サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
新たに現れた2人。
それに対して、滅は、既に構えていた。
それは勿論、その場にいる全員が。
「おいおい、何を邪魔してくれているんだよ?せっかく楽しくなってきた所に」
「五月蠅い奴じゃなぁ、こっちだって手を出すつもりはなかった。むしろ、あっちにいる奴と戦いたいぐらいだ」
「だが、それは出来なくなった」
「はいはい、夏休みは終わりってか、社畜はつらいねぇ」
その言葉と共に、ブラッドスタークは、その手に持つ片手剣をこちらに向けた。
「そういう事だ、こちらとしてはお前と戦いたい所だったが、ボスに呼び出されたからな、ここで失礼するよ」
「行かせるとでも?」
「行かせてくれると思うぜぇ、こいつらが相手だと」
同時に、周囲を見渡す。
そこに立っていたのは、あの時の骨の騎士。
それだけではない。
「竜牙兵にスケルトン。そして」
それと共に、見つめた先。
その隣にいたのは、魔術師のフードを被っている者。
そこから明らかになったドラゴンの顔。
「おいおい、まさか暴走している。いや、わざと暴走させて、魔力を増強させているのか」
「暴走?」
アザゼル先生のその言葉に対して、俺達は耳を傾ける。
「奴の手、おそらくは龍の手、お前の持つ赤龍帝の籠手と似ているとされた神器であるのは、知っているな」
「あぁ、けど、あれって」
「おそらくは封印されていた龍の魂を融合させた。いわば、ドラゴニュートだ」
「さすがはアザゼル。俺の状態を瞬時に把握しているとはな」
「こいつらはこいつらで厄介だな、本当に、帝国の駒の奴らはどういう奴の集まりなんだ」
そう、警戒している最中で、俺は前に出る。
「ブラッドスタークだったか?」
「なんだ、王国側の王様さんよぉ」
「お前達の目的はなんだ?」
そう、問いかけた。
「それは、俺達全体での事か?」
「それも気になるな、けど、それを素直に話すか?」
「まぁ、話さないだろうな、ならば、なんだ?」
「各々の目的だな」
そう、見つめる。
「わしは別に、ただ、今はそこにいる奴を殺して、最強だと証明する事だなぁ」
「俺は魔術の探求、龍はそれに近いと考えている」
岡田とリザード。
その言葉には嘘はない。
ただ。
「俺は堕天使ハーフとして生まれ家族を殺され復讐のために改造手術を受けた哀れな小市民だよぉ」
そう、ブラッドスタークが呟く。
それは、そこにいるリアス先輩と兵藤先輩、それに塔城先輩は反応するが。
「嘘だな」「ほぅ」
俺は、ブラッドスタークを見つめる。
「なぜ、そう言える?」
「直感」
俺は、そう答える。
それに対して、その場にいた滅、絶花、そしてなぜか大猫さん以外は全員がこけそうになった。
「おいおい、幾ら何でも直感で決められたら困るねぇ、なぜそう確信して言えるんだ?」
「色んな奴と会ったからな。色んな奴と出会って、色んな嘘を見た。そして、お前は、それらと違う何かを企んでいる。そう、直感が囁いたんだよ」
そう告げた時だった。
「ぷっ、マジかよ、本当に、お前、面白いなぁ」
「それは、どっちの意味でだ」
ブラッドスタークに尋ねると。
「正解という意味でな、これは、これから面白くなりそうだなぁ」
その言葉と共に、周辺にいた奴らが襲い掛かってきた。
「お前達と戦えるの、また楽しみにしているぜ」
そう、奴らはそこから消えていった。
次回の王は
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妖怪王
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幻想王