サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「さて」
俺は、見つめる。
この場における、俺達の最終目的としては、コカビエルの足止めまたは討伐だろう。
エクスカリバーを使い、どのような計画を行っているのかは分からない。
だが、コカビエル奴がバックにいる事で行われている計画だと考えれば、ここで確実にコカビエルを止める事が俺達の目的だ。
「と言っても、勝てるかどうかは分からないがな」
それは、この場にいる全員で勝てるかどうかについての勝算だ。
滅は、現状、俺達の中でも最強なのは間違いない。
だが、それでもコカビエルに勝てるかどうかは分からない。
それは滅の最も得意としている戦法が上回っているからだ。
滅の最大の武器、それは学習能力。
機械生命体故に、様々な事を学ぶ事が出来、この世界における技術を習得するのには、それ程時間は掛からない。
だが、戦っている相手であるコカビエルは戦闘方面での経験値は違う。
「ほぅ、追いつきそうでなかなかに面白いじゃないか」
「ちっ」
コカビエルは、その言葉と共に、その手にある光の槍を滅に向けて投げる。
その攻撃に対して、滅は、アタッシュアローで斬り裂き、相殺する。
同時に、矢を放つが、その攻撃はすぐに対処される。
「勝てるの」
「このままじゃ、難しいかもしれないな」
それは、滅の最大の武器である学習能力が追いつけるかどうか分からないからだ。
実は、滅は意外な事に、基礎スペックは、俺の家臣の中でもかなり下の方である。
それを補いようにライダーシステムを開発したそうだが、それでも追いつく事は難しい。
だからこそ、それを補うのだが。
「空中戦というのは、本来の滅が戦うのに適した場ではない。何よりも、あの姿は滅は未だに慣れていない」
「それじゃ、このまま」
「そうは言っていない。それに、俺が何にも考えていないとでも思うのか?」
滅の技術に関しては、よく分からない事が多い。
俺自身も趣味の範囲で口を出す事はあるが、その多くはあまり分からない。
しかし。
「幸いというべきか、俺には頼りになる家臣が多くいるからな」
「おう、待たせたな」
それと共に椿がこちらに来た。
要石刀による仕事は終えた。
同時に、勝利の条件も整った。
「そうか、ならば、頼めるか」
「おうよ、おぉい、滅の旦那ぁ!」
「来たか」
それと同時に、滅もまたこちらに急降下して接近する。
「何を企んでいるのか、分からないが、背を向けたのは間違いだ」
そう、コカビエルは呟き、光の槍を放つ。
だが。
「問題ない、お前の槍への警戒する必要はない。なぜならば」
同時に、光の槍は相殺される。
「雪音クリスの援護があれば、問題ない」
「なに?」
それと共にクリスもまた、弓を構えていた。
「音波の魔弓。アザゼルから聞いたが、それはあまり珍しい神器ではなかったはずだ。しかし、一体」
「私、こう見えて、トリスタンの子孫ですから」
「なっ」
それには、コカビエルは驚きを隠せなかった。
同時に納得する。
「なるほど、あのトリスタンと、音波の魔弓。下手な持ち主が持った神滅器よりも厄介だな」
「そして、私は援護を徹すれば良い。なぜならば」
それと共に椿は投げる。
「ほらよ、受け取りな!」
そう、刀を投げる。
いや、刀というよりも、かなり短いナイフだろう。
赤く燃えるそのナイフは、近代的ではある。
そして。
「感謝する、そして」
それと同時に滅は、その手に新たなプログライズキーを取りだしていた。
「これは、俺だけでは決して出来なかったからな」『インフェルノウィング!』
これまで見た事のない赤いプログライズキーを起動させる。
その赤いプログライズキーを、そのまま椿から受け取った刀に装填する。
「変身」『スラッシュライズ!バーニングファルコン!』
鳴り響いた音声と共に、滅の姿は変わる。
先程までのピンク色から一変。
全身が燃えるような深紅のアーマーに覆われる。
「ほぅ、これは一体」
「先日の戦いから新たに加わった姿、バーニングファルコンだ」
そう、滅は構える。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王