サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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天使 Case9

 正義を名乗る奴ほど、裁きたがる。

 

 もちろん、全部が全部そうだとは言わない。杉浦碧みたいに、正義を名乗りながら守ることを選べる奴もいる。イリナのように、迷いながらも人を助ける方へ踏み出せる奴もいる。

 

 だが、正義という言葉は便利すぎる。

 

 便利なものは、使う人間を選ばない。

 

 誰かを助けるためにも使えるし、誰かを殴るためにも使える。自分を支えるためにも使えるし、自分の間違いを見ないためにも使える。要するに正義とは、包丁や火と同じだ。

 

 料理にも使える。

 

 放火にも使える。

 

 殺しにも使える。

 

 だから俺は、正義という言葉をあまり信用しない。

 

 信用するのは、その言葉を掲げた奴が、実際に何をしたかだけだ。

 

「これ以上やらせたら、ただの局地事件じゃ済まねえ」

 

 旧校舎の空き教室で、レオルドが端末を睨みながら言った。

 

 机の上には、昨日の礼拝堂跡で得たデータが並んでいる。黒い聖光の獣の残滓。古い派閥の印章。複数の天使の術式痕。ネガエモルギアの供給経路。声紋データ。

 

 点は線になった。

 

 線は輪になった。

 

 そして、その輪の中央にいる連中の顔が、ようやくぼんやり見えてきた。

 

「三大勢力の和平そのものに火がつくぞ」

 

「狙いはそれか」

 

「だろうな。駒王町周辺に悪魔への敵意を拡散する。天使側の一部がそれをやったと分かれば、天界の面子も潰れる。悪魔側は当然反発する。堕天使側も黙ってねえ。和平反対派からすりゃ、火種としては上等すぎる」

 

「性格が悪いどころじゃねぇな」

 

「ネガエモルギアをばら撒いて一般人まで巻き込んでる時点で、今さらだろ」

 

 レオルドは画面を切り替えた。

 

 古い礼拝堂跡の地下空間。

 

 封鎖されたはずの場所に、隠し通路がある。そこにネガエモルギアの反応が集中していた。

 

「今夜、最後の結界を起動するつもりだ。昨日の獣は前座だな。本命は、聖光の檻だ」

 

「檻?」

 

「黒い翼の結界だ。広げれば、感情汚染を一気に流せる。派手な爆発じゃねえ。じわじわ敵意を撒くタイプだ」

 

「最悪だな」

 

「ほんとにな」

 

 レオルドは鼻を鳴らした。

 

「今回は潰すな。捕まえる」

 

「分かってる」

 

「その“分かってる”は信用してねえ」

 

「毎回それだな」

 

「毎回お前が信用を積み立てねえからだよ」

 

 言い返せない。

 

 言い返せないことを言うな。

 

「敵は天使だ。しかも、全員が完全な外道ってわけじゃねえ。和平への不満や不安を持ってた連中が、ネガエモルギアで増幅されてる可能性が高い」

 

「だから殺すな、か」

 

「そうだ。殺せば向こうの言い分を補強する。宇宙警察が天使を処刑した、なんて話になったら目も当てられねえ」

 

「断罪ごっこに乗るなってことだな」

 

「ああ」

 

 レオルドは俺を見た。

 

「逮捕だ」

 

 逮捕。

 

 その単語は、妙に重かった。

 

 斬るでもなく、潰すでもなく、消すでもない。捕まえる。逃げ道を潰し、危害を止め、証拠を残し、身柄を確保する。

 

 殺さないための戦い。

 

 それは、面倒だ。

 

 だが、警察の仕事とはたぶん、本来そういうものなのだろう。

 

 夜。

 

 礼拝堂跡の地下へ向かう前に、レオルドは部室で最後の作戦説明を行った。

 

 俺はいない。

 

 少なくとも、唯我太郎としては。

 

 部室にはリアス、朱乃、兵藤、アーシア、小猫、イリナ、碧、絶花がいる。絶花は今回も前線には出さない。小猫が護衛につく。

 

『敵は今夜、最後のネガエモルギア結界を起動するつもりだ』

 

 レオルドの声が通信越しに届く。

 

『目的は駒王町周辺への感情汚染。悪魔への敵意を拡散して、和平協定への不信を煽る』

 

『そんなことをすれば……』

 

 イリナの声が震える。

 

『天界もただでは済まないわね』

 

 リアスが静かに言った。

 

『ああ。だから天使側も隠したがる。だが、隠してる場合じゃねえ』

 

 レオルドは言い切った。

 

『今回は確保する。断罪じゃねえ。処刑でもねえ。ネガエモルギア使用、精神汚染、一般人への危害誘導。犯人として捕まえる』

 

『同じ天使を……捕まえる』

 

 イリナが呟く。

 

 そこへ碧が声をかける。

 

『辛いだろうな。だが、止めることは見捨てることではないぞ』

 

『……はい』

 

『むしろ、間違ったまま進ませないために止めるのだ。正義の味方として、そこは譲れん』

 

『いいこと言ってるが、声がでけえ』

 

 レオルドが即座に刺した。

 

『すまん、少し熱が入った!』

 

『少しでそれかよ』

 

 絶花の声が小さく入る。

 

『……ギャバン・キングも行くの?』

 

 一瞬、部室の空気が止まった。

 

 小猫が何も言わない。

 

 レオルドが返す。

 

『行く。だが、お前は学校側で待機だ』

 

『また、待つだけ』

 

『そうだ。今日は待て』

 

 きっぱりと言う。

 

 けれど、突き放す声ではなかった。

 

『お前が安全圏にいる。それだけで、こっちは余計な判断を減らせる。守られるのが嫌なのは分かるが、今日はそれが一番効く』

 

 絶花は少し黙った。

 

『……分かった』

 

 その返事は、小さかった。

 

 けれど、ちゃんと前を向いていた。

 

 礼拝堂跡の地下空間は、思ったより広かった。

 

 昔の避難路か、隠し礼拝所か。石造りの壁に古い祈祷文が刻まれ、白い光が薄く滲んでいる。その白は、もはや神聖ではない。黒い脈動を内側に含んだ、腐りかけの白だった。

 

 俺はギャバン・キングとして先行した。

 

 右後方にイリナ。左外周に碧。後方支援にレオルドの浮遊端末。学校側にはリアスたちと小猫、絶花。

 

 太郎はいない。

 

 ここにいるのは宇宙警察の執行者だ。

 

 地下礼拝堂の中央には、複数の天使がいた。

 

 白い翼。

 

 だが、光は濁っている。

 

 その中心に立つ男が、こちらを見た。

 

「来たか。宇宙警察」

 

 整った顔だった。

 

 声も落ち着いている。

 

 だからこそ、気持ちが悪い。

 

 怒鳴る者より、穏やかに間違っている者の方が厄介だ。自分の足元が崩れていることに気づかず、まっすぐ立っているつもりでいる。

 

 イリナが前へ出る。

 

「あなたたちが、ネガエモルギアを使って事件を起こしたのですね」

 

「事件?」

 

 主犯格の天使は微かに笑った。

 

「これは浄化だ。悪魔と手を取り、堕天使と笑い合う世界を、正すための」

 

「一般人を巻き込んでおいて、よく言う」

 

 碧がハルバートを構える。

 

「正義を名乗るなら、まず目の前の人を傷つけるな」

 

「痛みを伴わない正義などない」

 

 主犯格は言う。

 

「悪魔は裁かれるべき存在だ。堕ちた者も同じ。彼らと手を結ぶことは、天の秩序への裏切りである」

 

 その視線が、イリナへ向いた。

 

「君もだ。天使でありながら、悪魔と笑うのか」

 

 イリナの肩が揺れた。

 

 だが、逃げない。

 

「笑います」

 

 静かな声だった。

 

「それが、誰かを傷つけない道なら」

 

 主犯格の目が細くなる。

 

「堕ちたな」

 

「いいえ」

 

 イリナは首を振った。

 

「私は、悪魔と手を取りました。それでも、天使であることを捨てたつもりはありません」

 

 地下礼拝堂に沈黙が落ちる。

 

 次の瞬間、他の天使たちが一斉に聖光を展開した。

 

 白い光。

 

 黒い脈動。

 

 拘束術式が床を走り、イリナと碧の足元へ伸びる。

 

『来るぞ! イリナ、聖光を強めるな! 碧、正面に出すぎるな! キング、中央を抑えろ!』

 

 レオルドの声が飛ぶ。

 

 俺は前へ出た。

 

 ギャバン・キングの装甲で拘束術式を受け止める。白い光が腕に絡む。内側の黒が、こちらの怒りを探ろうとする。

 

 絶花を狙われた怒り。

 

 小猫やイリナを傷つけた連中への怒り。

 

 正義を言い訳にした連中への嫌悪。

 

 触ってくる。

 

 燃やそうとしてくる。

 

 だが、乗らない。

 

 ここで乗れば、向こうの餌だ。

 

『キング、潰すな。確保だ』

 

 レオルドの声。

 

 分かってる。

 

 俺は周囲を見る。

 

 敵は殺すべき怪物じゃない。

 

 捕まえるべき犯人だ。

 

 なら、使う力も決まっている。

 

「この場合は、この力を使うか!」

 

 加工された声が響く。

 

 システムが応答する。

 

『ソルブレイバーデータ! オーバーレイ!』

 

 ギャバン・キングの装甲に、新たな機能が重なる。

 

 救助より一歩踏み込み、制圧と確保へ寄った装備。拘束、非殺傷、隔離、証拠保全。戦うためというより、現場を終わらせるための力。

 

 ソルブレイバー。

 

『投影確認。よし、キング、拘束具を入れろ。逃げ道は俺が潰す』

 

 レオルドの浮遊端末が地下空間の出口を封鎖する。

 

 碧は愕天王を呼ばず、ハルバートで側面を押さえる。今日は巨大戦ではない。逃がさないための戦いだ。

 

「痛みを押しつける正義は、ただの暴力だ!」

 

 碧の声が響く。

 

『声はでけえが、今のは通していい』

 

 レオルドがぼやく。

 

 イリナは敵天使たちの前に立った。

 

「あなたたちの怒りを、なかったことにはしません」

 

 白い翼が震える。

 

「でも、それで誰かを傷つけることは許せません」

 

「綺麗事を!」

 

 協力天使の一人が術式を撃つ。

 

 俺はソルブレイバーの拘束フィールドを展開し、その聖光を受け流す。反射ではない。吸収でもない。術式の外側だけを押さえ、内側のネガエモルギアを切り離す。

 

『左の二人、汚染濃度が低い。先に剥がせば止まる!』

 

 レオルドの指示。

 

 俺は腕を伸ばし、非殺傷拘束具を射出した。

 

 光の輪が天使の腕と翼を縛る。

 

 強く締めすぎない。

 

 だが、飛べない。

 

 術式も編めない。

 

 碧がもう一人の進路を塞ぐ。

 

「止まれ。これ以上行けば、君自身も戻れなくなるぞ」

 

「黙れ、人間!」

 

「人間だから言っている。間違える者を止めるのに、種族の資格などいらん!」

 

 ハルバートの柄が、相手の足元を叩く。

 

 転ばせる。

 

 斬らない。

 

 倒すが、壊さない。

 

 イリナがその天使の背に触れ、弱い聖光で汚染を鎮める。

 

「もう、やめてください」

 

 声が震えていた。

 

 それでも、止める手は震えていなかった。

 

 主犯格が歯を食いしばる。

 

「私は間違っていない」

 

 その手に、黒いネガエモルギアが集まる。

 

「天の秩序を取り戻すためなら、この痛みも正義だ!」

 

 黒い翼の結界が広がった。

 

 地下空間全体が、檻のように閉じる。

 

 白い羽根が黒く染まり、天井から降る。羽根が床に触れるたび、怒りの声が響く。

 

『悪魔を許すな』

 

『堕ちた者と並ぶな』

 

『和平は汚染である』

 

 イリナの顔が歪む。

 

 だが、前へ出た。

 

「違います」

 

 主犯格がイリナへ手を向ける。

 

「君も、汚染されている!」

 

 黒い聖光が槍のように伸びる。

 

 俺は割って入った。

 

 ソルブレイバー投影状態の防護フィールドで受け止める。衝撃が装甲を叩く。だが、踏み止まる。

 

 主犯格が叫ぶ。

 

「なぜ邪魔をする! 外から来た異物が、なぜ天の裁きに干渉する!」

 

 俺は短く返した。

 

「断罪ごっこは終わりだ」

 

 拘束装備を展開する。

 

「ここからは逮捕の時間だ」

 

 主犯格の目が見開かれる。

 

『キング、今だ。ネガエモルギア供給線を切れ。本体を傷つけるな。証拠ごと確保する!』

 

 レオルドの声が飛ぶ。

 

 供給線は背中の翼から床へ伸びていた。

 

 古い礼拝術式の陣。

 

 そこにネガエモルギアが流し込まれている。

 

 俺はソルブレイバーの隔離フィールドを床へ打ち込む。

 

 供給線を囲う。

 

 切る。

 

 ただし、焼かない。

 

 流れを止める。

 

 主犯格の黒い翼が揺らいだ。

 

「私は……私は正しい……!」

 

 イリナが前に出る。

 

「痛みを背負う覚悟と、誰かへ押しつけることは違います」

 

「黙れ!」

 

「黙りません」

 

 イリナの声は、もう震えていなかった。

 

「あなたたちの怒りは、天界へ報告します。でも、あなたたちが傷つけた人たちのことも、必ず報告します」

 

 俺は拘束具を射出した。

 

 主犯格の両腕、翼、術式核。

 

 三点を同時に縛る。

 

 黒い結界が収縮する。

 

 主犯格はなおも暴れようとするが、レオルドが叫んだ。

 

『碧、押さえろ! 壊すな!』

 

「承知!」

 

 碧のハルバートが床へ打ち込まれ、主犯格の逃走経路を塞ぐ。

 

 俺は最後のネガエモルギア核を掌で掴み、引き抜いた。

 

 黒い脈動が腕を這い上がる。

 

 怒りを探る。

 

 後悔を探る。

 

 絶花の声を真似ようとする。

 

 ――また、何も言わない。

 

 幻の声が響きかける。

 

 俺は無視した。

 

 今は、逮捕だ。

 

 核を圧縮し、証拠保全用の結晶ケースへ封じる。

 

 黒い翼の檻が砕けた。

 

 地下礼拝堂に、静けさが戻る。

 

 敵天使たちは全員、拘束されていた。

 

 死者なし。

 

 重傷者なし。

 

 証拠あり。

 

 確保完了。

 

 レオルドの浮遊端末が前へ出る。

 

『ネガエモルギア使用、精神汚染、一般人への危害誘導、三大勢力和平への破壊工作』

 

 その声は荒いが、よく通った。

 

『宇宙警察案件として記録する。身柄は天界側へ引き渡すが、こっちも全部控えを残す。揉み消しはさせねえ』

 

 イリナが拘束された天使たちを見つめる。

 

 裁く目ではなかった。

 

 悲しみと、怒りと、責任を抱えた目だった。

 

「あなたたちを、私は忘れません」

 

 彼女は言った。

 

「でも、あなたたちが傷つけた人たちのことも、忘れません」

 

 主犯格は何も言わなかった。

 

 ただ、うつむいていた。

 

 地上へ出ると、夜風が冷たかった。

 

 碧が大きく息を吐く。

 

「断罪より逮捕。実に地に足のついた正義だな!」

 

「お前の正義も少しは地に足つけろ」

 

 レオルドが返す。

 

「私の正義は常に大地を踏みしめているぞ!」

 

「声が空まで飛んでんだよ」

 

 イリナが、レオルドを見た。

 

「あなたたちは、本当に警察なのですね」

 

「今さらかよ。こっちは最初からそう言ってる」

 

 レオルドは呆れたように言った。

 

 だが、その声に悪意はなかった。

 

 遠く、学校側。

 

 絶花がこちらを見ていた。

 

 小猫が隣にいる。

 

 距離がある。夜だ。ギャバン・キングの姿と太郎を結びつける決定的なものはない。

 

 それでも、絶花は口を動かした。

 

「……太郎」

 

 聞こえるはずのない声が、なぜか聞こえた気がした。

 

 小猫は何も言わない。

 

 ただ、絶花のそばに立っていた。

 

 俺は振り返らず、その場を離れた。

 

 今はまだ、太郎としてそこへ行けない。

 

 行けば、たぶん全部が崩れる。

 

 旧校舎の空き教室に戻り、装甲を解除した。

 

 制服姿に戻ると、急に身体が重くなる。

 

 ギャバン・キングでいる間は、正体を隠せる。だが、制服へ戻ればただの高校一年生だ。ただの高校一年生にしては、抱えているものが多すぎるが。

 

 レオルドが端末を開いたまま言った。

 

「これで天使側の事件は一段落だ。だが、報告書は山ほどある」

 

「そっちは任せた」

 

「ふざけんな。お前も書け」

 

「俺は高校生だぞ」

 

「都合のいい時だけ学生に戻るな」

 

「学業優先だ」

 

「お前、今日の授業どれだけ聞いてた?」

 

「古文の助動詞が敵だということは分かった」

 

「何も分かってねえじゃねえか」

 

 レオルドはため息を吐いた。

 

「まあ、判断は悪くなかった。ソルブレイバーを選んだのもな」

 

「褒めてんのか」

 

「半分な」

 

「残りは?」

 

「絶花にほぼ確信されてる」

 

 俺は黙った。

 

 レオルドは端末を閉じる。

 

「そっちは、お前が決めろ。隠すのか。話すのか。中途半端にするのか」

 

「中途半端は危ない、だろ」

 

「分かってんならいい」

 

「その“分かってる”は信用してねぇんだろ」

 

「よく分かってるじゃねえか」

 

 俺は窓の外を見た。

 

 夜の校舎。

 

 そのどこかに絶花がいる。

 

 小猫がいる。

 

 イリナがいる。

 

 碧がいる。

 

 レオルドが、ここにいる。

 

 面倒ごとは片づいた。

 

 少なくとも、今回の事件は。

 

 だが、秘密は片づいていない。

 

 秘密は水みたいなものだ。

 

 穴があれば染み出す。

 

 そしてたぶん、もう器にはかなり大きなひびが入っている。

 

「……面倒だな」

 

「今さらだろ」

 

 レオルドはいつものように言った。

 

 俺は少しだけ笑った。

 

 今さら。

 

 本当に、今さらだった。

 

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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