サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「俺が狙いねぇ」
そうしながら、俺を見下しているコカビエルを、俺は睨み付ける。
「それが、わざわざこの街に来た理由なのか」
「そうだな、貴様を殺すというのも目的の一つだ。この街には戦争の火種があるからな」
「火種だと?」
コカビエルはそう笑みを浮かべながら言う。
「魔王の妹が2人もいるこの街。その妹を殺せば、三大勢力での戦争を起こすきっかけには十分過ぎる。だが、それだけではない」
それと共にコカビエルは話を続ける。
「お前を殺せば、お前を気に入っている奴らがこちらに戦争を仕掛けるだろうな。何よりも、お前が最も信頼している者は特にな」
「・・・なるほど、よぅく理解出来たよ」
コカビエルがどういう奴なのか、さっぱり分からない。
だが。
「お前を殺せば、そこにいる奴のように復讐を行う為に行動するだろうな。素質は十分過ぎるからな、おそらくはおっと」
そうコカビエルが言う前に、クリスが矢を放ってくれた。
コカビエルの奴がどういう堕天使なのかは理解出来た。
奴が戦争の為に行動するのは理解出来た。
だからこそ。
「なるほど、お前を止めないといけないのはよく分かった」
俺はコカビエルを睨み付けた。
「ゆっ唯我」
「先輩、それにゼノヴィアさん達だっけ」
俺はとりあえず、周囲を見渡す。
「奴は、俺達が捕らえます。だから、先輩達は、エクスカリバーに集中してください」
「くくっ、ならば、時間潰しには十分のようだな」
それと同時だった。
『フォースライズ!フライングファルコン!Break down.』
鳴り響いた音声と共に、既に滅は、その手に愛用の武器であるアタッシュアローを手に、コカビエルに攻撃を仕掛けた。
「ほぅ、まずはお前か」
コカビエルは、その手で瞬時に光の槍を作り出すと共に、滅の攻撃を正面から受け止めた。
「俺達の主の命令だからな。何よりも、貴様をこれ以上、放っておく訳にはいかない。お前をここで止める」
「人間が作りだした代物か。そのような機械の翼で、堕天使の翼に挑むかぁ!」
同時に、コカビエルは、そのまま空中で、戦い続ける。
「先輩達、まだフリードの奴が逃げ出しました。おそらく、奴は、何か計画を企んでいます。
早く追った方が良いですよ」
「だけど、あいつを放って「先輩」えっ」
「
それだけ、言った。
先輩達は。
「・・・勝てるんですか」
そう、塔城先輩が訪ねてくる。
それに対して、俺は。
「えぇ、勿論」
その言葉を聞くと、塔城先輩は。
「行きましょう、それに、木場先輩も」
「・・・そうだね、ここはお願いね」
それと共に去って行った。
彼らが去ったのを確認すると共に、俺はクリスに目を向ける。
「クリス、合図を」「分かった」
それと共にクリスは、真っ直ぐと空に向けて矢を放った。
「なんだ、今のは」
瞬間、俺達がいる山に結界が張られる。
「これは結界、何時の間に」
「要石刀。要石と同じ役割を放ち、その地に結界を張る。これで、コカビエル、お前はこの場から逃れる事は出来なくなった」
「閉じ込める準備は出来ているようだな」
「あぁ、そうだ。だからこそ、覚悟は出来ているよな」
そう、俺は告げる。
次回の王は
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妖怪王
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怪獣王
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幻想王