サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「ふむ、なるほどな」
目の前にいる教会からの使者であるゼノヴィア。
そして、同じく合流した紫藤イリナ。
その目的を聞くと、少しは納得した。
「教会にある聖剣であるエクスカリバー。それを取り返す事と、その犯人だと思われる集団の討伐が任務という訳か」
「あぁ、そうだ、それにしても、君はなぜ、その聖剣を探して?」
「・・・まぁ、簡単に言えば、奴らは俺の逆鱗に触れたとだけ言っておこう。その犯人の内の1人は捕らえている」
「なっ、本当なのか」
「と言っても、末端だから情報はほとんどなかったけどな」
「ふむ」
それを聞くと、ゼノヴィアは少し悩んだ様子が見られる。
「・・・聞くが聖剣を見つけた際には」
「破壊するつもりはない。聖剣自身の意思でやったのならば話は別だが、利用されただけだ。最も、それで誰かが傷つける場合は」
「・・・まぁ、その場合は仕方ないだろ」「良いの、ゼノヴィア?」
俺と彼女の会話を聞いてイリナは会話を行っていた。
「お前も知っているだろ。彼と敵対するのは不味い。何よりもイリナも知っているだろ。彼の勢力は」
「えぇ、敵対するのは不味いのは分かっているわ」
「何よりも敵対する理由もなく、協力してくれる勢力がいるんだ。むしろこれは好都合だろ」
「・・・確かに」
ひそひそ話はかなり聞こえているが、まぁ、俺としては良いだろう。
「では、改めて協力を頼みたいが、その言峰神父は」
「あぁ、それは無理だ」
「無理って、一応理由を聞いても」
それに対しての答えは。
「奴は今、中国の本場で至高の麻婆豆腐を味わう家族旅行を行っている。今、奴を呼び戻せば、この場にいる全員が辛さで死んでしまうな」
「「予想外の理由だった」」
2人は同時に答えたが、俺の家臣達は結構自由な所が多い。
「それでは、君の所にいる家臣で動けるのは」
「滅に椿、それにクリスの3人だ」
最も、今回の1件を考えると、椿とクリスの2人が来てくれたのは助かる。
そう考えていると。
「えっ、もしかして唯我なのか!」
「んっ、兵藤先輩ですか?」
すると、こちらを見ているのは兵藤先輩に塔城先輩。それに生徒会の先輩だった。
「お前、なんでこいつらと?」
「いやぁ、少し面倒な奴らと戦う事になりまして、共闘を結んでいる所ですよ」
「共闘って、もしかしてお前、エクスカリバーの1件と関わっているのか?」
「ふむ、先輩達も似たような感じですか?」
「・・・えぇ、そうです」
「ならば、少し事情を聞かせて下さい。力になれると思いますので」
どうやら、今回の1件は、俺が考えている以上に面倒な事になっているようだ。
次回の王は
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