サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
兵藤先輩達と合流した。
彼らが、なぜここに来たのか。
疑問ではあったが、どうやら、俺達が行動している間にも、兵藤先輩達の方でも色々とあったらしい。
「なるほどな、木場先輩がエクスカリバーに復讐か」
「あぁ、だから、その同盟を組みに来たけど、まさかお前も一緒にとは」
そう、兵藤先輩は言う。
だが、ある意味、これは結構問題があるな。
三大勢力は、基本的に敵対している。
そんな状況で、この二つの勢力が手を組めば、かなり問題になる。
ならば。
「確かにリアス先輩達にバレたら不味いだろうな。だが、それはあくまでも独断行動の場合だろ」
「えっそれは、そうだけど」
俺はその言葉を聞いて、笑みを浮かべる。
「では、兵藤先輩、塔城先輩、匙先輩、木場先輩。俺と契約しようではないか」
「はぁ!?」
それに対して、兵藤先輩達は驚いた様子だが。
「何、これも悪魔の仕事の一環。互いに合意ならば問題ないだろう。俺はコカビエル一味にちょっとした恨みがあってな。それを晴らす為に、先輩方と契約する。
まぁ、代価に関しては、要相談だが」
「いや、それは、その大丈夫なのか、お前は」
兵藤先輩は何やら、慌てている様子だが。
「問題ない。なぜならば奴らは、俺の逆鱗に触れたからな」
「えっ」
その言葉に疑問に思った。
「・・・まぁ、それはどうでも良い。それでどうする?契約内容はそうだなぁ、コカビエルの計画阻止。報酬はエクスカリバーの破壊で良いか」
「いやいや、それ、勝手に決めないでよ」
「えぇ、だが聞く限りだと、欠片があれば、無事に再生出来るのだろう。なんなら椿も貸してやろう。まぁ、奴の場合は魔改造すると思うが」
「えぇ、ちょっと、ゼノヴィア」
「ふむ、これはあくまでも、貴殿の勢力にいるという事だな」
「あぁ、そうだ」
「ならば問題ないな」
ゼノヴィアさんの方も納得している。
「ちょ、ゼノヴィア」
「我々が力を貸すのは唯我太郎が率いる勢力だ。彼の勢力には種族が関係なく受け入れている。それを考えれば、偶然悪魔がいたというだけだ」
「それはそれで、どうなのよ」
渋る様子のイリナさん。
だが。
「多少の問題は、俺がなんとかしよう!何よりも、そいつは民を傷つけるんだったら、王となる俺が見逃す訳にもいかなくなったからな」
「私怨で動くのに?」
「私怨の何が悪い」
それに対して、俺はため息を吐く。
「復讐は何も生み出さないなど偽りだ。人には晴らさなければ前には進めぬ恨みもある」
「それは、けど」
「まぁ、俺は殺す事は許さないがな」
「それは、僕の復讐の邪魔をするつもりかい?」
そう問いかけるが、俺は首を横に振る。
「木場先輩の事情はどうであれ、殺せば、そこまでです。償いの機会だろうと、罰を受けるとしても、生きていないと意味はない。だからこそ俺は殺すつもりはないです。だけど」
俺はそのまま、腕を組む。
「だからこそ、奴らには地獄よりも苦しい苦しみを味わって貰いますが」
その宣言だけをした。
「・・・例え戦闘能力がなくても、狂気でここまで圧倒されるとはな」
そんな呟きを聞こえるが、関係ない。
俺にあるのは、ただ一つ。
絶花の姿を使って、悪事を行った奴らへの断罪。
それだけだ。
次回の王は
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妖怪王
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幻想王