サムライガールの幼馴染みは王様を目指す 作:ボルメテウスさん
「だって、そうだろ、言っては悪いけど、その時は赤の他人であるはずの黒歌と塔城先輩。2人を保護する理由なんて、その悪魔にはなかったはずだ」
「それは、確かにそうだけど」
「それこそ、出会ったのは偶然なのか?それに、その殺された上級悪魔ってのは一体誰なんだ?」
「確か、「元72柱」ナベリウス分家出身の上級悪魔だったはず」
「それ以外は」
「そうね、それ以外は、あまり」
「なるほどな、黒歌、確認したいが、その上級悪魔を殺したのは本当だな」
「・・・嘘をついても仕方ないにゃ、本当だにゃ」
「そうか、だったら」
俺は、そのまま滅の方に目を向ける。
「既に調べているんだろ」
「あぁ、勿論だ」
「えっ」
その言葉に、驚きを隠せない様子だった。
「お前、まさかずっと調べていたのは」
「黒歌が同行している以上は、太郎に危険はない。ならば、こちらも調べるだけの時間は取れた」
「えっ、お前、太郎の襲撃を調べていたんじゃ」
「調べていたのは間違いではない。だが、より正確に言えば、それを行ったと思われる奴らだ。調べるには苦労したが、幸い、協力者は多数いるからな」
「多数って、一体」
その言葉と共に、滅は口を開く。
「アジュカ・ベルゼブブだ」
「えっ、魔王様が!?」
その言葉には、驚きを隠せなかった。
「こりゃまた大物だな」
「まぁ、元々、俺達が王国の駒の事を知ったのは、アジュカさんの方から接触があったからな」
「えっ、つまり、以前からの知り合い」
「あぁ、だからこそ、俺の情報収集にも手伝ってくれた」
「それって、俺がコーチしている時にかよ、お前ら、まだまだ色んな伝手があるんじゃないのか」
「まぁ、あるな。そして、この結果は、ある意味、今後も大きく左右される結果だと分かった」
そう、滅が出したのは、資料。
それに対して、アザゼル先生は苦笑いをする。
「おいおい、マジかよ」
その驚きの声に、先程、当て身された兵藤先輩が起き上がった。
「えっ、どうしたんですか」
「見て見ろよ」
そうして、アザゼル先生が渡した資料。
それに対して、兵藤先輩達は首を傾げながら見る。
「えっと、なんか名前が結構あるようだけど、この人達って」
「・・・なぜ、この方達の名前が」
「部長、その知っているんですか?」
「あなたも覚えているはずよ、ソーナの、夢を笑った上級悪魔と言えば分かるかしら」
「なっ」
「ほぅ、夢を笑った」
それは、聞き捨てならないな。
「それで、こいつらは一体?」
「裏で禍の団と繋がっている奴らだ。本来、黒歌と関係しているだろうネビロス家だけのつもりが、禍の団の旧魔王派と繋がっている事もついでに突き止めた」
「ついでにって」
「けど、お前らから見て、そう言われたら、納得するか」
それに対して、兵藤先輩達は。
「ある意味、いや、そういう意味だったら、なんか納得しそうな笑い方をしていた」
「イッセー、偏見は良くないわっと、本当は咎めたいけど、これが真実だとしたら」
すると2人共、かなり怒っている様子だ。
「さて、少し、話し合いをするか」
次回の王は
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妖怪王
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機械王
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怪獣王
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幻想王