サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「アサルトスコーピオンか、その力、見せて貰おうか」
ブラッドスタークの、その一言を告げると、ブラッドスタークはその手に持った片手剣と銃。
二つの武器を一体化させると、そのまま後ろに下がりながら、引き金を引く。
そこから放たれた銃弾。しかし、その弾丸が当たる事は無い。
何故なら、滅が手に持った斧で簡単に切り裂いた。
弾丸は爆発される事なく、まるで無害な物のように地面へと落ちていく。
そして、ブラッドスタークもまた、地面に転がっていた小石を蹴り上げ、それで銃撃を行う。
だがそれも、同じように斧によって弾かれた。
そこで、ブラッドスタークは一度攻撃を止める。
今の攻防だけで解る。目の前にいる存在の脅威。
自分の持つ武装では、全く歯が立たないという事を。
それがまるで。
「面白いじゃないか」
ブラッドスタークは、そう告げると、その両手に持っていた武器を捨てた。
そんな行動を見て、滅も警戒する様に構えを取る。
すると。
「だったら、これはどうだぁ?」
笑みを浮かべると共に、ブラッドスタークの胸元から飛び出てきたのは緑色のエネルギー体の蛇。
その二体の口から放たれたのは霧。
「まずいっ」
アザゼルはすぐに構える。
それが、毒の霧である事は明らかだった。
このままではマズイ。
だが。
「別に問題ない」「太郎」
それに対して、俺は、見つめたまま、その場で立っている。
滅は、その背中から蠍の尻尾を思わせる機械の針を出現させる。
それと共に、鞭のように薙ぎ払った。
「何をしたんだ」
そう疑問に思っている間にも、霧は、俺達に当たる。
だが。
「何もない?」
「ほぅ、これはこれは」
それと共に、ブラッドスタークは笑みを浮かべる。
「アサルトスコーピオン、その能力は、スティングスコーピオンの毒生成を極限まで上げている」
「毒性生を極限まで?だとしたら、この解毒は一体、どう説明するんだぁ?」
「その毒と相殺出来る毒を造り出して、広げた」
「ほぅつまりは」
「俺の前では、どんな毒も無意味だ」
そう告げると同時、滅は、その手に握っていた斧を投げる。
それと共に、斧が変形する。
その形は、斧から銃に。
銃に変形した銃を、そのまま、腰にあるプログライズキーを翳す。
『"Progrise key confirmed. Ready for buster."』
鳴り響いた音声と共に、真っ直ぐと、銃口をブラッドスタークに定める。
そして、引き金を引いた瞬間、光弾が撃ち出される。
それは、まさしく、蠍の尻尾を打ち込むように。
それは一直線に進み、ブラッドスタークへと迫る。
しかし、それを前にしても、ブラッドスタークは動じる事なく、先程捨てた銃を構えて、引き金を引く。
二つの攻撃がぶつかり合い、爆発が生じる中、その煙を突き破るようにして飛び出してきたのは一つの影。
滅であった。
しかも、その手には既に変形しており、そのまま、ブラッドスタークに向けて振り下ろす。
「なるほど、確かに強いな」
ブラッドスタークが、構えた瞬間。
滅に、別の攻撃が襲い掛かった。
「だけど、こっちにも同士がいるんだぜぇ」
その言葉と共に現れたのは、あの時、襲い掛かった奴らが、そこに揃っていた。
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王