サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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天使 Case10

 事件が終わったあとに残るものは、平和ではない。

 

 報告書だ。

 

 正義でもなく、勝利でもなく、安堵でもなく、まず報告書。これが現実である。どれだけ派手に敵を捕まえようが、どれだけ危機を防ごうが、終わった瞬間に待っているのは事務処理だ。夢がない。情緒もない。だが、事件を事件として終わらせるには、こういう地味な作業が必要になる。

 

 つまり、世界を救うのは必殺技だけではない。

 

 書類も世界を救う。

 

 嫌な真理だ。

 

「ネガエモルギア使用、精神汚染、一般人への危害誘導、三大勢力和平への破壊工作。報告項目が多すぎんだよ」

 

 旧校舎の空き教室で、レオルドが端末を睨んでいた。

 

 机の上には、黒い結晶の解析データ、天界派閥の印章、声紋記録、術式痕の一覧。見ているだけで胃が重くなる資料が並んでいる。事件の痕跡というより、面倒ごとの領収書だ。

 

 俺は椅子に背を預けていた。

 

「大変だな」

 

「お前も書くんだよ」

 

「俺は高校生だぞ」

 

「都合のいい時だけ学生に戻るな」

 

「学生なのは事実だろ」

 

「宇宙警察案件の現場でソルブレイバーまで使った奴が、今さら学生証を盾にすんな」

 

 反論できない。

 

 できないが、したくはなる。

 

 レオルドは端末を切り替えた。拘束した敵天使たちの身柄引き渡し記録が表示される。天界側の正式窓口。受領担当。確認番号。証拠一覧。

 

「身柄は天界へ渡す。だが証拠はこっちにも残す。揉み消し対策だ」

 

「天界に喧嘩売る気かよ」

 

「売らねえよ。だが、買わされる前に領収書は残す」

 

「言い方が嫌すぎる」

 

「現実が嫌なんだよ」

 

 レオルドの声は乾いていた。

 

 だが、その判断は正しい。

 

 今回の敵は天使だった。しかも、和平に不満を持つ一部の過激派。天界側にとって、表に出したい話ではない。隠したい、ぼかしたい、内々に処理したい。そう考える者がいてもおかしくない。

 

 だから、宇宙警察は控えを持つ。

 

 敵対するためではない。

 

 なかったことにさせないためだ。

 

「警察ってのは面倒だな」

 

「今さらかよ」

 

「今さらだな」

 

 俺が言うと、レオルドは鼻を鳴らした。

 

「まあ、今回のお前の判断は悪くなかった。断罪じゃなく逮捕。あそこで潰さなかったのは正解だ」

 

「珍しく真っ直ぐ褒めたな」

 

「今回くらいはな」

 

「気持ち悪いな」

 

「褒めて損した」

 

 そう言いながらも、レオルドの手は止まらない。

 

 文句を言う。毒も吐く。だが、必要なことは最後までやる。

 

 相棒としては厄介だが、実務屋としては信用できる。

 

 部室では、イリナが今回の件について報告していた。

 

 俺はそこにはいない。

 

 唯我太郎として、天使側の場には出ない。事件は終わったが、秘密まで終わったわけではない。むしろ事件が終わったからこそ、余計な接触は避けるべきだった。

 

 通信越しに、部室の音が届く。

 

『今回の件は、天界へ正式に報告します』

 

 イリナの声は、以前より少し落ち着いていた。

 

『同じ天使だからこそ、見なかったことにはできません』

 

『イリナさん……』

 

 アーシアの声が小さく揺れる。

 

『あなたは強くなったわね』

 

 リアスが言った。

 

『強くなったというより……逃げないと決めただけです』

 

 イリナの言葉に、部室の空気が静かになる。

 

 強くなる、というのは便利な言い方だ。

 

 だが、実際には多分、強くなったから逃げないのではない。逃げないと決めたから、少しずつ強く見えるようになるだけだ。

 

 レオルドの声が割って入る。

 

『報告には宇宙警察側の記録も添付する。声紋、術式痕、ネガエモルギア反応。感情論で逃げられねえようにしてある』

 

『ありがとうございます』

 

 イリナが言う。

 

『あなたたちは、本当に警察なのですね』

 

『今さらかよ。最初から警察だって言ってんだろ』

 

 レオルドの返しはいつも通りだった。

 

 そのせいで、少しだけ空気が緩む。

 

『断罪ではなく逮捕。実に地に足のついた正義だったな!』

 

 碧の声が響いた。

 

 通信越しでもうるさい。音量の概念が正義に負けている。

 

『お前の正義も少しは地に足つけろ。声が空まで行ってんだよ』

 

『む、反省しよう!』

 

『声量で反省を叫ぶな』

 

 碧は楽しそうに笑った。

 

 今回の事件で、イリナは宇宙警察への見方を変えたらしい。

 

 外から来た得体の知れない戦力。

 

 そう見ていた部分はあっただろう。

 

 だが、俺たちは――いや、宇宙警察は、ただ敵を殴るだけの存在ではない。救助し、調べ、止め、捕まえる。そういう面倒な順番を踏む組織だ。

 

 レオルドはそれを、今回ずっと見せ続けた。

 

 口の悪い犬っぽい見た目の実務屋が、だ。

 

 世界とは分からないものである。

 

『今回の件で、宇宙警察の立場はかなり明確になったわね』

 

 リアスが言う。

 

『ああ。三大勢力の傘下じゃねえ。だが地球圏でネガエモルギア犯罪が起きるなら、こっちは動く』

 

『協力可能な外部公権力、というところですわね』

 

 朱乃の声が柔らかく響く。

 

『綺麗に言えばな。現場的には、揉める前に情報を出し合えって話だ』

 

『天界にも、そう伝えます。宇宙警察は敵ではなく、犯罪を止めるために協力できる相手だと』

 

『ただし、全部を共有するわけじゃねえ。こっちにも秘匿義務がある』

 

『それはこちらも同じよ』

 

 リアスが答える。

 

『なら、それでいい。全部信用する必要はねえ。必要な時に必要な分だけ連携できりゃ、現場は回る』

 

 レオルドらしい結論だった。

 

 綺麗ごとではない。

 

 だが、実務としては十分だ。

 

 全面的な信頼など、そう簡単には成立しない。成立したふりをする方が危ない。だから、必要な範囲で線を引き、共有できる情報を共有し、守るべき秘密は守る。

 

 それでいい。

 

 少なくとも、今は。

 

 通信を切ったあと、旧校舎の廊下を歩いている絶花と小猫の姿が窓越しに見えた。

 

 二人は並んでいた。

 

 声は聞こえない距離だったが、後で小猫から聞いた内容で、何を話していたのかは分かった。

 

「……小猫ちゃん」

 

「はい」

 

「ギャバン・キングって、太郎に似てる」

 

 小猫は、そこで少し黙ったらしい。

 

「……助け方が、ですか」

 

「うん。姿じゃない。声でもない。でも、似てる」

 

 小猫は否定しなかった。

 

 否定できなかったのかもしれないし、しなかったのかもしれない。

 

「そう感じるなら、信じてもいいと思います」

 

「太郎を?」

 

「はい」

 

 絶花は窓の外を見ていたという。

 

「太郎は、隠してる」

 

「……はい」

 

「小猫ちゃんは、知ってる」

 

「全部ではありません」

 

「今は聞かない。でも、いつか聞く」

 

「その時は、太郎さんが答えると思います」

 

「逃げなければ」

 

「逃げても、追い詰めましょう」

 

 そこまで聞いて、俺は少し頭を抱えた。

 

 小猫、お前、いつの間にそんなに厳しくなった。

 

 いや、元から俺に対してはそこそこ厳しかった気もするが。

 

 夕方。

 

 俺は絶花と並んで帰り道を歩いていた。

 

 空は赤い。夏の終わりの夕方は、まだ暑いくせに、影だけが少し長い。終わった事件の後を歩くには、妙に似合う空だった。

 

「……太郎」

 

「あ?」

 

「ギャバン・キングって、太郎に似てる」

 

 来た。

 

 分かっていても、来るとやはり胃に来る。

 

「姿がか?」

 

「違う。助け方」

 

「人助けに個性出るかよ」

 

「出る」

 

 即答だった。

 

 こういうところで絶花は強い。

 

 普段は声が小さいのに、逃げ道を塞ぐ時だけ妙にまっすぐだ。

 

「お前、最近妙なところで鋭いな」

 

「太郎が隠すから」

 

「隠すにも理由がある」

 

「知ってる。でも、不安」

 

 俺は足を止めなかった。

 

 止めたら、そこで言葉も止まりそうだったからだ。

 

「悪かったな」

 

 絶花がこちらを見た。

 

「また謝った」

 

「俺を何だと思ってんだ」

 

「謝らない人」

 

「ひでぇ評価だな」

 

「でも、謝る時は謝る人」

 

「どっちだよ」

 

「どっちも」

 

 絶花は小さく言った。

 

 その声に、少しだけ柔らかさが戻っていた。

 

「今は聞かない。でも、いつか聞く」

 

「……好きにしろ」

 

「逃げないで」

 

 俺は少し黙った。

 

 逃げない、と言うのは簡単だ。

 

 だが、簡単な約束ほど破る時に痛い。

 

「善処する」

 

「それ、逃げる人の返事」

 

「学習してんな、お前」

 

「太郎のせい」

 

「何でも俺のせいにするな」

 

「これは太郎のせい」

 

 否定できなかった。

 

 俺は頭をかき、前を向いた。

 

「まあ、いつかは話す」

 

「いつか?」

 

「今じゃない、いつかだ」

 

「ずるい」

 

「知ってる」

 

 絶花は少しだけ口を尖らせた。

 

 だが、それ以上は聞かなかった。

 

 今は聞かない。

 

 その言葉に、俺は甘えている。

 

 そう分かっていても、今はまだ、その甘さに頼るしかなかった。

 

 夜、旧校舎の空き教室。

 

 太郎として戻った俺を待っていたのは、レオルドと碧だった。

 

 碧はハルバートこそ出していないが、相変わらず存在感がうるさい。声を出す前からうるさい。これはもう才能なのかもしれない。

 

「今回の件、完全に終わったとは思えん」

 

 碧は腕を組んで言った。

 

「正義の味方として、もう少し見届けよう」

 

「居座る気かよ」

 

「協力継続と言ってくれたまえ」

 

「どっちでもいいが、声量は落とせ」

 

 レオルドが即座に言う。

 

「努力しよう!」

 

「だから声量」

 

 碧は笑って、俺を見る。

 

「安心したまえ。君の秘密は、三大勢力には言わん」

 

「言ったら面倒どころじゃ済まねぇからな」

 

「正義の味方は、仲間の正体を売ったりせんよ」

 

「正義云々はともかく、そこは信用してる」

 

 レオルドが言うと、碧は目を輝かせた。

 

「おお、レオルドくんに褒められたぞ!」

 

「くん付けするな。あと騒ぐな」

 

「では、レオルド殿」

 

「悪化してんだよ」

 

 俺は椅子に座りながらため息を吐いた。

 

 碧が残る。

 

 面倒が増える。

 

 だが、戦力としては頼れる。何より、太郎の正体を知っていて黙っていられる協力者は貴重だ。騒がしいが、口は堅い。声は大きいが、秘密は漏らさない。矛盾しているようで、碧という人間を表すにはわりと正確な表現だった。

 

 レオルドの端末に通知が入った。

 

 天界側からの受領確認。

 

「敵天使たちの身柄、天界側が正式に受領した」

 

「これで終わりか」

 

「事件としては一段落だ。思想としては終わってねえ」

 

「和平に不満を持つ奴は、まだいるか」

 

「ああ。ただ、今回みたいにネガエモルギアを使えば、宇宙警察案件になる。それは天界側にも伝わった」

 

「抑止にはなるか」

 

「多少はな。少なくとも、こっちを無視できないとは思っただろ」

 

「なら十分だ」

 

「十分ってことにしとけ。じゃねえと報告書が増える」

 

 レオルドは心底嫌そうに言った。

 

 その気持ちは分かる。

 

 俺も報告書は嫌いだ。

 

 その時、端末にまた新しい受信通知が鳴った。

 

 レオルドの耳がぴくりと動く。

 

 犬ではないらしいが、耳は正直だ。

 

「今度は何だ」

 

「……補給データだな。いや、新型支援ユニットの先行情報か」

 

「報告書の催促じゃねぇならマシだ」

 

「残念ながら、それより面倒そうだ」

 

 嫌な予感しかしない。

 

 レオルドがデータを開く。

 

 画面に表示された名称は、こうだった。

 

 GAVARION DOLNADO。

 

 ギャバリオンドルネード。

 

 続いて、翼と尾を持つ機械のシルエットが浮かび上がる。鋭い頭部。長い尾。折り畳まれた翼。武器モード、支援ユニットモード、ロボモード。ギャバリオントリガーとの接続予定。スペースシップ形態とのドッキングデータ。

 

 どう見ても、ドラゴンだった。

 

「……ドラゴン?」

 

「ああ。武器、支援ユニット、ロボ形態に対応した多機能サポートユニットらしい」

 

「駒王町でドラゴン型とか、面倒の種にしか見えねぇな」

 

「赤龍帝絡みと勘違いされる未来が見えるな」

 

「兵藤に見せる前から頭が痛い」

 

「まだ見せねえよ。データ確認段階だ」

 

 それはそうだ。

 

 今ここに兵藤はいない。そもそも、このデータはまだ俺とレオルドだけが確認する段階だ。あいつに見せたら、たぶん「ドラゴン!? 俺関係!?」と騒ぐ。ドライグも何か言う。話が増える。面倒が増える。

 

 現段階では隠すに限る。

 

 俺は端末を覗き込んだ。

 

 開発データの提供元欄。

 

 そこに、見覚えのある名前があった。

 

「これ、開発データの提供元……弩城さんか」

 

「ああ。弩城怜慈から提供された機動制御と変形補助のデータが入ってる。だから単なるドラゴン型メカじゃねえ。かなり癖があるぞ」

 

「弩城さん絡みで癖がない装備が来ると思う方がどうかしてる」

 

「同感だ。しかも名称がギャバリオンドルネード。字面だけでもう騒がしい」

 

「碧に見せたら絶対うるさいな」

 

「見せるな。少なくとも今日は見せるな」

 

 レオルドが真顔で言った。

 

 碧はもう帰したあとだ。正解だった。

 

 あいつがこれを見たら、「おお、正義の竜か!」とか言い出しかねない。違う。たぶん違う。いや、宇宙警察側の支援ユニットだから正義の竜と言えなくもないのが余計に面倒だ。

 

「兵藤に見せたら赤龍帝絡みで騒ぐだろうしな」

 

「ドラゴンってだけで全部あいつの親戚にされても困る」

 

「駒王町だと、わりとありそうなのが嫌だ」

 

 レオルドはデータを読み進める。

 

「ギャバリオントリガーとの接続、スペースシップ形態とのドッキング、ロボ形態への展開……機能が多すぎる」

 

「便利そうじゃねぇか」

 

「便利な装備ほど、現場でバグると面倒なんだよ」

 

「弩城さんのデータなら、その辺も見越してるだろ」

 

「見越してるからこそ、使い手にも負荷が来る設計かもしれねえだろ」

 

「また俺の仕事が増えるのか」

 

「俺の仕事も増えるんだよ」

 

「大変だな」

 

「お前もやるんだよ」

 

 さっきも聞いた気がする。

 

 事件が終わっても、会話の流れはだいたい同じだ。

 

 俺は椅子に背を預けた。

 

「天使相手に、救助して、結界剥がして、獣止めて、最後は逮捕か」

 

「だいぶ警察らしい流れだったな」

 

「俺には面倒な流れにしか見えねぇ」

 

「警察の仕事は面倒なんだよ。面倒だから、勝手に裁かせないためにある」

 

 レオルドの言葉に、俺は少し黙った。

 

 勝手に裁かせないためにある。

 

 今回の事件は、その一言に尽きるのかもしれない。

 

 天使たちは、自分たちの正義で誰かを裁こうとした。

 

 俺たちは、それを止めた。

 

 裁き返すためではなく、捕まえるために。

 

「断罪じゃなく逮捕、か」

 

「そうだ。お前が最後に潰さなかったのは正解だ」

 

「また褒めたな」

 

「今回くらいはな」

 

 少し間。

 

「ただし、報告書からは逃がさねえ」

 

「台無しだな」

 

 レオルドは端末にギャバリオンドルネードのシミュレーションを表示した。

 

 画面の中で、機械の竜の影が動く。

 

 鋭い頭部。

 

 広がる翼。

 

 長い尾。

 

 装甲の継ぎ目を、赤い光が走る。

 

「ギャバリオンドルネード。弩城怜慈の提供データを組み込んだ、宇宙警察側の新型支援ユニット」

 

 レオルドが言う。

 

「赤龍帝とは違う。神話の竜でもない」

 

「ああ。人工の竜だ」

 

 画面の中で、機械の竜の目が赤く光った。

 

 赤い竜。

 

 その響きだけなら、この町では非常に紛らわしい。

 

 だが、これは兵藤の赤龍帝ではない。

 

 神話の竜でもない。

 

 宇宙警察の人工竜。

 

 また別の面倒ごとだ。

 

「また面倒ごとの影が増えたな」

 

「次はドラゴン騒ぎかよ。勘弁しろ」

 

「駒王町じゃ、今さらだろ」

 

「その“今さら”で毎回こっちの仕事が増えるんだよ」

 

 レオルドが心底嫌そうに言った。

 

 俺は画面を見たまま聞く。

 

「で、取扱説明書は?」

 

「山ほどある」

 

「俺は高校生だぞ」

 

「都合のいい時だけ学生に戻るな」

 

 画面の中で、ギャバリオンドルネードの翼が開く。

 

 夜の旧校舎に、端末の光だけが浮かんでいた。

 

 天使の事件は終わった。

 

 少なくとも、今回は。

 

 だが、面倒ごとはもう、次の形を取っている。

 

 白い翼の事件が終わったあとに現れたのは、赤い竜の影。

 

 俺は小さく息を吐いた。

 

「……本当に、休ませる気がねぇな」

 

「お前の人生に休暇申請が通ると思うな」

 

「ひでぇ職場だ」

 

「高校生って設定、どこ行ったんだよ」

 

 レオルドのツッコミを聞き流しながら、俺は画面の竜を見ていた。

 

 ギャバリオンドルネード。

 

 弩城さんのデータを組み込んだ、宇宙警察の新型支援ユニット。

 

 赤龍帝を思わせる姿を持ちながら、まったく別の系統に立つ人工の竜。

 

 その竜が、次に何を運んでくるのか。

 

 今の俺にはまだ分からない。

 

 ただ一つだけ分かることがある。

 

 次もきっと、面倒だ。

 

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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