サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「アザゼルから、お前を無理矢理連れて帰れと言われたが、どうやら既に終わっているようだな」
「あぁ、そうだ。まぁ、俺がどうなるかだなんて、今更興味はない。連れて行け」
「そうさせて貰う」
その言葉と共に、そいつはコカビエルを持ち上げた。
見る限り、その鎧は、神器だろう。
滅のような物ではなく、神器である事は理解出来る。
だが、そのレベルは、他の神器と比べても明らかに高すぎる。
おそらくは、神滅具だと考えて、間違いないだろう。
そんな考察を行っていると、俺達の方に目を向ける。
「そして、なるほど。お前が噂に聞く、王か」
「まだ、王ではない。いつか王になる男だ」
「そうか、だが、なるほど。噂通りの奴というのは間違いないようだな」
そのまま、滅達を見つめる。
「未だに謎に包まれている僧侶。トリスタンの子孫であり、歴代最強の当主、雪音クリス。ヘファイトスの弟子である椿・コルブランド。この面子を揃えているだけではなく、他にもまだ見ぬ強者がいるとはな」
「当たり前だ」
「正直に言えば、すぐにでも戦いたいが、今はアザゼルの使いが先だ」
そう、奴は持ち上げる。
「俺はこれで失礼する。それと聞くが」
「なんだ?」
「元気でやっているからしい」
「元気?まぁ、元気にやっているけど、いきなり、なぜそんな事を?」
「なに、俺の知り合いでお前の事を知っている奴がいる。そいつが心配していただけだ」
「ふむ」
俺にそんな知り合いがいたのか?
ここは、一緒に行動している滅に聞くのが一番だろう。
「滅、何か覚えはあるか?」
俺は、ふと、そんな事を尋ねる。
それに対して、滅は、首を横に振る。
「さぁな、俺の知る限りだと、あの男と知り合ってそうな奴は知らない」
「そうか」
少し気になりはしたが、仕方ない。
「それでは、俺はこれで帰らせて貰う」
「待て」
その前に、俺は奴を止めた。
「なんだ?」
「俺はいつか王となる男、唯我太郎。お前の名前をまだ聞いていなかったからな。一応、こちらから先に名乗らせて貰った」
そう、言うと奴は一瞬、驚いた様子だった。
だが。
「白龍皇だ。機会があれば、また会おう」
その言葉を最後に、奴はその姿を消した。
「とにかく、リアス先輩達の所にも報告しないとな。こっちの戦争は無事に勝利したし、何よりもまだ聖剣の事件が終わったかどうかも分からないからな」
「そうだな、心配はいらないと思うけどな」
そうしながら、俺達は今は戦場となっている駒王学園に向かう事にした。
そこで、俺達が見たのは。
「これは一体」
そこには、リアス先輩が、なぜか木場先輩の尻を叩いている光景。
おそらくは、先程までは死闘を繰り広げていたのは間違いないだろう。
周囲を見れば、その戦闘の跡を見れば、その激闘がどれだけヤバかったのがよく分かった。
「・・・なんというか、これは、来て良かったのか、俺達は?」
「・・・ふむ、こういうのは各勢力の文化という事だな」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王