サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「モルガンでもなく、噂に聞く滅でもなく、ただ、そこにいただけの人間であるあなたが」
「問題ありません。助力も必要ありません。あの程度ならば、ソラ1人で十分ですから」
カテレアは、そうソラに対して、苛立ちを籠めたように見つめていた。
それに対して、モルガンもまた、そう返答を行う。
「まぁ、実際に問題はないと思うけど」
それと共に、カテレアは、そのまま空を飛ぶ。
その背中には翼を広げており、それをソラは見上げている。
そんなソラに向かって、カテレアは、既に複数の魔方陣を展開すると共に。
「死になさい!」
魔方陣から無数の炎の蛇を呼び出し、真っ直ぐと襲わせる。
それらは、周囲にいた味方だと思われる魔法使い達を巻き込みながら、ソラへと当たる。
その威力は凄まじく、巨大な煙が舞い上がる。
「あら、この程度ですか」
カテレアは、そう余裕そうに見下して言う。
だが、それは完全に油断。
「どこを見ているんですか」「なっ」
ソラは、そのまま、真っ直ぐと蹴り上げる。
その蹴りに、カテレアはすぐに構え、受け止める。
「重っ」
瞬時に防御魔方陣で、ソラの攻撃を受け止めたカテレアだが、その一撃は重く、そのまま校庭に叩き落とされる。
ソラもまた、重力に従うように、地面に辿り着き、構えていた。
「今のは一体っ」
「別に大した事はしていません。ただ避けた。それだけの話ですから」
「何を言って」
そうしながらも、ソラは、先程と変わらないように構えていた。
それを見ていると共に。
(あのソラという奴には、モルガンの魔術によって服が変わっているっ、ならば、それによって加護を受けているはず。ならば、出し惜しみをしていればっ、負けるっ!)
そう、何かを考える動作が見られるカテレア。
それと共に、急速に魔力が上がる。
「例え、モルガンの加護があろうと、私には関係ないわ!」
それと共に、カテレアは、先程以上の魔力を籠めた一撃を、真っ直ぐとソラに向けて放とうとした。
「あれは、オーフィスの奴か、本当に大丈夫なのか?」
「問題ない、ソラは、魔法とかそういうのはからっきしだが」
それと同時だった。
ソラは、既に駆けだしていた。
その身体は、青く光っているように見える。
すぐにカテレアは魔法を放っているが、無駄に終わる。
「ふんっ!」「っ!?」
既に間合いに入ったソラは、その一撃を放っていた。
気づけば、既にカテレアは吹き飛ばされ、地面に埋まっていた。
その場で立っていたソラは、突き出した掌底であり、地面はソラを中心に広がっていた。
「彼女は一体」
「彼女の真名は孫悟晴」
「真名って、おい、孫っていう事は」
「はい、彼女、ソラは正真正銘斉天大聖の子孫だ」
その宣言と共に、カテレアとの戦いに決着がついた。
次回の王は
-
妖怪王
-
機械王
-
怪獣王
-
幻想王