サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「さぁ、サーヴァント大戦の開幕だよ」
白野の号令とともに空気が張り詰める。
リゼヴィムは狂気に満ちた笑みを浮かべた。
「魔王のサーヴァントが人間に劣るはずがない!」
その言葉が合図となった。
——瞬間。
互いのサーヴァント達による攻撃が始まる。
最初に、行動したのは、エミヤだった。
彼は、その手に持つ弓を構え、真っ直ぐと矢を次々と放っていく。
それに合わせるように、ギルガメッシュもまた、その背後から王の財宝を解放させ、次々と宝具を放っていく。
「まさか、英雄王、お前と共闘するとはな」「ぬかせ、雑種が。マスターの言葉だから仕方なく付き合ってやっているだけだ」「それで十分だろう。英雄王よ」
そんな掛け合いをしながらも、次々と宝具を繰り出していった。
それに続くように、他のサーヴァントもまた攻撃を放つ。
それぞれの武器と属性が異なる魔法が飛び交い、魔力の嵐が巻き起こる。
一筋の閃光が空を裂き——
凄まじい爆風が巻き起こった。
その中で白野は冷静に分析する。
「ははぁ!確かに遠距離は凄いけど、この程度だったら」
リゼヴィムが笑みを浮かべながら、情況が好転している。
そう感じた瞬間。
「あぁ、笑っている所、ごめんだけどさ」
白野は、そのまま冷静に伝える。
「そこはもう、私達の距離だよ」
その言葉と共に、既にリゼヴィムを含め、左右にはドラコーとアルテラ。
正面にはシャルルマーニュが姿を現した。
「なっ」
なぜ、接近を気づかなかったのか。
その答えは。
「いやぁ、本当にこういうのはあまりやりたくないんですけどねぇ」
「っ」
玉藻の前の狐の耳がピコピコと動いていた。
「みこーん!!気配を消すのは、苦労しましたよ!」
同時に3人はそれぞれの武器を構える。
リゼヴィムの顔色が変わった。
「くっ!?」
魔力放出!?
反射的に結界を張るが——
ドゴォォンッ!!!
直撃は免れたものの衝撃波が走る。
さらに追い討ちをかけるように——
「「遅い」」
2人の声が重なる。
爆炎の中から飛び出したアルテラとドラコーが両側から挟撃!
さらに正面からはシャルルマーニュが疾風のごとき速度で突っ込んでくる。
「くそおぉぉぉ!!!」
リゼヴィムの悲鳴が轟く中——
戦場はさらなる混沌へと突入していく!
リゼヴィムは焦りつつも冷静さを取り戻したように見える。
「魔王の力舐めんなよ……」
全身から禍々しいオーラが噴出する。
四大魔王の幻影がゆらめき始めた。
4体の初代魔王のビジョンがそれぞれの武器を構える。
紅蓮の炎。
漆黒の砲撃。
雷鳴のような斬撃。
極寒の氷柱。
四方八方から攻撃が押し寄せてくる!
白野は冷静に呟く。
「魔王って言っているけどさ、知っているの」
「何をだ」
白野は呆れるように呟く。
「サーヴァントは、生前よりも弱体化している可能性を」
「ぇっ」
その一言が決定的な隙となるのを、リゼヴィムは知らずに、
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王