サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
ソラ・ハレワタール。
これは、一応は偽名である。
普段は、とある場所にて、修業を行っており、その目標は、どうやら祖父のようなヒーローになる事を目標に活動しているらしい。
中国に行った際に、事件に巻き込まれ、その際に知り合った。
「うぅん?」「・・・」
そんなソラが、ヴァーリの連れを何やら見つめている。
「どうしたんだ、ソラ?」
「いえ、そこにいる人、どこかで見覚えがあるような気がして。失礼ですが、どこかで会った事はありますか?」
そう、ソラは尋ねる。
それに対して、連れの奴は。
「さっさぁな、俺には覚えはないけどな」
明らかに動揺しているのは、一目で分かる。
だけど、この場合、俺はどうするべきか。
「くくっ、これは面白い事になったな」
対して、ヴァーリは、まるでその連れの慌てる姿を見て面白がるように見ていた。
どうやら、ヴァーリの方は助ける気はないようだ。
「まぁ良いか、ソラ、さっさと帰るぞ」
「むっ、ですけど」
「俺を連れ帰る目的なのに、お前が居座ってどうするんだよ、それにそんなに見ていたら、迷惑だろ」
「・・・むぅ、確かに、これは失礼しました」
「いやいや、別に良いぜ」
それだけ言い、俺はお代だけ置いて、帰る事にした。
「そう言えば、唯我太郎」
「なんだ?」
「最後に聞きたい事がある」
ヴァーリは、俺の方に向けて言う。
「お前が王になろうとした目的は知った。だとすれば、お前はどのような王になるつもりだ?」
「そうだな、あえて言えば、俺が目指す王は人間の王だ」
「人間の王か、それはなぜだ?」
そう、ヴァーリはこちらに問いかける。
「俺が王となる際に、どのような王になるのか。目的が決まった後、その道標となる言葉を一つ知った。故に、人間の王だ」
「道標となる言葉?」
そう、俺は頷くと共に。
「人は獣にあらず。人は神にあらず。人が人であるために、今一度考えるのだ。『人』とは何かを『人』は何をすべきかを」
俺は、その言葉を出した。
「ほぅ、どこから出たんだ、そんな言葉」
「昔、中古で買ったゲームの台詞だ、俺の所、近くにはゲームショップもなくて、買うのは安物のゲームばかりだ。だけど、その言葉が俺の道標となった」
「ゲームか、俺はやった事はないが、そのようなので、目標にしても良いのか?」
「どんな事でも道標となる。何よりも、その言葉の深さに、ゲームも何も関係ない」
それが、俺の中にある真実だ。
「なるほどな、だけど、詳しい言葉の意味を知りたいが、それは三大勢力会議で聞かせて貰おうか」
「まぁ、別に良いぜ。どうせ、この事は聞かれると思うからな」
それだけ言い、俺は店を後にした。
「それはそうと、この事は絶花さんにも言っておきますから」
「まぁ、良いけど、それよりもお前も参加するのか、三大勢力会議に?」
「えぇ、一応はモルガンさんに誘われて」
そうしながら、俺は空を見上げる。
「ソラ」
「なんでしょうか?」
「多分、今回の三大勢力会議、厄介な事になると思うぞ」
「それは、一体、どのような理由で」
それに対して、俺の答えは。
「直感」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王