サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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機械の炎の不死鳥

滅が最も強いのは、その学習能力だ。

その戦闘で得た経験値を元に、さらに強くなる。

そして、先日の戦いにおいて、新たに作りだしたのが、バーニングファルコンだ。

 

『これは、ライザー・フェニックスとの戦闘時、フェニックス家の魔力を観察し、その力を擬似的にだが、再現した物だ』

『おぉ、凄いじゃないか』

『だが、現状、その力に耐えられる装備を、制作は出来ない。データを再現したのは良かったが、まさか、このような弱点があったとは』

 

バーニングファルコンの力は本物だった。

故に、その滅は、その力を最大限に発揮する方法を模索した。

その結果、椿に頼む事にした。

彼女に頼めば、バーニングファルコンの力に耐えられる妖刀を造れる。

故に、彼女に依頼し、駒王街に来て貰った。

その後は、様々な積み重ねもあって、バーニングファルコン専用の妖刀の開発は遅れてしまった。

 

「けど、この状況でまさか出来るとはな」

 

そうしながらも、バーニングファルコンへと変身した滅を見ながら、

 

「ほぅ、それはまさかフェニックスを模したのか。だが、その程度で俺に勝てるとでも?」

 

それと共に、滅に向けて、コカビエルはその手に持った光の剣を真っ直ぐと放った。

だが。

 

「問題ない。このバーニングファルコンへと移行した事によって、既にお前が俺達に勝てる可能性は、既に0%となった」

「なに?」

 

滅の、その言葉と共に、既に滅の姿は消えていた。

バーニングファルコンへと変わった事による炎。

その炎を利用した幻影で、既にその場から滅はいなくなっていた。

それだけではない。

コカビエルの背後に回っていた滅は、その手に持っていた妖刀で一閃。

炎の斬撃がコカビエルに襲う。

 

「ほぅ」

 

同時に滅は既に移動している。

 

「幻覚、いやこの場合は炎を利用しているのか」

 

バーニングファルコンの色は炎。

それと同じ炎で、自身を覆い、まるで分身のように造り出す。

最初に説明を聞いた時は、あまり分からなかった。

だが、滅曰く、高熱を帯びた装甲表面を剥離させるらしい。

 

「なるほど、これは面白い!確かに神器と比べば小細工ではある!だが、その小細工すら造り出す事が出来ない今の堕天使よりも十分に強いぞ!」

 

だが、コカビエルは、その背中から翼を出した瞬間。

 

「言ったはずだ。既にお前は俺達に勝てないと」

 

その言葉と共に、コカビエルは驚く事になる。

それは、コカビエルが出した翼が突然消えた事を。

 

「何っ!?」

 

驚きを隠せない表情だった。

しかし、見れば、コカビエルの翼は根元が綺麗に貫かれていた。

 

「まさかっ!」

 

見れば、クリスが既に構えていた。

炎による幻影。

それは、全て、クリスによる攻撃に意識を向けない為。

 

「どんなに硬くても、根元は弱い」

「ぐっ、だが!」

「言ったはずだ、既に終わりだと」『フライングユートピア』『バーニングレインラッシュ』

 

鳴り響く音声。

それと共に、滅はその手に持った妖刀を真っ直ぐと放った。

その放った一撃は、そのままコカビエルの胴体に当たる。

 

「ぐっ!」

 

その妖刀に向かって、滅は真っ直ぐとそのまま柄を蹴りつけて貫いた。

 

「があぁあっぁ!!」

 

その炎を浴びながら、真っ直ぐと地面に墜ちる。

それは、まさしく、戦いの決着を意味するだろう。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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