サムライガールの幼馴染みは王様を目指す   作:ボルメテウスさん

8 / 703
襲撃!堕天使!

「はぁ、結局、今日も駄目だった」

 

 絶花はそう言いながら、今日もため息を吐いた。

 

 ここ最近、絶花は友達を沢山作る為に、努力した。

 

 だけど、以前まで最強を目指した影響なのか、眼光はまるで殺し屋を思わせる程に鋭く、さらには女性からしたら羨ましくて仕方ない程の大きい乳房。

 

 その影響で、今日もクラスメイトから怖がられてしまい、友達を作れずにいた。

 

 でも、そんな絶花を見て俺は。

 

「まぁ、まずは目をなんとかしないとな」

 

「これは、生まれつきなんだけど」

 

 俺の言葉に対して、落ち込むように息を吐く。

 

「まぁ、どんまい」

 

「うぅ、普通になりたい」

 

 そう、いつもと変わらない愚痴を言いながら、絶花は歩いていると。

 

「……」

 

「絶花?」

 

 ふと、絶花は、その場で止まった。

 

「……また、この感じ」

 

「この感じって」

 

 その言葉と共に、俺は周囲を見る。

 

 それに釣られて、周りを見る。

 

 放課後という事で、この周辺には人影がいても可笑しくない。

 

 だけど、なぜだろうが。

 

 俺達がいつも見慣れている人影ではない。

 

 建物の影から、こちらを見ている人物達。

 

 その者達は、黒いフードを着ている。

 

 それも、ここら辺では見た事がない。

 

 だが、それはどうでも良い。

 

 問題なのは。

 

「……」

 

 絶花の様子が警戒している。

 

「絶花」

 

「油断しないで」

 

 そうして、絶花が構える。

 

 その時だった。

 

「まさか、ここで神器持ちが2人、現れるとはな」

 

 聞こえて来た声。

 

 見ると、そこには五人の男女がいた。

 

 各々の格好は別々だったが、その背中から生えているのは黒い翼。

 

「お前達は」

 

「ここで死ぬお前達には、特にはな!」

 

 その言葉と同時だった。

 

 五人の言葉を合図に、黒いフードの奴らが懐から取り出したのは、なんと拳銃。

 

「なっ!?」

 

 驚きを隠せない俺。

 

 そうしている間にも、黒いフードの連中の銃口は、俺達に向かって、引き金を引いた。

 

 放たれた弾丸は、俺達のいる場所に飛んできた。

 

「くそったれ」

 

 俺は慌ててその場から離れる。

 

 すると、弾丸は地面に当たり、爆発を起こした。

 

 だが、その爆発で俺達は巻き込まれずに済んだ。

 

「いきなり攻撃してくるなんて」

 

 絶花が呟く。

 

 それと同時に、その手には刀が握られており。

 

「非常識です」

 

 一瞬で、俺の前に立っていた。

 

 次の瞬間、俺の視界には、こちらに銃口を向けてくる黒いフードの連中が映っていた。

 

 そのまま絶花は刀を振るい、その刃を銃弾に向けて放つ。

 

 銃弾は斬られ、軌道が逸れる。

 

 しかし。

 

「どうやら、あの男、戦えないようだな」

 

「ならば、集中すべきは」

 

 その声と共に、奴らは俺に攻撃を集中するように動き出す。

 

 それに気づいた絶花もすぐに向かおうとする。

 

 だが、間に合わない。

 

 そう考えていた。

 

 だが、それらは全て、紫色の光の矢でかき消された。

 

「今のは」

 

「待たせたな」

 

「その声って」

 

 見れば、そこには滅さんがいた。

 

「どうして、ここに」

 

「堕天使の気配を感知したからな、すぐに向かった」

 

「堕天使」

 

 その言葉に対して、俺は疑問に思う。

 

「最も、堕天使なのは、そこにいる五人だけ。残りは人間だがな」

 

「そういうお前は何者だ」

 

 そう、滅さんに向けて言う。

 

「俺は滅。唯我太郎の配下だ」『POISON』

 

 同時に取り出した何かの音声を鳴り響かせる。

 

 すると、腰に何かベルトがあり、それに装填する。

 

「変身」『フォースライズ! スティングスコーピオン! Break down』

 

 鳴り響く音声。

 

 それと共に、滅さんの身体から飛びだしたのは、以前倒された時の紫色の蠍を沸騰させるアーマー。

 

 それを、そのまま装着する。

 

「それは」

 

「残像パーツを、人間の姿でも行えるように改造した」

 

 そうしながら、滅は、構える。

 

「滅さん」

 

「安心しろ、宮本絶花、お前の後ろは、俺と唯我太郎が守る」

次回の王は

  • 妖怪王
  • 機械王
  • 怪獣王
  • 幻想王
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。