サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
無事に協力関係を結ぶ事が出来た。
結成されてからはいつも夜に集まり、男は神父の格好を、女性はシスターの格好を。
神父を殺し回っているフリードを誘き寄せようとこの格好で人気のない場所を歩いていたのだが、今のところ成果は得られていなかった。
「今日も収穫なし…か」
「まぁ、んな簡単に見つけれる訳ねぇわな」
そうしながら、今回の結果を話し合っていた。
「一応、聞いている限りでも、フリードという奴は、外道ではあったが、同時に優秀だったようだな」
「あぁ、性格は最悪だが、戦闘センスは、教会でもかなり上位に入っている」
ゼノヴィアとイリナ。
2人からの教会側の情報。
それによって未だに全体的に把握していない部分での情報を整理する事が出来た。
「それで、クリス、状況は?」
「・・・一応、怪しいのはいるよ、このまま森に入れば、着いてくると思うよ」
「そうか、んじゃ、行くか」
同時に俺はクリスに確認すると共に、そのまま森に入る事が出来た。
「そう言えば、気になっていたけど、あの子もまさか家臣なのか?」
「あぁ、雪音クリス。滅と同じもう1人の僧侶だ」
「えっ」
その言葉を聞くと、兵藤先輩は驚いたようにクリスを見る。
「お前の聞いた話だと怒らせたら怖いって」
「あぁ、そうだな。けど、普段はかなり優しいからな。よっぽどの奴じゃないと見られないぞ」
「・・・太郎、そういうのは聞こえるよ」
俺と兵藤先輩の会話を聞いて、クリスから注意を受けた。
「悪い悪い、とりあえず、滅」
「あぁ、分かっている」『ジャパニーズウルフ!』
それと共に滅も既に準備が出来ている。
滅自身の計算能力もある。
だが、同時にクリスが事前に情報を集めていた事もあって、既に居場所は分かっている。
「変身」『フォースライズ!ジャパニーズウルフ!Break down.』
鳴り響く音声。
それと共に、滅の姿は変わる。
これまでの、滅が変身していたどの姿とも異なる。
銀色の装甲に両腕の巨大な爪が特徴的な姿だった。
「先に行く。すぐに来い」
同時に滅は、その場を走り出した。
そのスピードは、地上に限れば、滅の中では最速だった。
聞こえて来たのは、金属と金属がぶつかる音。
「まさか、既に作戦を立てていたとは」
「すぐに向かわないといけないようね」
それと共に、その場にいる全員が、滅が戦っていると思われる場所に向かって、走り出す。
その最中、兵藤先輩がふと俺の方に問いかける。
「なぁ、唯我」
「なんでしょうか?」
「お前の所の家臣は色々ととんでもないけど、実は一番の謎なのは、滅さんじゃないか?」
まぁ、その事に関しては、黙っておこう。
さすがに別の世界から侵略してきた機械生命体とは言えないからな。
まぁ、説明しても分からないだろう。
「とりあえず、行きましょうか」
「えぇ」
次回の王は
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妖怪王
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