サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

56 / 704
契約

兵藤先輩達と合流した。

彼らが、なぜここに来たのか。

疑問ではあったが、どうやら、俺達が行動している間にも、兵藤先輩達の方でも色々とあったらしい。

 

「なるほどな、木場先輩がエクスカリバーに復讐か」

「あぁ、だから、その同盟を組みに来たけど、まさかお前も一緒にとは」

 

そう、兵藤先輩は言う。

だが、ある意味、これは結構問題があるな。

三大勢力は、基本的に敵対している。

そんな状況で、この二つの勢力が手を組めば、かなり問題になる。

ならば。

 

「確かにリアス先輩達にバレたら不味いだろうな。だが、それはあくまでも独断行動の場合だろ」

「えっそれは、そうだけど」

 

俺はその言葉を聞いて、笑みを浮かべる。

 

「では、兵藤先輩、塔城先輩、匙先輩、木場先輩。俺と契約しようではないか」

「はぁ!?」

 

それに対して、兵藤先輩達は驚いた様子だが。

 

「何、これも悪魔の仕事の一環。互いに合意ならば問題ないだろう。俺はコカビエル一味にちょっとした恨みがあってな。それを晴らす為に、先輩方と契約する。

まぁ、代価に関しては、要相談だが」

「いや、それは、その大丈夫なのか、お前は」

 

兵藤先輩は何やら、慌てている様子だが。

 

「問題ない。なぜならば奴らは、俺の逆鱗に触れたからな」

「えっ」

 

その言葉に疑問に思った。

 

「・・・まぁ、それはどうでも良い。それでどうする?契約内容はそうだなぁ、コカビエルの計画阻止。報酬はエクスカリバーの破壊で良いか」

「いやいや、それ、勝手に決めないでよ」

「えぇ、だが聞く限りだと、欠片があれば、無事に再生出来るのだろう。なんなら椿も貸してやろう。まぁ、奴の場合は魔改造すると思うが」

「えぇ、ちょっと、ゼノヴィア」

「ふむ、これはあくまでも、貴殿の勢力にいるという事だな」

「あぁ、そうだ」

「ならば問題ないな」

 

ゼノヴィアさんの方も納得している。

 

「ちょ、ゼノヴィア」

「我々が力を貸すのは唯我太郎が率いる勢力だ。彼の勢力には種族が関係なく受け入れている。それを考えれば、偶然悪魔がいたというだけだ」

「それはそれで、どうなのよ」

 

渋る様子のイリナさん。

だが。

 

「多少の問題は、俺がなんとかしよう!何よりも、そいつは民を傷つけるんだったら、王となる俺が見逃す訳にもいかなくなったからな」

「私怨で動くのに?」

「私怨の何が悪い」

 

それに対して、俺はため息を吐く。

 

「復讐は何も生み出さないなど偽りだ。人には晴らさなければ前には進めぬ恨みもある」

「それは、けど」

「まぁ、俺は殺す事は許さないがな」

「それは、僕の復讐の邪魔をするつもりかい?」

 

そう問いかけるが、俺は首を横に振る。

 

「木場先輩の事情はどうであれ、殺せば、そこまでです。償いの機会だろうと、罰を受けるとしても、生きていないと意味はない。だからこそ俺は殺すつもりはないです。だけど」

 

俺はそのまま、腕を組む。

 

「だからこそ、奴らには地獄よりも苦しい苦しみを味わって貰いますが」

 

その宣言だけをした。

 

「・・・例え戦闘能力がなくても、狂気でここまで圧倒されるとはな」

 

そんな呟きを聞こえるが、関係ない。

俺にあるのは、ただ一つ。

絶花の姿を使って、悪事を行った奴らへの断罪。

それだけだ。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。