サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

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北欧調査 Case4

# 第4話 英雄の理屈、少年の理屈

 

ジークから渡された金属片を解析した結果、そこに記されていた情報は断片的ではあるが、ロキの影を追う上では無視出来ないものだった。

 

ロキが北欧内部だけではなく、外部勢力にまで手を伸ばしている可能性。

レイキャネス半島で集められたネガエモルギアのデータが、別の地点へと送られていた痕跡。

そして、オーディンの移動予定だけではなく、三大勢力との接触予定にまで干渉しようとしている形跡。

 

どれも面倒な情報ばかりだ。

 

だが、問題はその先にあった。

 

「……肝心な部分が抜けているな」

 

投影された情報を見ながら、俺はそう呟く。

 

解析室の中には、俺と絶花、ロスヴァイセがいた。

レオルドは通信越しに解析を続けており、ロスヴァイセも北欧式のルーンを重ねて情報の真偽を確認している。

 

「はい。情報としては有用ですが、次にロキ様が何を狙っているのかまでは分かりません」

 

「つまり、ジークはまだ何か持ってるって訳か」

 

「可能性は高いです」

 

ロスヴァイセはそう言いながらも、表情を曇らせる。

 

彼女としては、英雄派の情報をそのまま信用する訳にはいかないのだろう。

北欧側の問題に、英雄派という別の勢力が絡んでくる。

その時点で、面倒の数は一つ増えている。

 

『こっちでも解析したが、嘘の情報を混ぜている感じは薄い。ただし、全部を出していないのは間違いねぇな』

 

「本当に面倒な情報提供者だな」

 

『お前も大概だろ』

 

「俺はあんな勿体ぶった出し方はしねぇよ」

 

『代わりに説明を後回しにするだろうが』

 

「それは必要な判断だ」

 

『便利な言葉だな』

 

通信越しのレオルドの声を聞き流しながら、俺は投影された文字列を見る。

 

ジークは俺を見極めると言った。

英雄になるのか、どんな英雄になるのか、そういう面倒な目でこちらを見ていた。

 

正直、そういう見方は好きじゃない。

人を助けるのに、いちいち英雄だの何だのという看板を背負わされるのは面倒だ。

 

そんな事を考えていると、解析室の扉が開いた。

 

「太郎さん、外です」

 

ロスヴァイセがすぐに反応する。

 

「外?」

 

「はい。結界の外縁に、先ほどと同じ気配があります」

 

「噂をすればってやつか」

 

俺は肩を竦めながら立ち上がる。

絶花も少しだけ不安そうにこちらを見る。

 

「また、ジーク?」

 

「多分な。あいつなら、わざわざ見つかる位置に出てくるだろ」

 

「不用意に向かうべきではありません」

 

ロスヴァイセはそう言うが、その声には前ほど強い制止はなかった。

止めても俺が行くことを、もう理解しているのだろう。

 

「見られてるのに放置する方が気持ち悪いだろ」

 

「それは、確かにそうですが」

 

「なら行くぞ。向こうが持ってる情報を聞き出す」

 

「……無茶はしないでください」

 

「努力はする」

 

「その返答が一番信用出来ません」

 

そう言いながら、俺達は仮拠点の外へ向かった。

 

灰色の空の下、冷たい風が結界の境界線を撫でている。

北欧式のルーンが刻まれた結界の外縁、その少し先にジークは立っていた。

 

前回と同じように、腰には剣。

だが、今回はその手が柄に触れている。

 

抜いてはいない。

それでも、前とは空気が違った。

 

「来たか」

 

「呼び鈴代わりに殺気を置くな」

 

「殺気ではない。招待だ」

 

「余計にたちが悪いな」

 

そうしながら、俺は眼前に現れたジークに対してため息を吐きながらも言う。

 

「……それで、ロキの情報を欲しければ、決闘して勝てという訳か」

 

「そうだ。君がギャバンという事はこちらとしても知っているからね。そういう意味では、君には我々としても注目しているのだよ」

 

ジークはそう言いながら、腰の剣をゆっくりと抜いた。

 

その瞬間、空気が変わる。

 

ただの剣ではない。

刃から放たれる気配が、普通の武器とは違う。

鋼の冷たさだけではなく、神話の底に沈んだような重さがあった。

 

それを察したロスヴァイセは、驚きの表情をする。

 

「魔剣グラムっ」

 

「よくご存知で」

 

ジークは魔剣を構えながら、こちらを真っ直ぐに見る。

 

「さて、ここで確かめたい事は、現代の英雄となる君の強さを、そしてその先で何を得たいのか問う為の決闘だ」

 

「……問うか」

 

「あぁ、我々は人間がどこまでやれるか、その為に活動している。だが、君は人間でありながら、英雄の血を引き継いでいない」

 

ジークの声は落ち着いていた。

 

だが、その奥には確かな熱がある。

 

「だが、そんな君が三大勢力と渡り合える宇宙警察に所属している。故に、それ次第で変わるかもしれないからな」

 

「何が変わる」

 

「英雄の定義だ」

 

「面倒なものを俺で測るな」

 

「君が面倒だと思うものにこそ、価値があるのかもしれない」

 

「本当に話を聞かない奴だな」

 

絶花が小さく頷く。

 

「太郎と似てる」

 

「似てねぇよ」

 

即座に返すと、ジークが少しだけ笑った。

 

ロスヴァイセは前へ出ようとする。

 

「太郎さん、受ける必要はありません。情報提供の条件として決闘を求めるなど、あまりにも一方的です」

 

「だが、こいつはそれぐらいしないと出さないだろ」

 

「それでも危険です。相手は魔剣グラムを持つ英雄派の剣士です」

 

「危険じゃない決闘なんて、ただの模擬試合だろ」

 

「そういう意味ではありません!」

 

ロスヴァイセが声を強める。

 

彼女が止めたい理由は分かる。

前章から、彼女は俺と絶花を巻き込んだことをずっと気にしている。

ここで俺がジークと決闘するとなれば、彼女としては止めない訳にはいかない。

 

だが、ジークが持つ情報は必要だ。

 

ロキの影を追うなら、こいつが握っている断片は無視出来ない。

 

俺は息を吐きながら、右手を前へ出した。

 

「……良いぜ、受けてやるよ」

 

「太郎さん!」

 

「太郎」

 

ロスヴァイセと絶花の声が重なる。

 

俺は二人の方を見ず、ギャバリオンブレードだけを取り出す。

光が収束し、俺の手の中に刃が形成される。

 

ジークの目が僅かに細くなった。

 

「それが、君の剣か」

 

「今回はこれだけでいい」

 

「完全な姿にはならないのか」

 

「決闘だろ。いきなり全部盛りで殴るほど、俺も雑じゃねぇよ」

 

『太郎、グラムは普通の剣じゃねぇ。受け止め続けるなよ、流せ』

 

「分かってる」

 

レオルドの声を耳に入れながら、俺はギャバリオンブレードを構える。

 

ジークは魔剣グラムを構えたまま、静かにこちらを見ている。

 

俺はそこで、指を一本立てた。

 

「ただし、そっちが決闘を申し込むならば、こっちもルールを一つ、追加させてくれよ」

 

「こちらは情報を提供するのにか?」

 

「お前が望む決闘をやるんだ。これぐらいいいだろう」

 

「良いだろう。それで、そのルールとは」

 

「殺しはなしだ。互いに致命傷になる寸前で終わりだ。じゃないと、情報が得られずに手加減されたと思われるのも嫌だろう」

 

ジークは少しだけ口元を歪めた。

 

「口が上手いね。良いだろう。だが」

 

その言葉が終わるより早く、ジークは既に迫っていた。

 

踏み込みが速い。

 

一瞬で距離を潰し、魔剣グラムを上段から振り下ろしてくる。

 

対して、俺はギャバリオンブレードで真正面から受け止めるのではなく、刃の角度をずらしながら受け流した。

 

重い衝撃が腕に走る。

 

「勝てるかな」

 

「やってやるよ」

 

そう返しながら、俺はジークの横へ回る。

 

グラムの一撃は重い。

ただ重いだけではなく、刃が触れた瞬間にこちらの体勢を削り取ってくるような嫌な圧がある。

 

力で受け止め続けるのは悪手だ。

 

なら、流す。

 

剣を正面から止めるのではなく、滑らせ、外し、相手の力を空へ逃がす。

 

「良い反応だ。だが、それだけでは足りない」

 

ジークが二撃目を放つ。

 

今度は横薙ぎ。

 

俺は一歩下がるのではなく、踏み込みの角度をずらして刃の軌道から外れる。

ギャバリオンブレードの峰でグラムの側面を弾き、返す刃でジークの肩口を狙う。

 

ジークはそれを避け、すぐに間合いを取り直した。

 

「その足運び……道場剣術ではないな」

 

「師匠が変な奴でな。型は古いくせに、戦場では我流で生き残れってうるさかった」

 

『その動き、久しぶりに見たな。あの爺さん宇宙人の剣か』

 

「爺さんって言ったら怒るぞ、あいつ」

 

そう言いながらも、俺の身体は勝手にその頃の感覚を思い出していた。

 

宇宙警察として鍛錬していた頃、俺には剣を叩き込んできた異星人の師匠がいた。

宇宙人のくせに、昔の武士みたいなことを言う妙な奴で、型を守れと言った直後に、型に殺されるなとも言ってくる。

 

基礎を覚えろ。

だが、基礎に縛られるな。

剣は形ではなく、生き残る為の線だ。

 

そんな矛盾みたいな教えを、嫌になるほど叩き込まれた。

 

だから俺の剣は、綺麗ではない。

ジークのような正統な剣士から見れば、我流に見えるだろう。

 

だが、根っこには確かに型がある。

 

崩れているようで、崩れていない。

外しているようで、外しきってはいない。

 

ジークが踏み込む。

 

グラムの刃が空気を裂き、こちらの胴を狙う。

俺はそれを受け流すと同時に、足を入れ替え、ジークの間合いの内側へ潜る。

 

「速いな」

 

「試験官相手にのんびりしてられるか」

 

「君は、やはり面白い」

 

「褒めるな。やりづらい」

 

ジークは笑わない。

 

だが、その目には先ほどより強い光が宿っている。

 

彼は本気で見ている。

俺の剣を、俺の身体の使い方を、俺がどこまで届くのかを。

 

グラムが再び振るわれる。

 

今度は連撃だった。

 

重い斬撃と、そこから繋がる変則的な斬り返し。

英雄派の剣士らしい、力と技が混ざった攻め。

 

俺はそれを一つずつ受け流す。

 

真っ向から弾けば腕が持たない。

なら、力を殺すのではなく、通す方向を変える。

 

ギャバリオンブレードの刃が、グラムの軌道に触れるたび、火花が散る。

その火花の隙間から、ジークの目が見えた。

 

「人間でありながら、英雄の血に頼らず、ここまで届くのか」

 

「血なんてもんで全部決まるなら、鍛錬なんか要らねぇだろ」

 

「その通りだ。だが、それを証明する者は少ない」

 

「なら、珍しく見えただけだ」

 

「違うな」

 

ジークは踏み込み直し、魔剣グラムを両手で構える。

 

「君の剣は、英雄の血ではなく、積み重ねた時間でここに届いている。だからこそ、見る価値がある」

 

「見物料取るぞ」

 

「払うものは情報でいいか」

 

「勝ってから言え」

 

その瞬間、ジークの圧が一段上がった。

 

グラムの刃に魔力が走る。

黒にも銀にも見える光が刃を包み、空気を重くする。

 

ロスヴァイセが叫ぶ。

 

「太郎さん、危険です!」

 

「分かってる!」

 

ジークが一気に踏み込んでくる。

 

今までより速い。

そして重い。

 

真正面から受ければ、そのまま押し切られる。

 

なら、受けない。

 

俺はギャバリオンブレードを低く構え、ジークの斬撃が落ちる寸前で半歩だけ身体をずらす。

刃の軌道を最小限で外し、足を踏み込む。

 

ここで逃げれば、また間合いを作られる。

 

ここで入る。

 

師匠の声が、耳の奥で蘇る。

 

雷は待たない。

迷えば落ちない。

踏み込んだ時には、既に斬っている。

 

俺は息を吸う。

 

ジークの目が見開かれる。

 

それまで我流に見えていた俺の動きが、一つの型へ収束したのが分かったのだろう。

 

足が地面を叩く。

身体が前へ走る。

ギャバリオンブレードの刃が、雷の線を描く。

 

「赤座剣法――雷神剣!!」

 

叫ぶと同時に、俺はジークのグラムを弾き上げた。

 

金属音が空へ抜ける。

 

ジークの体勢が崩れる。

 

その瞬間、俺はさらに一歩踏み込み、ギャバリオンブレードの刃をジークの首筋寸前で止めた。

 

風が止まったように感じた。

 

刃は触れていない。

だが、あと少しでも進めば終わっていた。

 

ジークは動かなかった。

 

ロスヴァイセも、絶花も、息を呑んでいる。

 

俺は刃を止めたまま言う。

 

「終わりだ」

 

ジークはしばらく俺を見ていた。

 

そして、ゆっくりと息を吐く。

 

「……見事だ」

 

「褒め言葉はいらねぇ。情報を出せ」

 

俺がギャバリオンブレードを下ろすと、ジークは魔剣グラムを収めた。

 

その顔には悔しさがあった。

だが、それ以上に、何かを見つけたような驚きがある。

 

「人間でありながら、英雄の血を持たず、神話の剣に届く。君の中には、人間を越える可能性がある」

 

「越えるとか越えないとか、そういう話は後にしろ」

 

「君は本当に、英雄という言葉を嫌うのだな」

 

「看板に興味がないだけだ」

 

「それでも、その剣は君の生き方を語っている」

 

「詩人みたいなこと言うな。情報を出せ」

 

ジークは小さく笑い、懐から新たな金属片を取り出した。

 

前回渡されたものよりも小さいが、刻まれた剣の紋章は同じ。

それを俺へ向けて差し出す。

 

「約束は守る。ロキは北欧内部だけを見ているわけではない。英雄派にも、三大勢力にも、接触の影がある」

 

ロスヴァイセの表情が強張る。

 

「三大勢力まで……」

 

「エイリクは実験台に過ぎない。レイキャネスで得たデータは、次の実験に使われる」

 

「次の実験?」

 

「狙われるのは大神の移動先そのものではない。そこで大神が接触する者、あるいはその周辺だ」

 

俺は金属片を受け取りながら、眉を寄せる。

 

「つまり、移動先じゃなく、そこで会う相手が本命かもしれないってことか」

 

「そう見ている」

 

「面倒な狙い方だな」

 

「ロキならば、その面倒を楽しむ」

 

ロスヴァイセは金属片を見つめながら、拳を握る。

 

「オーディン様の予定を早急に見直す必要があります」

 

「それだけでは足りない」

 

ジークはそう言う。

 

「ロキは予定を変えさせることすら計算に入れる。動けば動くほど、別の糸に触れるかもしれない」

 

「本当に嫌な相手だな」

 

俺が吐き捨てると、ジークは頷いた。

 

「だからこそ、君を見たかった」

 

「そこに繋げるな」

 

「お前は英雄を名乗らない。だが、現代の英雄に最も近い場所にいる」

 

「勝手に近づけるな」

 

「その反応も含めて、興味深い」

 

「人を観察対象にするな」

 

ジークは背を向ける。

 

ロスヴァイセが一歩前に出る。

 

「ジーク、あなた達英雄派はこの件で何をするつもりですか」

 

「英雄派は一枚岩ではない。ロキの誘いに興味を持つ者もいるかもしれない」

 

「それを知っていて、放置するのですか」

 

「放置はしない。ただし、北欧側の指示で動くつもりもない」

 

「勝手なことを」

 

「英雄派とはそういうものだ」

 

ジークはそう言い残すと、灰色の空の下へ歩き出した。

 

去り際、彼は一度だけ俺を振り返る。

 

「太郎。次に会う時、君が何を選ぶのかを楽しみにしている」

 

「勝手に楽しみにするな」

 

「それもまた、君らしい」

 

ジークの姿は、風の向こうへ消えていった。

 

その場に残されたのは、決闘の余韻と、重い情報だけだった。

 

ロスヴァイセは俺を見る。

 

その目には、疑念と驚き、そして少しの信頼が混ざっていた。

 

「太郎さん……今の剣術は」

 

「昔、師匠に叩き込まれた」

 

「宇宙警察時代の、ですか」

 

「その辺も後でな」

 

「また後でですか」

 

「今は情報の確認が先だろ」

 

絶花が近づいてきて、俺の顔を見上げる。

 

「太郎、強かった」

 

「そう見えたなら、まあ良かったんじゃねぇの」

 

「でも、少し怖かった」

 

その言葉に、俺は少しだけ絶花を見る。

 

怖かった、か。

 

それはジークの剣か、俺の剣か。

聞けば答えてくれるかもしれないが、今は聞かない方がいい気がした。

 

俺は受け取った金属片をロスヴァイセへ渡す。

 

「解析してくれ。ロキがどこに糸を張ってるのか、少しでも見えるかもしれない」

 

「分かりました」

 

ロスヴァイセは金属片を受け取り、表情を引き締める。

 

『太郎、さっきの雷神剣、久しぶりに見たが悪くなかったぞ』

 

「上から目線だな」

 

『褒めてんだよ』

 

「なら素直に言え」

 

『太郎に素直な言葉は勿体ねぇ』

 

「通信切るぞ」

 

レオルドとの軽口を挟みながら、俺は灰色の空を見る。

 

ジークは、俺の中に人間を越える可能性を見たと言った。

現代の英雄に最も近い場所にいるとも言った。

 

勝手な話だ。

 

俺は英雄になりたいわけではない。

人間を越えたいわけでもない。

ただ、面倒な事件の先に困っている奴がいるなら、そこへ行くだけだ。

 

それでも、ロキの影は既に俺達の前に伸びている。

 

エイリクは実験台。

次に狙われるのは、オーディンの移動先で接触する相手。

そして、英雄派の内部にもロキの誘いが届いているかもしれない。

 

情報を得た代わりに、面倒はさらに増えた。

 

俺は小さく息を吐く。

 

「結局、勝っても面倒は減らねぇな」

 

ロスヴァイセが金属片を見ながら言う。

 

「ですが、進むための手掛かりは得られました」

 

「なら十分か」

 

絶花が頷く。

 

「行く?」

 

「ああ」

 

俺はギャバリオンブレードを消し、仮拠点の方へ歩き出す。

 

「行くしかねぇだろ」

 

そう言いながらも、ジークの最後の視線が頭に残っていた。

 

現代の英雄。

 

そんなものになる気はない。

 

だが、そう呼ばれる場所へ近づいているのなら、そこに何があるのかくらいは見てやってもいい。

 

面倒なことに、そう思ってしまった。

 

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
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