サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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屋台の再会?

「侍?」

 

その言葉を聞いて、ヴァーリは首を傾げた。

 

「あぁ、そうだ、侍だ。騎士という駒を持ってはいる。だけどそれ以上にあいつは侍だからな」

「ほぅ、では最強の侍という事になるのか」

「あぁ、そうだ」

 

そうしていると、隣にいる男も面白そうに笑みを浮かべる。

 

「へぇ、噂には聞いていたけど、お前さんの所には相当面白い奴がいるようだな」

「まぁな、それにしても、ここのラーメンは美味いな」

「戦いよりも、今はラーメンか」

「あぁ、まぁ、今は、店主」

 

俺はそのまま店主に問いかける。

 

「この辺に、ラーメン以外の屋台はあるのか?」

「んっ、何か探している屋台でもあるのかい?」

「おでんの屋台だ。夏にはないと思うが」

 

俺はそう問いかけると。

 

「まぁ、知り合いにいるにはいるけど、なんだ、おでんが好物なのか」

「あぁ、勿論だ」

 

そうしながらも、俺はおでんを思い出す。

おでん、それはある意味、絶花が作れる料理の中で一番絶品な料理である。

というのも、おでんは基本的に切って、煮込む。

故に簡単だけど、その際に味の染みこむにはどうすれば良いのか。

それを絶花の剣技で上手く噛み合っている。

 

「おでん?」

「なんだ、ヴァーリ、知らないのか?」

 

すると、ヴァーリの連れの男が首を傾げながら言う。

 

「日本には何度も来た事はあるが、おでんというのはあまり聞いた事がない」

「ならば、今度、食わせてやるよ。冬のおでんはかなり美味いが、夏のおでんは最高だぜ」

「ほぅ、お前がそこまで言うのか、だが」

 

そう、ヴァーリは、そのまま一旦、止まる。

 

「なんだ?」

「いや、なんでもない。そうだな、何時かは食べさせて貰おう。その時は、お前に会いたがっている知り合いも連れてこよう」

「おいおい、あいつも来るのか?」

「問題があるのか?」

 

そう、ヴァーリと連れの男が言い合っている。

 

「いやぁ、かなり難しいと思うがって」

 

そうしていると、連れの男が何か気づいた様子。

それと共に、俺とヴァーリは屋台から外を見る。

すると、そこには。

 

「あぁ、そこにいましたか!太郎さん!」

「「・・・やば」」

 

俺はその人物を見ると同時に呟いてしまった。

すると、連れの男もなぜか言った。

そのまま、そいつはそのまま屋台の前に来る。

 

「何をしているんですか!太郎さん!明日は早いのに、こんな所にいて!!」

「いやぁ、屋台のラーメンがあると聞いて、思わず来てしまってな」

 

そう、俺は言い訳を言う。

 

「というよりも、ソラ、よく分かったな、ここにいるのを」

「いえ、駒王町中を走り回って、ようやく見つけたんですよ」

 

そう、ソラは頷く。

 

「それにしても、そこにいる人、なんか見覚えがあるような気がするですが」

 

ソラはそのまま、ヴァーリの連れの奴を見つめる。

それに対して、奴は何やら冷や汗を掻いているようだが。

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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