サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
ブラッドスターク達がいなくなり、周辺にいた奴らも全てが片付いた。
このまま、無事に終われば良いけど、未だに終わっていない1件があった。
それは、彼女、大猫を、塔城先輩は見つめる。
「姉様」
「にゃははは、流れで共闘してしまったけど、どうやらここからは互いに敵同士というべきかにゃ」
そうしながら、彼女は構えていた。
「なぜ」
「私達にとっても、あいつらは邪魔だった。だけど、今はいなくなった。ただそれだけにゃ」
その呟きは、どこか寂しそうだった。
同時に、滅は。
「そういう風にやるのは相変わらずの様子だな」
「えっ、滅さんは、知っているんですか!」
すると、滅の態度に、兵藤先輩は驚いた様子で見つめる。
「さぁ、にゃんの事だが」
「この一ヶ月、お前がいるから、こっちは安心して調査を行えたからな」
「その話ぶりからすると、太郎とそこにいる嬢ちゃんも、正体を知っているのか」
そう、アザゼル先生が問いかける。
俺と絶花は、そのまま腕を組むと共に。
「「黒歌だろ」」
「にゃ?!」」
俺の、その一言に、黒歌は驚いたように 目を見開く。
「にゃにゃっ、確かに私の名前は黒歌だけど、果たして同一の奴かどうか分からないだろにゃ」
「いやぁ、寝る時の姿勢だったり」「猫の時の無意識の仕草とか」
「「それこそ、旅の道中で、ふと気づいたからな」」
「にゃぁぁぁぁ!!」
俺と絶花の言葉を聞いて、黒歌は赤くなった顔を手で隠した。
「これは一体」
「たぶんだけど、ここに来る前、俺の家で飼っていた野良猫がいたんだけど、その時の野良猫が黒歌だったんだよな」
「しかも、名前も一致していて、常に太郎の頭の上に乗っている状態で一緒にいたからね」
「・・・それって、つまりずっと頭にあの美人がいる状態で「当て身」ぎゃふん!」
とんでもない事を言いそうになった兵藤先輩に対して、絶花は素早い手刀で気絶させた。
「とにかく、黒歌、お前、今は何をやっているんだ?」
「・・・まぁ、禍の団の一員になっているにゃ」
「禍の団」
それに対して、リアス先輩は警戒している様子。
「・・・何時から?」
「・・・正直に言えば、太郎が駒王街に来る少し前よ」
「そっか、つまりお前が急にいなくなる前か、それ以前は入っていなかったのか」
「はぐれ悪魔は狙われる。だから、それ以上いたらにゃ」
「姉様」
その言葉に対して、黒歌は寂しそうに言う。
「だから、ここでお別れだにゃ、この一ヶ月は、懐かしくて、楽しかったにゃ」
「そうか、楽しかったか、という事で、滅」
「了解した」「にゃぁ?!」
とりあえず、俺は滅に命令すると、そのまま黒歌を拘束する。
次回の王は
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妖怪王
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