サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「三大勢力会議?」
その日、俺はオカルト研究部の部室に呼ばれた。
あくまでも、俺は中学部に所属しているので、高等部の先輩達の所にあまり行く事はないのだが、その日、呼び出された内容に、俺は首を傾げる。
「そうなんだ、そこに、ぜひとも君にも参加してほしい」
そう、俺に告げたのはサーゼクスさんだった。
以前の、リアス先輩の婚姻を決める為のレーティングゲームで一緒に見て以来だが。
「そう言えば、お兄様も太郎の事を知っている様子だけど」
そう、リアス先輩は、ふとサーゼクスさんに尋ねる。
「私も噂ではかなり多くの事を聞いている。教会で有名なのは、あの言峰神父を家臣に迎えた事でって、イッセー、どうしたんだ?」
ふと、ゼノヴィア先輩が言峰の名前が出ると、兵藤先輩が、急に震えだした。
「イッセー君は、以前、言峰さんに直々に鍛えられたのですが、それ以来、その鍛錬がかなりのトラウマになったそうなのです」
「的確に痛い所ばかり攻めていました」
そう、合宿の時の特訓を思い出しながらも呟く。
「そうだね、確かに言峰神父も有名だ」
そう、サーゼクスさんは呟く。
「だけど、リアス。僕達も、三大勢力でも、太郎君の家臣の中で最も警戒している人物が1人いる」
「最も警戒している人物ですか?」
「あぁ、彼女は「さて、そこまで言われたら、私が直々に出た方が良さそうだな」まさかっ、ここに出てくるとはね」
サーゼクスさんが、話を切り出そうとした瞬間、俺の隣に現れた。
全員が、その人物が現れる事に気づかなかった。
「太郎、そこにいる方は」
「あっ、そうか、まだ紹介していなかったな、この人は俺の女王のトネリコだ」
「トネリコ? 聞いた事ない名前だけど」
そう、リアス先輩は首を傾げる。
それに対して、トネリコは頷く。
「まぁ、その名前は今の名前だ。以前の名の方がお前達は知っているだろう」
「以前の名?」
そう、リアス先輩は首を傾げた。
「モルガン」
「えっ」
それには、その場にいた全員が驚いた。
ただ、1人、兵藤先輩だけは首を傾げた。
「モルガンって?」
「アーサー王の姉にして、マーリンに比肩するほどの魔術師と呼ばれた人物だよ、けど、まさか」
「それだけじゃないよ、リアス。彼女は、それだけじゃない」
そう、サーゼクスさんは警戒している。
その様子に、ただ事じゃない事を察する。
「トネリコ、仕事は大丈夫なのか?」
そう、俺は聞くと。
「心配ありません、我が夫」
「夫!?」
その言葉に、さすがに兵藤先輩は声を出して、驚く。
「何を驚く? 私が女王で、彼は王。ならば、夫婦であるのは必然でしょう」
モルガンは、当然のように言うが。
「いや、だから、俺は未成年だから、まだ結婚は出来ないから」
「そういう問題か?」
兵藤先輩は思わず呟く。
すると、モルガンは、そんな兵藤の方を見つめる。
「えっと、何か」
「……何も、ただ気に食わない気配を感じた。それだけです」
そう、モルガンはため息を吐く。
「それよりも我が夫、他の女に色目を使わないように」
「いっ色目って」
その言葉にリアス先輩は驚きを隠せなかった。
「私はあなたと夫婦の契りをいずれ行います。これ以上、夫婦の契りを結ぶ者を増やさないように」
「いつも、思うけど、その増やさないって、どういう意味?」
俺が質問すると。
「今は、まだ知る時ではないので」
モルガンは、それだけ言い、その場を消した。
「さて、先程も分かった通り、僕達が最も警戒しているのはモルガン。彼女は、伝説以上の実力を持つ。だからこそ、太郎君と友好関係を結ぶ事は彼女の抑制にもなる」
「太郎、一つ聞きたいのだけど、彼女とはどういう経緯で、知り合ったの」
そう、リアス先輩が訪ねるが。
「まぁ、色々とありました」
そう言うしかない程に、かなりとんでもない冒険を繰り広げたとだけ、言っておこう。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王