬撃・凍気──すべてが白野を貫く軌跡を描く。

 

リゼヴィムは哄笑した。

 

「愚かな!その程度の覚悟で──!」

 

──その時。

 

「……うるさいなぁ」

 

爆煙の中から響いたのは、平然とした少女の声だった。

 

「え……?」

 

リゼヴィムの笑みが凍りつく。

 

煙が晴れると、そこには傷一つない白野の姿。ただし……

 

白野の眼前には——七枚の赤い盾。

 

「……っ!?」

 

リゼヴィムの嘲笑が即座に消え去る。

 

【熾天覆う七つの円環】——アーチャー・無銘の宝具が展開されていた。四大魔王の猛攻が一枚も突破できない完璧な防御壁。

 

「まったく、君も無茶をするようになったな」

 

「そうかな、まぁ後輩の前だから少し格好をつけたくなったのかもね」

 

「なるほど、ならば、私も力を貸そうか」

 

それと共に、アーチャーもまた、そのまま構えていた。

 

「おいおい、そこにいるチミは確か唯我太郎のサーヴァントじゃないか」

 

「そうだな、だが、現状はもう1人のマスターである岸波白野のサーヴァントでもある」

 

「どっどういう事」

 

それに対して、リアス達も混乱した。

 

「私は確かにムーンキャスターである。だけど、同時にかつての戦いで絆を深めたサーヴァント達のマスターになる事も出来る。そして、そのサーヴァントは」

 

白野の号令が響くと同時に——

 

「みこーんっと!玉藻!参上です!ご主人さま♡」

 

ぽん!と煙と共に現れたのは玉藻の前。

 

「我を呼ぶとは、なかなか良い趣味だな?」

 

優雅に袖を払うギルガメッシュ。

 

「ふん……やっと戦場に出られるのか」

 

無表情ながら少し嬉しそうなアルテラ。

 

「おおー!なんか面白そうなパーティーじゃん!」

 

快活に叫ぶシャルルマーニュ。

 

「まったく……余を玩具扱いするとは良い度胸だぞ?」

 

ふわりと舞い降りるドラコー。

 

計6人のサーヴァントがズラリと並ぶ。

 

「ちょ!?なんでサーヴァント持ちのマスターが増えとんねん!?」

 

リゼヴィムの絶叫が虚しく響く。

 

「いやぁ、結構張り切ったけど、実は、私って召喚して維持する時間ってそんなにないんだよね。まぁマスターのサーヴァントを共通する事によって、かなり魔力は維持出来るけどね」

 

「あっ、私はご主人様の言葉で、即参上!しただけですけどね」

 

そうした状況の最中、白野は。

 

「さぁ、始めようか、マスター同士の戦いをね」

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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