サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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月の先輩と最初の獣 Ⅶ

「さぁ、サーヴァント大戦の開幕だよ」

 

白野の号令とともに空気が張り詰める。

 

リゼヴィムは狂気に満ちた笑みを浮かべた。

 

「魔王のサーヴァントが人間に劣るはずがない!」

 

その言葉が合図となった。

 

——瞬間。

 

互いのサーヴァント達による攻撃が始まる。

 

最初に、行動したのは、エミヤだった。

 

彼は、その手に持つ弓を構え、真っ直ぐと矢を次々と放っていく。

 

それに合わせるように、ギルガメッシュもまた、その背後から王の財宝を解放させ、次々と宝具を放っていく。

 

「まさか、英雄王、お前と共闘するとはな」「ぬかせ、雑種が。マスターの言葉だから仕方なく付き合ってやっているだけだ」「それで十分だろう。英雄王よ」

 

そんな掛け合いをしながらも、次々と宝具を繰り出していった。

 

それに続くように、他のサーヴァントもまた攻撃を放つ。

 

それぞれの武器と属性が異なる魔法が飛び交い、魔力の嵐が巻き起こる。

 

一筋の閃光が空を裂き——

 

凄まじい爆風が巻き起こった。

 

その中で白野は冷静に分析する。

 

「ははぁ!確かに遠距離は凄いけど、この程度だったら」

 

リゼヴィムが笑みを浮かべながら、情況が好転している。

 

そう感じた瞬間。

 

「あぁ、笑っている所、ごめんだけどさ」

 

白野は、そのまま冷静に伝える。

 

「そこはもう、私達の距離だよ」

 

その言葉と共に、既にリゼヴィムを含め、左右にはドラコーとアルテラ。

 

正面にはシャルルマーニュが姿を現した。

 

「なっ」

 

なぜ、接近を気づかなかったのか。

 

その答えは。

 

「いやぁ、本当にこういうのはあまりやりたくないんですけどねぇ」

 

「っ」

 

玉藻の前の狐の耳がピコピコと動いていた。

 

「みこーん!!気配を消すのは、苦労しましたよ!」

 

同時に3人はそれぞれの武器を構える。

 

リゼヴィムの顔色が変わった。

 

「くっ!?」

 

魔力放出!?

 

反射的に結界を張るが——

 

ドゴォォンッ!!!

 

直撃は免れたものの衝撃波が走る。

 

さらに追い討ちをかけるように——

 

「「遅い」」

 

2人の声が重なる。

 

爆炎の中から飛び出したアルテラとドラコーが両側から挟撃!

 

さらに正面からはシャルルマーニュが疾風のごとき速度で突っ込んでくる。

 

「くそおぉぉぉ!!!」

 

リゼヴィムの悲鳴が轟く中——

 

戦場はさらなる混沌へと突入していく!

 

リゼヴィムは焦りつつも冷静さを取り戻したように見える。

 

「魔王の力舐めんなよ……」

 

全身から禍々しいオーラが噴出する。

 

四大魔王の幻影がゆらめき始めた。

 

4体の初代魔王のビジョンがそれぞれの武器を構える。

 

紅蓮の炎。

 

漆黒の砲撃。

 

雷鳴のような斬撃。

 

極寒の氷柱。

 

四方八方から攻撃が押し寄せてくる!

 

白野は冷静に呟く。

 

「魔王って言っているけどさ、知っているの」

 

「何をだ」

 

白野は呆れるように呟く。

 

「サーヴァントは、生前よりも弱体化している可能性を」

 

「ぇっ」

 

その一言が決定的な隙となるのを、リゼヴィムは知らずに、

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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